あやとり
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綾取り(あやとり)は、1本の紐の両端を結んで輪にし、主に両手の指に紐を引っ掛けたり外したりしながら、特定の物の形に見えるようにする遊び。主に女の子の遊びとされる。一人で行う綾取りと、複数人数で続行する綾取りがある。文化的交流がないとおもわれるのに、世界各地でみいだされる遊びでもある。オーストラリア、太平洋諸島、極北圏、南北アメリカ、アフリカなどの文字文化の発達が遅れていた地域ではコミュニケーションツールとして発達していた形跡もある。
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[編集] 代表的な技
[編集] 一人綾取り
両手の親指と小指に紐をかけ輪を作り、親指と小指のあいだの紐を反対側の手の人差し指あるいは中指で交互に指に掛けたかたちが基本の構えとなることが多い。多くは左右対称の形で、基本の構えから、左右交互にどれかの指で反対側の手にかかった紐を取り、それを引っ張って指にかけることを繰り返し、次第に複雑な形に仕上げる。時には一度かけた紐を外して伸ばし、思いがけない変形を見せることもある。
- 盃
- 東京タワー
- 箒
- ゴム紐
- 蜻蛉
- 富士山
- 滑り台
- 亀
- 冑
- 梯子
- ほうき
[編集] 二人綾取り
二人で交互に行うあやとり。普通、対戦形式で行われ、一人がまず両手の間で簡単なあやとりの型を作ると、次の人間はその型から両手でいくつかの糸を取り、相手の手から外して自分の手の中で張ってみせる。この時形が崩れたりほどけてしまったら負けである。
- 川
- トイレ
- 亀
- ダイヤ
- 蛙
地域に依ってはダイヤの後にぶんぶく茶釜に移行するケースもある。
[編集] あやとりが登場する作品
[編集] 漫画
- 登場人物野比のび太が非常に得意である。