まじかるハット
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『まじかるハット』は方倉陽二の漫画およびそれを原作としたアニメ作品。
目次 |
[編集] 概要
漫画とアニメの企画が同時進行され、1989年に小学館の学習雑誌やコロコロコミックなどに漫画が掲載、テレビアニメが放送された。単行本はてんとう虫コミックスより全2巻。
ストーリーは主人公の少年ハットが伝説の英雄「まじかるハット」の2代目として、地上征服を企む魔界の怪物ジアークやその息子のコワルと戦いながら、魔界の影響で分断された地上のウソン島を元に戻すためにそれぞれの島を仲間とともに冒険をするというもの。
[編集] 漫画
- 完結していない。
[編集] アニメ
1989年10月18日から1990年7月6日にかけてフジテレビ系(毎週水曜日17時30分~18時、半年後に毎週金曜日16時30分~17時に移動)にて全33話放送された。但し、ローカルセールス扱いのため、テレビ新広島等全く放送しなかった局もある。アニメーションの製作はスタジオぴえろ。オープニング曲の「大丈夫大冒険」と初代エンディング曲「メラ、テンテンキラクラ」は野沢直子が歌っていた。なお、「大丈夫~」の歌詞にも登場する呪文「まじかるかるかれ しうぼのうほま」の一部を逆から読むと「まほうのぼうし」となる。
冒険を題材とした男児向けアニメだが、この手の作品に見られる肉体的な戦闘シーンはほとんどなく、使用できる魔法に何らの制限もない。ストーリーにはギャグ要素がふんだんに盛り込まれているため、むしろ冒険ギャグアニメと言った方がしっくりくる。
番組のスポンサーはセガで、主人公のハットが被っているターバン状の帽子や、作品中に登場するロボット生命体「ペタモ」のモデル等といったおもちゃの他、同社のメガドライブ用ゲームソフト『まじかるハットのぶっとびターボ大冒険』も発売された。
原作漫画には当初は「ペダモ」は登場しなかったが、アニメ化にともない登場している。また当初は「てやんでぇ口調」であったロボッグもアニメでの舌足らず口調であり、これもアニメ化にともない漫画で変更されている。 漫画ではクンチャンさんは古代文字ができ、重要な役割があったが、アニメでは「謎の中国人」的なキャラであった。
[編集] 登場人物
- ハット
- 声‐伊倉一恵
- 本編主人公。伝説の英雄「まじかるハット」の生まれ変わり。
- ホットケン
- 声‐鈴木富子
- アレフ王の息子。
- タウじいさん
- 声‐八奈見乗児
- ハットを導く謎の老人。正体はアレフ王の実弟。
- スピン
- 声‐松井菜桜子
- ある事件で知り合った少女。わがまま娘。
- ロボッグ
- 声‐西原久美子
- フェニックス族の幼生態をベースにタウじいさんが製作した変身ロボット。
- アレフ王
- 声‐笹岡繁蔵
- 魔界の王。ホットケンの父親。
- モランボー
- オワル・ザ・ジアーク
- 声‐内海賢二
- アレフ王と対立する悪人。
- コワル・ザ・ジアーク
- 声‐一龍斎貞友
- オワルの息子。狐顔。スピンに恋しているが、利用されまくっている。
- ドグー
- 声‐茶風林
- 土偶顔のジアーク側の手下。家族が多い。
- CO2
- ハオージュ
- クンチャン
- 声‐亀山助清
[編集] ペタモ獣
- G・コンガー(声:桜井敏治)
- Z・ザウラー
- W・イーグラー
- ギルギニ
- ガーゴイル
- シーゴーレム
[編集] STAFF
- 原作:方倉陽二
- 製作総指揮:布川郁司(ぴえろ)
- 企画プロデューサー:川上大輔(フジテレビ)・嶋村一夫(読売広告社)・本間道幸(ぴえろ)
- シリーズ構成:寺田憲史
- メインキャラクターデザイン:北山真理
- キャラクターデザイン:二宮常雄
- サブデザイン:もりやまゆうじ 三好和也 江口寿志 多田雅治
- 美術監督/設定:西川淳一郎
- カラーデザイン:長島真弓
- 撮影監督:小山信夫
- 編集:森田清次
- 音楽:Edison
- 音響監督:清水勝則
- 効果:野口透(アニメサウンド)
- 録音調整:西澤規夫
- 録音助手:加藤恵美
- 録音スタジオ:整音スタジオ
- 録音制作デスク:森田洋介
- 録音制作:ザックプロモーション
- プロデューサー:立川善久(フジテレビ)・木村京太郎(読売広告社)・鈴木重裕(ぴえろ)
- 監督:鴫野彰
- 製作:フジテレビ・読売広告社・ぴえろ
- 著作:(C)方倉陽二/小学館・フジテレビ・読売広告社・ぴえろ