さいたま市議会
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さいたま市議会(さいたましぎかい)は、埼玉県 さいたま市の市議会。定数64。
2001年のさいたま市発足当初は、合併特例法の規定による在任特例(合併後2年以内に限り新市の議員となることができる)が適用され、合併した浦和市、大宮市、与野市の市議会議員が引き続き新しい市の議員を務め、その定数は102(実際には101だったが、さいたま市長選挙への立候補による辞職議員がいたために100となった)であった。合算すれば最大勢力になる自由民主党の議員は、組織合同がうまく進まず、議会内会派としては四分五裂の状態にあった。
第一回の市議会議員選挙は、統一地方選挙の前半戦のひとつとして、2003年4月に行なわれた。定数は64(地方自治法上の法定定数)に減員された。その内訳は、西区が5 北区が8 大宮区が7 見沼区が9 中央区が5 桜区が6 浦和区が8 南区が10 緑区が6であった。自由民主党は、選挙直後に系列の議員をあわせ、自由民主党・彩政会という会派を創設した。
[編集] 2003年さいたま市議会議員選挙と議会会派
政党・会派名 | 4月選挙時 | 8月時 | 変動理由 |
---|---|---|---|
自由民主党 | 14 | 4 | 彩政会へ8、公職選挙法違反辞職で2 |
自由民主党・彩政会 | - | 22 | 自民党から8、無所属から15、公職選挙法違反辞職で1 |
公明党 | 11 | 11 | なし |
日本共産党 | 8 | 8 | なし |
民主党 | 4 | 3 | さいたま・21へ1 |
市民ネット | - | 3 | 無所属から3 |
さいたま・21 | - | 2 | 民主党から1、無所属から1 |
無所属 | 27 | 9 | 彩政会へ15、市民ネットへ3、さいたま・21へ1、繰上げ当選で1 |
計 | 64 | 62 | 議員辞職により2議席欠 |
[編集] 2007年さいたま市議会議員選挙と議会会派
2007年4月の統一地方選挙によって、さいたま市議会の状況は大きく変化した。
- 自由民主党
自民党は大幅に議席を減らし、現職でも公認を受けた8人が落選し、北区選出で現議長の青木一郎もぎりぎり当選という非常に厳状況となった。
- 民主党
躍進したのが民主党で、北区・西区・大宮区・見沼区・岩槻区・南区・桜区で新人議員が当選した。全ての当選者は1位か2位の上位当選で、新人は衆議院議員枝野幸男の秘書であった池田麻里や、民主党の秘書会長経験者でもある熊谷裕人。そして元岩槻市議の高野秀樹、衆議院議員武正公一の第一秘書を務めた阪本克己、武正の後援会員でもあった三神尊志、衆議院議員高山智司の秘書であった丹羽宝宏であった。 民主党のさいたま市議団の一つであった会派・さいたま21は、民主党に合流し、民主党さいたま市議団として他の民主党議員との統一を図った。これにより民主党さいたま市議団は議席数が10となった。
- 公明党
公明党は1議席減の10議席となり、民主党と同じ第2会派となった。
- 日本共産党
共産党は議席数の変動なく、8議席を維持。
- 無所属の会
- 自治ネット
- 行政研究会
- 無所属
- 自民党の青葉健仁議員がさいたま市議会議長に選出された。