らくらくホン
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らくらくホンは、NTTドコモの携帯電話端末製品のブランド名であり、そのシリーズ名である。
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[編集] 概要
らくらくホンは、携帯初心者および50代以上の高齢者層をターゲットに見据えた携帯電話端末シリーズである。万人に使いやすいようにと人間工学に基づき設計されたデザイン(ユニバーサルデザイン)・装備・機能が特徴である。
具体的には、機能を基本的なもののみに絞り、ディスプレイやボタン(キー)の文字サイズを大きくするなどしている。また、他の機種・キャリアにはない装備や機能として、受話音量を調節するダイヤルスイッチ(ボリューム)、歩数計機能、メニューやメールなどの文章読み上げ機能がある。視覚障害者からの期待や需要も高まっており、殆どの操作を読み上げる機能が他社の機種にないためほぼ独占状態である。
[編集] 歴史
らくらくホンは松下通信工業(現パナソニック モバイルコミュニケーションズ)が初代製品の開発を手がけ、その後は富士通によって一年ごとにモデルチェンジが行われている。iモードへの対応、形状をフリップ式から折りたたみ式へ移行、movaからFOMAへ移行、カメラの搭載など、代を重ねる毎に機能を拡充させていった。
そうして多機能化されたらくらくホンは、当初の開発コンセプトからやや逸した状態にある。そんな中、機能を音声端末のみに絞ったツーカーSが発売され好評を得ているという事実は、らくらくホンシリーズを再び基本に立ち戻らせた。そうして誕生したのが、三菱電機によって開発されたシンプルな端末、らくらくホン シンプルであった。
- 1999年10月27日: らくらくホンシリーズの初代製品 P601es(mova)が発売。
- 2001年9月1日: らくらくホンII(mova)が発売。
- 2002年9月6日: らくらくホンIIS(mova)が発売。
- 2003年9月5日: らくらくホンIII(mova)が発売。
- 2004年9月4日: FOMAらくらくホン が発売。
- 2005年7月: らくらくホンシリーズの累計販売台数が全国で553万台を突破
- 2005年8月19日: FOMAらくらくホンII が発売。らくらくiメニューが開設。
- 2005年12月16日: らくらくホンシンプル(FOMA)が発売。
- 2006年9月1日: FOMAらくらくホンIII が発売。
- 2007年4月13日: らくらくホンベーシック(FOMA)が発売。
- 2007年4月22日: らくらくホンシリーズの累計販売台数が全国で1000万台を突破。[1]
- 2007年8月17日: らくらくホンIV(FOMA)が発売。
- 2008年4月14日: らくらくホンプレミアム(FOMA)が発売。
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- 補足、movaで発売された全機種の愛称にはmovaは入らない。また、FOMAで発売されたらくらくホン シンプル、らくらくホン ベーシック、らくらくホンIV、らくらくホンプレミアムの愛称にもFOMAは入らない。
[編集] 製品
- P601es(らくらくホン)
- らくらくホンII(mova F671i)
- らくらくホンIIS(mova F671iS)
- らくらくホンIII(mova F672i)
- FOMAらくらくホン(FOMA F880iES)
- FOMAらくらくホンII(FOMA F881iES)
- らくらくホンシンプル(FOMA D880SS)
- FOMAらくらくホンIII(FOMA F882iES)
- らくらくホンベーシック(FOMA F883i)
- らくらくホンIV(FOMA F883iES)
- らくらくホンプレミアム(FOMA F884i)
- らくらくホンベーシックS(FOMA F883iS)
- らくらくホンIVS(FOMA F883iESS)
[編集] らくらくiメニュー
らくらくiメニュー(らくらくアイメニュー)は、らくらくホン専用のiメニュー。 2005年8月19日に開設したサービス。 NTTドコモがターゲットである高齢者層のiモード利用を促すべく、その層の好みとするジャンルを厳選して提供しているもの。
[編集] 参考文献
- NTTドコモ「みんなに使いやすいケータイ『らくらくホン』シリーズについて」『NTTドコモレポート』 No. 30、2005年8月9日
[編集] 関連項目
- SoftBank 821T
- DOLCE
- ツーカーS
- 簡単ケータイ
- シンプルフォン