竜飛海底駅
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竜飛海底駅 | |
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駅名標 |
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たっぴかいてい - Tappi-Kaitei | |
◄津軽今別 (19.5km)
(32.0km) 吉岡海底►
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所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■海峡線 |
キロ程 | 32.5km(中小国起点) |
所在地 | 青森県東津軽郡外ヶ浜町 |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 2面2線 |
開業年月日 | 1988年(昭和63年)3月13日 |
乗換 | 体験坑道駅 ‐ 青函トンネル竜飛斜坑線 |
竜飛海底駅(たっぴかいていえき)は、青森県東津軽郡外ヶ浜町にある北海道旅客鉄道(JR北海道)海峡線の駅。
青函トンネル竜飛斜坑線の体験坑道駅(たいけんこうどうえき)についても述べる。
目次 |
[編集] 駅構造
- 竜飛海底駅は、相対式2面2線ホームを持つ地下駅。通常旅客扱いをする列車は2号車のドアを非常ドアコックで開閉する。なお、快速「海峡」の頃は函館行1号車、青森行12号車のみ開き、その他はドアカットしていた。
- 体験坑道駅は、斜坑1面1線ホームを持つ地下駅。
[編集] 歴史
[編集] その他の特徴
もともと青函トンネルの青森県側の定点(竜飛定点)として非常時の旅客待避所及び保線基地、トンネルの維持に必要な各種機械類が設置された機械室などの目的に設置された駅で、一般旅客の利用は出来ず、海底駅見学整理券を持った見学客のみが乗降できる特殊な駅である。
夏季は、国道339号の青函トンネル記念館(道の駅みんまや)より海底駅(ホーム不可)の見学(有料)が出来る。また同じように、竜飛海底駅より地上にも出られる(見学者のみ)。
以前は「竜飛海底駅見学コース」であったが、のちに「竜飛記念館コース」(竜飛海底駅見学と青函トンネル記念館見学)が設定され、一本化された。そのため青函トンネル記念館が休業(国道339号線が通行止め)となる11月11日から4月24日までは、海底駅見学ができない。
北海道新幹線開業後は狭いホームに通じる横坑通路にも防風戸が設けられる。海底駅・ホームの見学は出来るかどうか不明。
[編集] 駅周辺
[編集] 横取基地
- 保守用車の待避・留置場所及び資材の搬入口として造られた。
- 現在は上り線側のみの使用で、下り線側には線路が敷設されていないが、新幹線建設に伴い、整備される予定である。
[編集] 避難所
旅客が一時的に避難する場所。
- 約1,000人座れるベンチがある。
- ジュースや刻印もできる記念メダルの自動販売機がある。
- 世界初の海底公衆電話が設置されている(※青函トンネル開業当時はテレホンカード専用だったが、現在は10円硬貨専用のピンク電話)。
- 青函トンネルの概要や建設時の様子を伝えるカラーパネルなどが設置されている。
[編集] ケーブル斜坑
- 地下と地上を結ぶケーブルカー「もぐら号」が通る斜坑である。夏季の間は「竜飛斜坑線」として旅客輸送を行っている(往復1,000円)。
- 階段が併設されており、竜飛海底駅のある位置から地上まで2,247段ある。
[編集] 関連リンク
[編集] 隣の駅
- 青函トンネル竜飛斜坑線
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- 青函トンネル記念館駅 - 体験坑道駅
[編集] 関連項目
津軽海峡線(海峡線) |
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青森 - (津軽線) - 蟹田 - (中小国) - (新中小国信号場) - 津軽今別 - 竜飛海底 - 吉岡海底 - 知内 - 木古内 - (江差線) - 五稜郭 - 函館 |