雪崩式
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雪崩式(なだれしき)とはプロレスの技において、コーナーポストにいる相手に対して自らもコーナーポストに登って技をかける場合の総称。~ブレーンバスター、~バックドロップというように活用される。英語ではアバランシュ(Avalanche=雪崩の意)が接頭語として用いられる。この項では、雪崩式の単語がつく技を一括して扱う。
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[編集] 概要
ビル・アーウィンとスコット・アーウィンのアーウィン兄弟によって雪崩式ブレーンバスターが開発されたことがはじまりとされる。当初はスーパー・スープレックスと呼ばれた(アーウィン兄弟がスーパー・デストロイヤー1号・2号というマスクマンとしても活躍していた事からこの名がついた)。技をかける側はセカンド・ロープに立つ。
これを日本マット界に持ち込んだのは阿修羅原で、国際プロレス崩壊寸前の1981年に公開練習の場で初披露された。だが実戦で初めて使用したのは木村健悟である。原の公開練習を報じた記事を見た木村が原が実戦公開する1日前(1981年4月17日)に、藤波辰爾とのシングルマッチで見よう見まねで使ったものの空中で藤波に体を入れ替えられ、そのままフォール負けを喫している。原は国際プロレス崩壊直前には自らもトップロープに登って行う雪崩式ブレーンバスターをも披露し、その迫力は「もう少し早ければ国際プロレスを救えていたかも」と言われたほどであった。
現在ではバックドロップや各種スープレックスなどの投げ技はもちろん、ツームストーンパイルドライバーやフランケンシュタイナーといった打撃系の技にまで取り入れられている。多くの場合、フィニッシュにつながる大技として使用されている。しかし、かけられる側の協力がないとかからない技であることが素人目でもわかってしまうため、乱発したり、かけどころを間違うとプロレスのリアリティを損なってしまう恐れがある。使用する側のセンスが非常に問われる動きである。
雪崩式を発展させた物として断崖式が存在する。
[編集] バリエーションと使用レスラー
記述の簡略化のため、接頭語の「雪崩式」は省略する。
[編集] スープレックス系
- フロント・スープレックス…リック・スタイナーなど
- ダブルアーム・スープレックス…越中詩郎、三沢光晴など
- ジャーマン・スープレックス…スパイダー・ジャーマンとも呼ばれる。ジャーマン・スープレックスの項参照
[編集] 投げ技系
- パワーボム…クリス・ベノワ、高岩竜一。冬木弘道&邪道&外道は3人がかりでスーパー・パワーボムとして使用。
- ツームストーン・パイルドライバー…クリス・ベノワ。大谷晋二郎がこれを受けて失神状態になったことがある。
- タイガードライバー…三沢光晴。別名タイガードライバー2001。秋山準のみがこの技を食らっている。
- ブレーンバスター…上記参照
- 垂直落下式ブレーンバスター…獣神サンダー・ライガー、2代目ブラックタイガー、金丸義信
- フランケンシュタイナー…武藤敬司、HG、他ジュニアヘビー級の選手を中心に多数の使い手がいる。
- DDT…橋本真也