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恵庭市(えにわし)は、北海道石狩支庁管内南部にある市で、札幌市のベッドタウンである。 広大な自衛隊演習場があり、自衛隊関係者が多いという側面もある。
市名の由来は、アイヌ語の「エエニワ(エエンイワ) e-en-iwa」(現在の恵庭岳を指し、鋭くとがった山という意味)。
[編集] 地理
北海道の中央西部に位置する。市域は東西に長く、その中央を漁川が東流し、北東の長沼町との境界部で千歳川に合流する。北縁には島松川が流れ、北広島市との境界をなす。南は千歳市に接している。市街地は市の東部を南北に貫くJR千歳線沿いにあり、中心市街である恵庭駅付近と新興住宅地である恵み野駅付近が特に栄えている。中西部は原野と山岳で、陸上自衛隊島松演習場がある。
- 山: 漁岳、空沼岳、イチャンコッペ山、島松山、新保山、小関山、監視山、剣岳(恵庭岳の頂上は恵庭市にはなく、千歳市にある)
- 河川: 漁川(いざりがわ)、島松川、千歳川
- 湖沼: えにわ湖(漁川ダムによる人造湖)
[編集] 歴史
[編集] 沿革
[編集] 経済
[編集] 産業
- 恵庭の稲作の歴史は古く、長らく農業生産の中心であった。しかし最近では大消費地である札幌市との近接性を生かした都市近郊農業への転換が図られ、野菜や花卉の産出額の比率が高まっている。
[編集] 立地企業
[編集] 郵便
[編集] 姉妹都市・提携都市
- 山口県玖珂郡和木町
- 1979年7月10日提携 : 1886年(明治19年)に和木町より集団入植があり恵庭の礎を築いたため。
[編集] 行政
上空から見た恵庭市。柏木地区上空から恵み野地区を眺望している(2007年2月)
[編集] 行政
- 市長 : 中島興世(なかじま・こうせい、1期目、2005年~)
- 当初予算規模(2004年度)
- 一般会計 : 244.9億円
- 特別会計 : 183.0億円
[編集] 議会
- 定員24名、任期2003年5月1日~2007年4月30日
- 議 長 遠藤昭雄(えんどう・あきお、当選4回)
- 副議長 宮 忠志(みや・ただし、当選3回)
- 会派構成
会派 |
議席数 |
平成クラブ |
14 |
公明党 |
3 |
民主・春風の会 |
2 |
日本共産党 |
2 |
無会派 |
2 |
欠員 |
1 |
[編集] 地域
[編集] 教育
[編集] 大学
[編集] 専門学校
[編集] 高等学校
[編集] 中学校
- 恵庭市立恵庭中学校
- 島松中学校 (1949年 恵北中学校に統合)
- 松園中学校 (1949年 恵北中学校に統合)
- 盤尻中学校 (1964年 恵庭中学校に統合)
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[編集] 小学校
[編集] 幼稚園
- 恵庭幼稚園(学校法人リズム学園)
- かしわ幼稚園(学校法人柏学園)
- クラーク幼稚園(学校法人高陽学園)
- 島松幼稚園(学校法人アソカ学園)
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- 第2かしわ幼稚園(学校法人柏学園)
- 恵み野幼稚園(学校法人柏学園)
- 恵み野第二幼稚園(学校法人柏学園)
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[編集] 保育園
[編集] 新聞・放送
[編集] 交通
[編集] 空港
[編集] 鉄道
[編集] バス
道南バス・北都交通は、道央自動車道上のバス停(「北恵庭」「恵庭」)のみ停車。
[編集] 道路
[編集] 恵庭市民憲章
(1970年11月19日制定)
わたくしたちは、恵庭岳のそびえる恵庭の市民です。
わたくしたちは、漁と島松の川が広がるこの地に父祖の労苦をしのび、かおりたかい鈴らんにたがいの幸せをねがい、みんなの力でこのまちを発展させるため、ここに市民憲章をさだめます。
- 自分の仕事を愛し、じょうぶなからだで働きましょう
- たがいに尊重しあい、なごやかな家庭をつくりましょう
- 自然を愛し、緑の美しいまちをつくりましょう
- きまりをまもり、住みよいまちをつくりましょう
- 知性をたかめ、かおりゆたかな文化のまちをつくりましょう
[編集] 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
[編集] 文化財
- 北海道カリンバ遺跡墓坑出土品(国の重要文化財)
- カリンバ遺跡(国の史跡)
- 阿弥陀如来立像(北海道指定有形文化財)(天融寺蔵)
[編集] 観光
- センタービル
- 遺跡
- 島松チャシ跡
- 茂漁チャシ跡
- カリンバ遺跡(国指定史跡)(RBパークにて遺物を常設展示、他は研究施設へ移動)
- 仏教施設
- 神道施設
- 豊栄神社
- 島松神社
- 恵庭神社
- 柏木神社(祠のような大きさ)
- キリスト教
- 博物館・美術館
- 劇場・多目的ホール
- 温泉
[編集] 出身有名人
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク