かんさい土曜ほっとタイム
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かんさい土曜ほっとタイムはNHK大阪放送局製作のNHKラジオ第1放送の全国放送番組である。2004年4月から開始。
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[編集] 概要
元々土曜日は「土曜サロン」(1995年4月~1999年2月)「土曜ほっとタイム」(1999年4月~2004年2月)として月末以外は東京発、月末だけ大阪発という形を取っていたが、2004年度からは毎週土曜日全編を、大阪発の全国放送としてリニューアルしたものである。
オープニングで毎回佐藤アナは、「毎週土曜のこの時間は、JOBK ジャパン(Japan)大阪(Osaka)馬場町(ばんばちょう)(Bamba-cho)の近所(Kinjo)、NHK大阪放送局からのかんさい土曜ほっとタイム」と番組を紹介する(2001年11月に現在の大手前に移転する以前は、「ジャパン大阪馬場町角」と言っていた)。
佐藤アナは2008年3月で(NHK職員として)定年を迎えたが、同年4月以降も続投(2008年3月1日・3月8日の同番組の放送にて発表)。
[編集] 放送時間
- 毎週土曜日 13:05~16:53(ラジオ第1)、13:30~13:55及び16:30~16:53(NHKワールド・ラジオ日本。2006年度~)
[編集] 主なコーナー(2007年度)
- 週変わりコーナー・1 オススメ情報(13:08頃)
- お天気どんなんかなー(13:30頃)
- 週変わりコーナー・2(13:40頃)
- おもしろ人物ファイル(14時台)
- 関西を中心に活躍、あるいは関西出身の著名人に毎回ゲストとして迎えて関西に対する思いや最近の活動などを語る。 地方局などで公開放送を行った場合は、その地に関係する人物が登場する。
- ぼやき川柳アワー(15時台)
- 詳しくは後述。
- 週変わりコーナー・3(16:10頃)
- 関西各地の話題…関西NHK各局のアナウンサーによるリポート。
- 今月の京料理…家庭でも出来る京料理を紹介する。
- すみれ通信…宝塚歌劇団や宝塚音楽学校の最新情報を紹介する。
- 音の世界…日常の風景を「音」で紹介していく。
- 「さおりのちょっと聞いてよ」「みほのひとりごと」「あきほの言いたいねん」(16:35頃)
- 女性パートナーが近況報告や最近感じたことを話す。
[編集] 出演者
[編集] メインパーソナリティー
[編集] パートナー
- 海原さおり(お笑いコンビ海原さおり・しおり のさおり)(漫才師・大木こだま・ひびきのこだまの妻。関西発・土曜サロン時代(3代目パートナー)時代を含め、1997年~2003年も担当していた)
- 千堂あきほ(2007年4月~)2008年5月頃までの予定でそれ以降は産休に入る予定。(2008年3月8日の同番組での発言より)
- 奥野史子(スポーツコメンテーター、元シンクロナイズドスイミング選手。2008年4月~)
- 西川かの子(タレント 漫才師・西川きよしの長女。2008年4月19日から復帰)
[編集] コーナー担当
- 浜村淳(タレント・映画評論家。“オススメ映画情報”)
- 松田忠徳(札幌国際大学観光学部教授。“オススメ温泉情報”)
- 小佐田定雄(落語作家。“上方落語噺”)
- 森西真弓(立命館大学教授。“関西文化芸能”)
- 江弘毅(雑誌編集者。“オススメ関西ガイド”)
- 木村真弓(旅行ペンクラブ会員。“旅情報”)
- 大西泰世(川柳作家。“ぼやき川柳”)
- 今西正子(宝塚音楽学校副校長。“すみれ通信”)
- 中川真(大阪市立大学大学院教授。“音の世界”)
- 森川裕之(料亭主人。“今月の京料理”)
[編集] 過去のパートナー
- わかぎえふ(関西発・土曜サロン時代1996年4月~9月まで担当=初代パートナー)
- 尼子騒兵衛(関西発・土曜サロン時代1996年10月~1997年3月まで担当=2代目パートナー)
- 河島あみる
- 遥洋子
- 沢松奈生子(2003年~2007年2月17日)
- 武田美保(2006年10月~)
[編集] ぼやき川柳アワー
番組の目玉コーナーである「ぼやき川柳アワー」だが、前身は「関西発土曜サロン」のスタートと同時に始まった「ぼやきアワー」である。これは文字通り、日々の暮らしの中での不平・不満や愚痴をぼやいてもらうというものであった(似たコンセプトのコーナーに、ABCラジオ「上沼恵美子のこころ晴天」火曜日に「ぼやきレター」があり、こちらは現在も続いている)。しかしこの時はなかなかリスナーからのお便りが集まらず(佐藤アナ談)、翌1996年度からは「お笑いぼやきアワー」にリニューアルし、笑えるぼやきも紹介するようになったが状況は好転せず、残った時間はリクエスト曲や中継コーナーでつないでいた。
そこで1997年度から、ぼやきを織り込んだ川柳を募集するようにしたところ投書が急増、たちまち人気コーナーになった。現在では毎週800~900通ほどの投句があり、1000通を超えることも少なくない。
基本的には毎週2つの題が出され(そのうち1つは動詞または形容詞、もう1つは名詞となっている。まれに動詞と形容詞の組み合わせもあり)、それを大西が選句、佐藤アナと女性パートナーが交互に紹介していく。特に優秀な作品は「ぼやき川柳大賞」に選ばれ、投句者に記念品(初期はテレホンカード)が贈られる。
2007年5月5日には、「ぼやき川柳」開始10周年を記念した公開生放送がNHK大阪ホールで行われた。
なおコーナーの冒頭には、「武器も持たない、金もない、権力も持たない、庶民の唯一の抵抗手段はぼやき川柳、ぼやせん!」というコーナーのキャッチコピーを女性パートナーが叫ぶが、これは「ぼやきアワー」時代からずっと行われている(「お笑いぼやきアワー」時代までは、最後の部分は「ぼやきー!」であった)。
[編集] テーマ音楽について
- again... 押尾コータロー作曲、アルバム「DRAMATIC」収録。尚、当テーマ曲の演奏時間は、4分12秒である。
大阪発・土曜ほっとタイムの頃から使用しており、現在は、オープニング、各正時ニュース後、中盤のBGM(関東地区の道路交通情報)、パートナー名の持ちコーナーのジングル、エンディングで使用している。
オープニングではすべて流れる。
[編集] テレビ放送について
- 近畿地方のみではあるが、2007年1月4日・5日の17時15分から総合テレビでも2006年12月2日放送分が放送された。
- 2007年4月6日から上記と同様に関西ローカルであるが、毎週金曜日の17:15~17:40まで総合テレビで「テレビ de ぼやき川柳」というタイトルでレギュラー放送することが決まった。なお、ラジオで2月24日放送分が、テレビでの初回放送となる。