アウトリガー
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[編集] 補助具
脚の障害が重いクラスでストックの代わりに使用される。先端に小さなスキーがついており、グリップ(にぎり)部分につけられた紐で角度を自在に調節できる。
歩行等の際に杖としての使用も可能なようにできている。
[編集] 車両
アウトリガーとは、クレーン車や高所作業車、コンクリートポンプ車などでアームを伸ばしたり物を吊ったりする際に、車体横に張り出して接地させることで車体を安定させる装置である。
重心位置が大きく移動するこれらの車両で、サスペンションスプリングやタイヤのたわみによる動揺を排除し、実質的な底辺長を増す目的で使用される。真横に張り出すものが多いが、X字になるように展開させるものもある。なお走行装置が無限軌道であるタイプのクレーン車にはアウトリガーはない。
作業時はアーム(ブーム)の伸長前に、しっかり張り出して車体が水平になるように固定する。横方向への引き出しは手動または油圧などの動力だが、多くの場合、接地させるための上下動作は動力である。転倒事故防止のため、これらの機械や車両の作業時にはアウトリガーを必ず展開しなければならない。 [1]
軟弱地盤での作業や、アウトリガーに大きな荷重が掛かることが予想される場合、接地面積を増し、面圧を下げ、地面の陥没を防ぐために鋼板を敷く必要がある。
殆どのアウトリガーを装備したクレーン車両では、アウトリガーを展開させないと油圧がアーム部分に掛からず、操作レバーを操作しても大半の操作が出来ない安全装置(フェイルセーフ・フールプルーフ機構)を搭載したものが多い。