ぐわんげ
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ジャンル | シューティング |
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対応機種 | アーケード[AC] |
開発元 | ケイブ |
発売元 | アトラス |
人数 | 1〜2人 |
メディア | 業務用基板 |
稼働時期 | 1999年 |
ぐわんげはケイブの製作した業務用縦スクロールシューティングゲーム。1999年稼働開始。販売元はアトラス。
目次 |
[編集] 解説
舞台は室町時代となっており、全編和風のイメージで描き出された、ケイブシューティングの中でも異色の作品である。地形が存在する、自機が徒歩で移動、残機制ではなくライフ制を採用するなど、様々な面で他の作品とは一線を画す。
デザインの大部分は井上淳哉が担当している。
[編集] システム
プレイヤーは3人のキャラクターのうちから1人を選び、全6ステージにおいて様々な魔物や兵士と戦う。
一般的な弾幕系シューティングゲームと異なり、自キャラやショットが通過できない地形が存在する。
[編集] 式神
ショットボタンを押しっぱなしにすることで、自キャラの前に式神が出現する。このゲームにおける攻防の要となるシステムである。
- 操作
- 式神はレバーを入力した方向に高速移動する。地形を無視して移動する事が出来る。式神操作中は、自キャラは左右のみにゆっくり移動する事が可能である。縦方向の移動は出来ない。アイテムは式神でも回収する事が出来る。
- 攻撃
- 式神を敵に重ねると、その位置に向かって爆弾を投げ、爆風で敵にダメージを与える。爆弾は地形に遮られない上、威力もショットより高いため、このゲームにおける主力武器といえる。式神が敵に重なっていない状態では、通常より少量のショットを発射する。
- 防御
- 式神を敵弾に重ねると、弾速を一定時間遅くする事が出来る。この時、敵弾はピンク色になる。また、爆風で敵を倒すと、その時にピンク色だった敵弾が消え、銭に変化する。
以上のように非常に強力なシステムであるが、複数のキャラを同時にコントロールしなければならないため、操作の習熟は非常に難しく、製作者をして「免許ゲー」と言わしめたほどだった。
[編集] 八相弾
このゲームにおけるボンバー。地形を貫通する。
そのままでは正面に発射されるが、ボタンを押しながらレバーを倒すことで、発射角度を変えることが出来る。
[編集] 体力ゲージ
ぐわんげでは一般的な残機制ではなく、ゲージによる体力制を採用している。
特徴として、ダメージを受けたときの無敵時間が通常は一瞬しかなく、ゲージの1/3ごとに設けられた区切りを越えるダメージを受けた時点で自キャラがダウンし、長い無敵時間が発生するようになっている。これによって、体力制にありがちな「いつのまにか体力がなくなっていた」という事態を回避している。
体力ゲージは敵から出現するアイテムによって回復する。クリアを優先する場合はスコア稼ぎをしなくてもよい代わりに、アイテムの出現位置や条件を覚える必要がある。
[編集] 銭とスコアシステム
得点稼ぎは主に銭の取得によって行われる。
銭の出現条件は以下のとおり。
- ドクロゲージ(後述)が半分以上のときに敵をショットで倒す
- 敵弾を消す
- ドクロゲージが半分以上、銭カウンタが1000以上のときに、敵にショットを当てる
銭を取得すると、銭カウンタも増える。銭の得点は銭カウンタに比例する。
銭カウンタはダメージを受けると減る以外に、ドクロゲージがなくなると0になる。
ドクロゲージは時間で減少し、敵をショットで倒すか式神を敵に重ね続けると上昇する。また、ボス戦中は減少速度が下がる。
[編集] キャラクター
- シシン(式神:力王)
- 人を襲いその肉を喰らう仮面の狂人。ショットは前方集中型だがレバーを倒した方向に若干傾く。身長192cm、30歳。
- 賀茂源助(式神:麒麟丸)
- 修行中の自由気ままな薬剤師。ショットは広範囲型で地形を貫通するが威力は最も弱い。身長155cm、15歳。
- 柊小雨(式神:八飛車)
- 鬼打ちの家に生まれた巫女。ショットは前方集中型。移動速度が最も速い。身長142cm、17歳。