アトラス (ゲーム会社)
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種類 | 株式会社 | ||
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市場情報 |
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略称 | アトラス | ||
本社所在地 | 東京都新宿区神楽坂4-8 神楽坂プラザビル | ||
設立 | 1986年4月7日 | ||
業種 | その他製品 | ||
売上高 | 178億4,670万円(2005年3月期,連結) | ||
関係する人物 | 猪狩茂(代表取締役社長) | ||
外部リンク | www.atlus.co.jp | ||
株式会社アトラス(かぶしきがいしゃあとらす)は、主にコンピュータゲームを製造、販売している会社。英語表記は「ATLUS」であり、ギリシャ神話の巨人の「Atlas」とはスペルが違う。
目次 |
概要
代表作に『真・女神転生』シリーズ、『グローランサー』シリーズ、『峠MAX』シリーズ、『BUSIN』シリーズ、『九龍妖魔學園紀(開発は別)』などがある。家庭用のゲームメーカーとしてのイメージが強いが、業務用ビデオゲームもリリースしており、自社開発の『豪血寺一族』シリーズ、ケイブの開発した『怒首領蜂』などがある。セガと共同開発したプリントシール機『プリント倶楽部』は「プリクラ」の愛称で親しまれ大ヒットした。また首都圏を中心に、アミューズメント施設の「ムー大陸」、「ゲームパニック」を展開している。業務用の繋がりからか、2006年11月11日よりβテストが開始されたWindows用のMMORPG『女神転生IMAGINE』はケイブが開発・運営している。
公式サイトのあちこちに登場する雪だるまのようなキャラクターは『真・女神転生』に登場した雪の精「ジャックフロスト」。プリント倶楽部にも登場していたことから一時期は女子高生の間では「プリクラ君」と呼ばれていた。同社のマスコットキャラ的な存在と言える。
2006年にはパチスロ・パロットへの進出を発表し、関連会社の株式会社アトムが開発したパチスロ・パロット機の販売を行うとしていたが、実際にはパロットの『CRPカリブの海賊』を市場に投入したのみで巨額の赤字を出す結果に終わり、2007年9月に撤退した。パチスロにおいては和田アキ子をモチーフとしたパチスロ機の開発を完了しており(保通協の型式試験を通過している)、一般発売時の機種名募集も行われたほどであるが[1]、結局これもお蔵入りとなった。
沿革
- 1986年 4月 - コンピュータゲームの開発会社として設立。
- 1987年 9月 - ファミコン用ソフト『デジタル・デビル物語 女神転生』を開発し、ナムコより発売される。
- 1989年12月 - アトラス初の自社ブランドとしてゲームボーイソフト『パズルボーイ』を発売。
- 1992年10月 - シリーズ初のスーパーファミコンソフト『真・女神転生』を発売。
- 1995年 7月 - 業務用として『プリント倶楽部』を販売。
- 1995年12月 - シリーズ初のセガサターンソフト『真・女神転生デビルサマナー』を発売。
- 1996年 9月 - シリーズ初のプレイステーションソフト『女神異聞録ペルソナ』を発売。
- 1997年10月 - ジャスダック証券取引所上場(証券コード:7866)
- 2000年 8月 - 角川書店と資本・業務提携。
- 2003年
- 2月 シリーズ初のプレイステーション2用ソフト『真・女神転生III-NOCTURNE』を発売。
- 角川との提携を解消し、タカラ(現タカラトミー)と資本および業務提携、タカラの連結子会社となる。タカラよりゲームソフトウェア事業を譲渡される。
- 2004年 9月 - 株式会社ビービーエムエフと資本提携し、ビービーエムエフ社の約10%株主となる。
- 2005年 2月 - 株式会社アトラスモバイルを設立。
- 2006年10月30日 - タカラトミーの親会社であるインデックス・ホールディングス社による株式公開買い付けを受け入れる方針を発表。これにより、タカラトミーの連結子会社からインデックス・ホールディングス社の連結子会社となる。
関係者
主要クリエイター
以前在籍していた人物
ATLUS USA
北米の現地法人である「ATLUS.USA」は、『Shin Megami Tensei :Nocturne』などのアトラスのゲームだけでなく、『Disgaea』(日本一ソフトウェア)、『Super Robot Taisen』(バンプレスト)、『Monster Kingdom』(ガイア)など他社のゲームのローカライズも行っている。