みずいろ
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みずいろ | |
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対応機種 | Windows95/98/Me(2005年の再販版のみXP対応) ドリームキャスト プレイステーション2 |
発売元 | ねこねこソフト(PC) NECインターチャネル(DC、PS2) |
発売日 | 2001年4月13日(PC) 2002年3月7日(DC) 2002年5月31日(PC再販) 2002年12月26日(PS2) 2004年12月22日(PS2廉価版) 2005年11月15日(PC再販) |
価格 | 8,800円(PC) 5,800円(PC再販) 6,800円(DC通常版) 7,800円(DC限定版) 7,200円(PS2) 2,900円(PS2廉価版) |
ジャンル | 恋愛アドベンチャーゲーム |
レイティング | 18禁(PC) 全年齢対象(DC,PS2) CERO12(PS2廉価版) |
キャラクター名設定 | 可(名字は固定) |
エンディング数 | 5(PC) 7(DC、PS2) |
セーブファイル数 | 20 |
エンジン | NScripter(PC) |
メディア | CD-ROM3枚(PC) GD-ROM1枚(DC) DVD-ROM1枚(PC再販、PS2) |
画面サイズ | 640×480 |
BGMフォーマット | CD-DA(PC) WAVE(PC再販) |
キャラクターボイス | ヒロイン及び一部女性キャラのみフルボイス |
CGモード | あり |
音楽モード | あり |
回想モード | あり |
メッセージスキップ | 全文(DC,PS2)、既読 |
オートモード | あり |
備考 | (同梱物) PC初回版:ねこ缶3 PC通常版:マウスパッド DC限定版:オリジナルテレカ、ねこ缶DC味 |
『みずいろ』は2001年4月13日にねこねこソフトから発売されたWindows用アダルトゲームである。また2002年と2005年にはパッケージ及びメディアをDVD-ROM仕様に変更して再販されている。
後にNECインターチャネルから、2002年3月7日にはドリームキャスト版が、同年12月26日にはプレイステーション2版がそれぞれ発売され、2004年12月22日にはPS2ベスト版が発売された。
またOVA(18禁版と全年齢版の2種類)及びドラマCDも発売されている(後述)。
キャッチフレーズは「離れえぬよう、流されぬよう、ぎゅっと・・・」
目次 |
[編集] ゲームストーリー
- 海沿いの小さな街で繰り広げられる、優しいストーリー。
- ドジでぽんこつな幼なじみ、出来の良い義妹、ケンカ友達のクラスメイト…「ギャルゲー」ではお馴染みのシチュエーションが、笑いあり・涙ありの物語で展開される。
[編集] 基本システム
- タイトルの通り、みずいろにまつわるエピソードをノベル形式で収録。
- 最初に主人公たちの子供時代を描いた過去パートがあり、そこで出現するヒロインたちにまつわる選択肢の結果によって各シナリオ(現在パート)に分岐する(過去パートに登場しないヒロインもいる)。
- 日常描写やストーリー展開は中だるみや、退屈な場面が多く所謂「まったり系」ではあるが、反面、死や悲しい離別をテーマにしていないので「読後感」が良いとの評が多い。
- 壊滅的なNG選択は無く、文字通りノベル感覚で進行するが、日和、雪希ルートにおいて(この2つは確認済。他は要確認)、本編の選択肢によっては後日談が始まらない、いわゆるバッドエンドが存在する(最初のスタッフロールが流れた後、メニュー画面へ戻ってしまう)。
- 日和ルートのみ、他のヒロインとオープニングが若干異なっている。
[編集] 不具合
PC初回プレス版では、ゲームをアンインストールする際、インストールしたディレクトリによってはハードディスクが初期化されてしまうという深刻なバグが報告されている(メーカーの公式サイトで修正差分が提供されている)。
[編集] コンシューマ版との違い
[編集] PC版
- 各ヒロイン毎に1つ、合計5つのエンディングが存在する。
- 18禁仕様の為、各ヒロイン毎にHシーンが2つ(Afterえちぃ Storyを含む)存在する。
[編集] コンシューマ版
- 日和は2つ、それ以外の各ヒロイン毎に1つ、合計7つのエンディングが存在する。
- 日和シナリオのみ、日和ルート(PC版と同一)と新ぽんこつルート(通称:新ぽんルート)の2種類が存在する。
- 全年齢対象(PS2ベスト版ではCERO12)の為、Hシーンが削除され、代わりに新イベント及び新CGが追加されている。
- 選択肢アイコンが追加され、ヒロインアイコンの表情の変化により、ヒロインルート及び選択肢の重要性が判断できる。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
[編集] 主な登場人物
声優表記はPC版/DC・PS2・OVA版の順。
- 片瀬 健二(かたせ けんじ) 声:高橋あきお(ドラマCD)/喜安浩平(OVA)
- 主人公(名前及びあだ名の変更可能)。身長175cm。
- 根は優しいのだが、女の子にはついいろいろひどいことをしてしまう。ゴーイングマイウェイな性格。
- 片瀬 雪希(かたせ ゆき) 声:綾川りの/綾川りの
- 素直で素直で素直な主人公の義妹。
- 家事全般を笑顔でこなす健気な少女(「新ぽんルート」では料理が苦手な設定)。
- カーキ色のショートヘアー。黄色いリボンでまとめている。瞳は青。
- 5月7日生まれ。血液型はA型。身長151cm。スリーサイズはB80/W56/H81。
- 別名「マイシスター」。エロゲ界シスコン対象キャラの代名詞。
- ねこねこソフトの看板的なキャラクターであり、以後の同社ゲームソフトの大半にオマケとして彼女と義兄とのHシーンが収録されていた程である。
- 日和(まじかる☆ひよりん)に魔法少女の衣装を用意させられ、「魔法少女まじかる☆雪希ちゃん」として登場することもある。
- 早坂 日和(はやさか ひより) 声:籐野らん/後藤邑子
- あたふたおろおろ標準装備のぽんこつさん。
- 主人公のへっぽこな幼馴染。すぐ泣きすぐ笑いすぐこける。
- 雪希とは姉妹の様に仲が良いが、主人公をめぐり微妙な三角関係を形成。
- コンシューマ版では、訳あって片瀬家で主人公兄妹と一緒に暮らす「新ぽんルート」(新ぽんこつの意味)が追加されている。料理は上手くなっているがやはりぽんこつさん。
- ピンクのロングヘアー。「新ぽんルート」のみリボンで束ねている。瞳は青。
- 日和ルートとそれ以外のルートではキャラクターの位置付けが若干異なっている。日和ルートでは幼い頃に引っ越しているが、それ以外のルートでは引っ越していない。
- 4月23日生まれ。血液型はO型。身長160cm。スリーサイズはB87/W58/H85。
- なぜか「日和先生」と呼ばれることが多い。またおかえしCDでは「魔法少女まじかる☆ひよりん」として活躍。
- ぽんこつ王家の方。
- 日和ルートをクリアすると、タイトル画面のメニューが追加され、ショートストーリーがプレイ可能(一部のみ音声あり)。
- 小野崎 清香(おのさき きよか) 声:上本のぞみ/河本明子
- 主人公の幼馴染で同級生、口喧嘩友達。チビっ子で、巨大リボン装着。
- 毎年冬になると砂絵作成に没頭するが、何故か完成させた事がない。
- 優しく見守る母親に何故か辛くあたり、それを主人公に注意されるが…。いわゆる「ツンデレ」系である。
- 金色のロングヘアー。白い巨大リボンでポニーテールにしているが、途中で2つに分かれている。瞳は青。
- 10月23日生まれ。血液型はA型。身長147cm。スリーサイズはB78/W55/H79。
- あまりに個性的なリボンのため「巨大タケコプター」「サテライトキャノン」「巨大パラボラ」などと呼ばれることも。
- 清香のファンは「キヨカスキー」と自称することが多い(注:ドリームキャスト版のおまけ「探偵・片瀬健三郎」に、清香によく似た「キヨカスキー」というキャラクターが登場する)。
- 神津 麻美(こうづ あさみ) 声:堀奈生/佐久間紅美
- 主人公の上級生。人智を超えたのんびり屋。混雑する学食で食事をするのが夢。
- 餅が大好きで「餅をあげる」と言えば、たいてい言うことを聞いてくれる。うどんは必ず力うどん。
- ほんわか天然だが、猫にまつわる悲しいトラウマを持つ。
- おかえしCD3では、まじかる☆ひよりんの魔法で3倍の速度と、明るい性格を獲得した。
- 黒のロングヘアー。頭の右前で白い布と赤いリボンで一束をまとめている。瞳はブラウン。
- 8月3日生まれ。血液型はB型。身長167cm。スリーサイズはB92/W60/H87。
- 進藤 むつき(しんどう むつき) 声:奥森香由/吉住梢
- 攻略キャラとなるかサブキャラとなるかで性格が180度反転するという、前例のないユニークな設定を持つ(類似した設定のキャラには、後に同じくねこねこソフトが出した『ラムネ』に登場する友坂鈴夏と佐倉裕美がいる)。
- 過去パートでは双子の姉妹として登場。顔はそっくりだが性格は正反対で、姉のむつきは大人しく妹は活発。妹は本編では名前が無かったが、後にさつきの名が与えられた(#備考を参照)。
- 「進藤ルート」では、主人公の幼馴染で下級生。主人公への想いを胸に秘めた健気な少女で、通称「おとな進藤」。初恋の相手と再びめぐり合えて大喜びの主人公だが進藤には秘密が…。
- それ以外のルートでは、雪希のクラスメイト。「進藤ルート」とはうって変わりにぎやかでアクティブなキャラとして描かれており、通称「やかま進藤」。主人公の攻撃(チョップ)で、ほぼ毎日涅槃行き。また、まじかる☆ひよりんが登場すると、落ちとして最後に攻撃されてしまう。サブキャラ時の活躍・インパクトは主役・ヒロインを喰う。ハイテンションなマシンガントークは「夏はマシンガン」「冬もマシンガン」という歌にまでなった。なお、おかえしCD3でやかま進藤の攻略ができるようになった。その時に初めて本人がきちんと「進藤さつき」という名前であると名乗っている。同時に、本物の進藤むつきと健二も再会を果たした。ちなみに、本物の進藤むつきは普段は全寮制の女子校に通っている。
- コンシューマ版の「新ぽんルート」では「やかま」と「おとな」の中間ぐらいのごく普通の女の子として登場している。
- ドラマCD内でまじかる☆ひよりんによって「魔法少女まじかる☆シンドリッタ」にさせられたこともある。そのためか、進藤のことをさすのに「シンドリッタ」と呼ばれることも。
- やかま進藤は、ねこねこソフトの宣伝担当と言ってもいいほどあちこちに顔を出している。他作品のおまけや、おかえしCD等への出演数もトップ級。ファンサイトはおろか、オフィシャルでさえ単に「進藤」というとやかま進藤を指すように。
- ねこねこソフトの人気投票ではおとな進藤、やかま進藤まとめて「進藤さん」として集計。みずいろ発売直後の第二回投票ではみずいろヒロイン最下位の5位に終わったが、第三回投票では上記のやかま進藤大活躍により1位の座を勝ち取った。勢いはとまらず、第四回投票でも再度1位の座を勝ち取り、人気キャラクターであることを示した。
- 青いショートヘアー。おとな進藤は、赤いリボンでカチューシャ風にまとめている。やかま進藤は、特にまとめてはいない。瞳は赤。
- 8月14日生まれ。血液型はAB型。身長159cm。スリーサイズはB84/W57/H83。
- 石川 冬佳(いしかわ ふゆか) 声:(登場なし)/根谷美智子
- コンシューマ版での追加ヒロイン。ファンからは『銀色』の夕奈(ねーちん)との類似性から「偽ねーちん」とも呼ばれる。
- 主人公の家庭教師となった大学生一年生。落ち着いた物腰で論理的な思考を振りかざす。厳しい物言いは時として嫌われやすいが、本人はあまり周囲の目を気にしていない。
- トラウマにより、他人を信じられない性格に。
- 栗色のロングヘアー。左右から一束ずつ後ろで合わせてまとめている。瞳は赤。
- 1月14日生まれ。血液型はAB型。身長164cm。スリーサイズはB85/W56/H84。
- 小野崎ゆかり(おのさき ゆかり) 声:表記なし/永見はるか
- 小野崎清香の母親(清香ママ)。PC版では「母親」としか表記されなかったが、コンシューマ版では「小野崎ゆかり」と名付けられた。清香との関係が上手くいっていないが、それにはある理由が…。見た目が凄く若い。
[編集] 備考
- 「進藤むつき」の妹の名前は当初考慮されていなかったが、ファンが開設した進藤FCサイトで行われた投票案の中から“さつき”の名前が公認された(公式ビジュアルファンブックのスタッフインタビューによる)。「進藤さつき」の名前は公式ビジュアルファンブックの書き下ろしショート小説で最初に使用され、パラダイムノベルズの『みずいろ』ノベライズ版でも使用されている。
- 清香ママこと「小野崎ゆかり」の名前は初期設定で存在していたが(公式ビジュアルファンブックのスタッフインタビューによる)、PC版では未使用。パラダイムノベルズの『みずいろ』ノベライズ版、移植されたコンシューマ版では正式に採用されている。
[編集] 派生キャラクター
ねこねこソフトの代表作ともいえる本作品に登場したキャラクターは、後のねこねこソフト作品中においてアレンジされて登場している。
- まじかる☆ひよりん
- 早坂日和が魔法少女に変身(自称)した姿。「困った、困った」と言っていると、どこからともなく「お困りですか~?」と言いつつ出現する。
- 本人は魔法少女として困った人を助けるつもりなのだが、あまり魔法が使えないばかりか、かえって相手を困らせる結果になる。
- 魔法の呪文は「ぴんぷるぱんぷる ろりぽっぷん まじかる まじかる るんらら~ そ~れ、にゃう~ん」である。
- なお類似のキャラクターとして、まじかる☆雪希ちゃん(片瀬雪希)・まじかる☆シンドリッタ(やかま進藤)もいる。雪希ちゃんは魔法の力を使うが、シンドリッタは体を張って問題を解決しようとする。
- 師匠としてまじかる☆ガンダルフ(16才)がいる。しかしながら、ガンダルフはスタッフルームなどに登場するのみでひよりんと直接絡んだことはない。
- さらに麻雀では、『ラムネ』の近衛七海に魔法少女の素質があることが判明、まじかる☆ナナミーの姿が見られる。
- メカ進藤
- やかま進藤を模した、手乗りサイズのメカ。マッサージ機能つき。ねこねこソフトのサイトの4コマ漫画の「諸葛瑾」にて初登場。
- ソフトバンク地下300mの秘密工場で作られているという。
- ひよりん部長
- 「まじかる☆ひよりん」をデフォルメしたぬいぐるみ。販売促進やコミケなどのイベントに登場し、汚れるとエステに行く(クリーニングに出される)。コットンソフトと『せいやん・YURIAの 美少女ゲームは嫌い♥』のイベントにも登場している。UFOキャッチャー人形サイズの「ひよりん秘書」もいる。
- 偽部長と呼ばれる、ひよりん部長そっくりだが目つきが悪いぬいぐるみも後になって登場した。ひよりん部長と同じく販売促進やコミケなどのイベントに登場したが、ねこねこソフトとしての最後のコミケであるコミックマーケット70でお嫁に行った(一般参加の女性にプレゼントされた)ため、コットンソフト等のイベントには登場していない。
[編集] 主題歌
[編集] PC版
- 主題歌「みずいろ」
- 挿入歌「ごめんね・・」
- 作詞:片岡とも
- 作曲:河辺建宏
- 歌:佐藤裕美
[編集] コンシューマ版
- 主題歌「みずいろ」
- 作詞:片岡とも
- 作曲/編曲:河辺健宏
- ヴォーカル:佐藤裕美
- 挿入歌「Smile」
- 作詞:東トナタ
- 作曲/編曲:河辺健宏
- ヴォーカル:佐藤裕美
[編集] スタッフ
PC版に準拠
- 原画:秋乃武彦、ねこにゃん、綾瀬悠、葵渚
- シナリオ:片岡とも(日和)、米村順一
- 音楽:CATS、リメイン、SoundUnion(ebi)
- プログラム:高橋直樹
- スクリプト:ぶぐつ(ぶぐつの部屋)、高嶋栄二
- ディレクター:片岡とも
- プロデューサー:せいやん
[編集] おまけ
[編集] PC版
各ヒロインをクリアすると、おまけの「After Story」にある「Afterえちぃ Story」の該当ヒロインCGがモノクロからカラーに変化して、アフターストーリーが選択出来るようになる。また「After Story」にある「OMAKE Story」にタイトルが表示され、おまけストーリーが選択出来るようになる。
おまけストーリーを1つクリアする毎に、次のおまけタイトルが追加される。表示されるタイトルは下記の通り。但し最後の1つは雪希のアフターストーリーをクリアしないと表示されない。
- スピードワンボックス財団
- 『 ジョジョの奇妙な冒険』のパロディ。荒木飛呂彦風のキャラクターが登場する。父の経営する喫茶店「スピードワンボックス」でバイトに励む、幽波紋使い・篠崎(ジョンスタァ)あやめのショートストーリー。音声なし。
- 湯けむりOL旅情はぐれグルメ三毛猫家政婦は見た殺人事件
- 『ポートピア連続殺人事件』のパロディゲーム。ファミコン版の画面及び効果音をほぼ忠実に再現している。テキストはひらがな及びカタカナのみを使用。音声なし。
- 白2
- ショートストーリー。朝、日和と会話する主人公。自販機で購入したジュースのお釣りで会話が弾むが…。タイトルの意味はシナリオを最後まで進めると判明する。ヒロインのみ音声あり。
- 哭きのユキえもん
- ショートストーリー。麻雀で先輩と進藤に大負けしたひよりんが、雪希えもんを連れて再戦する。一部音声あり。
- エリコ ○6才
- 雪希ルートのアフターストーリー続編。タイトルをクリックすると現れる「ムーンゲート」を選択する事によりプレイする。エリ子○6才シリーズ「『エリ子○6才(主演)』~初めてのエプロン~」のビデオを主人公に騙されて見せられた雪希が裸エプロンでエッチする。音声なし。
[編集] おかえしCD
PC版『みずいろ』のアンケートハガキを送付したユーザーに対し、ねこねこソフトから各種コンテンツが収録されたCD-ROMが送付された。下記2種類が存在する。現在入手不可能。
[編集] みずいろおかえしCD その1
最初に送付されたCD-ROM。CD-ROMのレーベルには「みずいろおかえしCDの巻」とあるが、プログラムタイトル及びバージョン情報では「いつもありがとうCD みずいろの巻」となっている。コピーライトはねこねこ(はやぶさのけん)ソフト。収録内容は下記の通り。
- せつめい
- 雪希による、CD収録の差分ファイルの説明。『みずいろ』、『銀色』、『White ~セツナサのカケラ~』の3種についてゲーム画面に準じた形式で表示する。音声なし。
- はなくまちょう
- 正式名称「ながいたいとるでよみにくいだろうけどがんばってよむんださつじんじけん」。『みずいろ』のおまけストーリー「湯けむりOL旅情はぐれグルメ三毛猫家政婦は見た殺人事件」と同様の内容だが、より理不尽なシナリオになっている。
- 野武士
- ねこねこソフトのウェブサイトに掲載されていた4コマ漫画を再収録したもの。不足分あり。
- ほりーゆーじを倒せ
- 『ドラゴンクエストII』のパロディゲーム。フィールド画面はファミコン版に準じ、サウンド及び効果音もそれらしく再現している。戦闘画面のみ、一部音声あり。
- 水色の土曜日
- 日和ルートのアフターストーリー。日和と健二が遊園地でデートする模様を描く。ヒロインのみ音声あり。
- ユキちゃん○6才
- 雪希ルートのアナザーストーリー。エリ子○6才シリーズのレアアイテム「エリにょ○6才!」のビデオを健二に騙されて見せられた雪希が「デジにょ」コスプレにさせられてエッチする。ヒロインのみ音声あり。
※メニューには表示されていないが、日和の壁紙2種、進藤の壁紙1種、及び『銀色』のMADが収録されている。
[編集] みずいろおかえしCD その2
「その1」が在庫切れになった後、送付されたCD-ROM。「その1」と異なり、アンケートハガキを送れば比較的後年まで入手できた。コピーライトはねこねこ(はかいのつるぎ)ソフト。収録内容は下記の通り。
- かいせつ
- 日和による、CD収録コンテンツの解説。ゲーム画面に準じた形式で表示する。音声あり(何故か棒読み口調)。
- ユキちゃん○6才
- 雪希ルートのアナザーストーリー。エリ子○6才シリーズ中、一際マニアックでレアな「ミニスカ婦警さん2001」のビデオを健二に隠れて見ていた雪希が「ミニスカ」コスプレにさせられてエッチする。ヒロインのみ音声あり。
- ねーちんドラマCD
- 全8話。「ねーちん 前半」4話及び「ねーちん 後半」4話で構成。
- 「ねーちん 前半」- ショッピンクを楽しんでいた健二と雪希。ふと立ち寄った大正風の食堂で、雪希はウェイトレスから「朝奈」と呼ばれて詰問される。
- 「ねーちん 後半」- 「佐々井亭」から逃げ帰った夕食時、健二と雪希の二人で食事を行おうとしていた片瀬家に、雪希を「朝奈」と呼ぶ女性が訪問する。
- 各話タイトル(タイトルとドラマCDの内容には一切関連は無い)
- 第一話 桃源の誓い
- 第二話 虎牢関の戦い
- 第三話 三顧の礼
- 第四話 赤壁の戦い
- 第五話 漢中王劉備
- 第六話 関羽の不覚
- 第七話 孔明南蛮行
- 最終話 五丈原の戦い
※メニューには表示されていないが、雪希の壁紙3種(エキスパート用、アウトロー専用、勇者専用)が収録されている。
[編集] OVA
2002年にピンクパイナップルから発売された18禁版(全2巻)と、2003年にムービックから発売された全年齢版(全2巻)の2種類がある。
18禁版は作品としてのクオリティが思わしくなかったこともあり、ファンの間では「みずいる」という蔑称で呼ばれる程であった。一方で全年齢版は原作の再構成が評価されている。
[編集] 18禁版
- 監督:栗井重紀
- プロデューサー:織賀進
- 脚本:立花ユウ
- キャラクターデザイン:樋渡琴
- 総作画監督:苑江高成
- 音楽:修羅徹
- アニメーション制作:アームス
- オープニング曲「わたしのそらのいろ」
- 作詞:佐藤裕美
- 作曲:上松範康
- 歌:佐藤裕美
- エンディング曲「こころのカケラ」
- 作詞:佐藤裕美
- 作曲:藤間 仁
- 歌:佐藤裕美
[編集] 全年齢版
- 監督:井硲清高
- プロデューサー:中村誠・松永孝之
- 脚本:山口亮太・中村誠
- キャラクターデザイン:倉嶋丈康
- 音楽:村山達哉
- アニメーション制作:OLM
- オープニング曲「空のつづき」
- 作詞:tomo
- 作曲・編曲:西脇辰弥
- 歌:佐藤裕美
- エンディング曲「やさしさの始まる場所」
- 作詞:tomo
- 作曲・編曲:西脇辰弥
- 歌:佐藤裕美
[編集] ドラマCD
- ABSORD MUSIC JAPAN版
PC版の声優陣に加え、片瀬健二役として高橋あきおが起用された。末尾には、声優陣のフリートークつき。
- みずいろ ドラマCD(ABCA-76, 2001年6月27日発売)
- 人格交換もの。日和と進藤、雪希と清香が入れ替わってしまう。
- 日和ボイスでのマシンガントーク、進藤ボイスでのぽんこつ、雪希ボイスでのケンカ口調、清香ボイスでの「お兄ちゃん」等々は、ファンなら必聴である。
- 清香の母親役として橘律花が参加している。
- みずいろ ドラマCD Vol.2(ABCA-85, 2001年11月29日発売)
- ミステリー仕立て。麻美の別荘に招かれ、雷雨の中、古びた別荘に泊まる一同。しかし、到着早々に進藤が、そして麻美が…と殺されていく。さてその意味するものは?
- 恐怖を味わうのは日和だが、それ以上に扱いがひどいのが、実は最初に死体になる進藤。
- 日和役の籐野らんは、フリートークでもいぢめられている。
- ムービック版
こちらはシリアスなストーリーとなっている。雪希、日和メインがそれぞれ1巻ずつ、また雪希・日和・進藤・清香・麻美の、雨にまつわるショートエピソード集が1巻。 各巻とも初回限定版と通常版があり、初回限定版にはボーナストラックとして声優のコメントが収録されている。
- ドラマCD みずいろ 片瀬雪希編(MACP-1011, 2002年12月21日発売)
- ドラマCD みずいろ 早坂日和編(MACP-1012, 2003年1月24日発売)
- ドラマCD みずいろ ショートエピソード・あめのちはれ(MACP-1013, 2003年4月26日発売)
- ねこねこソフト版
コミックマーケット出展時に販売された限定品。
- まじかる☆雪希ちゃん(2002年8月、コミックマーケット62)
- ねこクリスマス(2002年12月、コミックマーケット63)
- まじかる☆シンドリッタ(2003年12月、コミックマーケット65)
[編集] 書籍
[編集] 小説
パラダイムノベルズ(パラダイム刊)から、PC版『みずいろ』のノベライズ小説が出版されている。18禁作品。各ヒロインのシナリオダイジェスト版が、章形式で収録されている。巻頭カラーページ以外の挿絵は描き下ろしイラストを使用。
- 「みずいろ」2001年10月1日 初版第1刷発行 ISBN 4-89490-122-6
- ねこねこソフト/原作、高橋恒星/著、秋乃武彦/画
- ゲーム本編には存在しない、AfterえちぃStoryのサブタイトルが本作品では付けられている。
- 雪希の章「ぶるまぁの囁き」
- 清香の章「すくぅる水着の温もり」
- 進藤の章「はうとぅ本の導き」
- 麻美の章「まっさぁじの効用」
- 日和の章「うずうずのお誘い」
[編集] ファンブック
ソフトバンクパブリッシングから、2001年4月のソフト発売と同時にビジュアルファンブックプレビューが、同年8月には公式ビジュアルファンブックが出版されている。
- みずいろビジュアルファンブックプレビュー
- キャラクター紹介やその他ビジュアル素材を掲載。シートタイプマウスパッド(イラストデザイン:日和&雪希)が添付。
- みずいろ公式ビジュアルファンブック
- A4版サイズ全128ページ、フルカラー(一部モノクロ)。収録内容は下記の通り。なお「進藤さつき」「小野崎ゆかり」の名前が公式に使われている最初の商品である。なお付録CDには清香ママ(小野崎ゆかり)ボイス用差分ファイルが収録されている(CD-ROM版用。PC再販版は該当データ適用済)。
- 「みずいろ公式ビジュアルファンブック」2001年8月31日 初版発行 ISBN 4-7973-1762-0
- ストーリーワークス - 各ヒロイン毎のストーリー紹介、及び書き下ろしショート小説(米村順一/文、土山にう/画)を収録
- ビジュアルワークス - ラフスケッチ、イベント原画、オープニングカット、関連グッズ類のイラスト等を収録
- アンソロジー - イラストアンソロジー集
- みずいろ探偵局 - 制服設定、スタッフインタビュー、ヴォーカル曲の歌詞及び楽譜(スコア)、等を収録
- おまけ
- 「ねこねこオールスターズ」カードゲーム
- 片瀬雪希1/10お着替えセット
- みずいろ公式ビジュアルファンブック 大感謝CD
- 清香ママ声ありバージョン音声パッチデータ(CD-ROM版差分ファイル)
- ボーカル曲(『みずいろ』OPフルVer、『White ~セツナサのカケラ~』ED、『銀色 ~完全版~』OP、『銀色』OP)
- 壁紙集(各ヒロイン毎に1種(雪希のみ3種)、その他1種)
- 没シナリオ&没ボイスデータ(麻美シナリオ版)
- 片瀬雪希1/10お着替えセットデータ(BMPファイル、PSDファイル)
- みずいろたて看板(等身POP)データ(PDFファイル、PSDファイル)
PDFファイルはA4サイズ32枚組(のりしろ付き)で分割収録。カラープリンタで印刷して貼りあわせる事で、店頭たて看板を再現可能。
PSDファイルはAdobe Photoshop用、店頭たて看板で実際に使用されたデータを収録。
[編集] 外部リンク
ねこねこソフト |
White / 銀色 / みずいろ / 朱 / ラムネ / 麻雀 / サナララ / Scarlett |