庄内 (豊中市)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
庄内(しょうない)は、大阪府豊中市南部に位置する地区。住居表示では複数の地名に分かれる。
目次 |
[編集] 地理
大阪市淀川区の北側を流れる神崎川に接し、東を天竺川、西を旧猪名川に挟まれた平坦な一帯。三国橋付近を「新三国」として区別することもある。天竺川は天井川のため、高い堤防が設けられている。
東部を阪急宝塚線と国道176号が南北に貫き、宝塚線には庄内駅がある。西部では阪神高速道路11号池田線が抜けるものの、庄内地区内にインターチェンジは無い。
庄内駅前付近では多くの道が大変狭く、駐輪の多さもさることながら1.5車線程度しかない道に無理矢理割り込んでくるクルマが後を絶たないため、これまた多い歩行者・自転車とで空間を奪い合っている感がある。
[編集] 各地域概説
服部と隣接する北部は概ね住宅地。オペラハウスを持つ大阪音楽大学やローズ文化ホールもあり、ややゆったりした雰囲気である。
中部は商業地。特に1948年(昭和23年)以来の歴史を持つ豊南市場(ほうなんいちば)は野菜・魚介類の安売りで知られ、市内や東隣の吹田市、それに兵庫県尼崎市(府県境を越えるが2km前後)からも買物客が集まる。周辺部に住宅もあるが、北部に比べると小規模な住宅やアパートが密集している。
中西部は静かな住宅地。庄内の氏神を祀る庄内神社もここに鎮座する。旧来の曲がりくねった街路と建設中の南北道路が入り乱れ、道筋は分かりにくい。
南東部は住宅地と工場の混在地。中部と南部の境目付近に豊中市庄内出張所が、国道176号から少し入った所に豊中市立庄内図書館がある。aikoの「三国駅」に「あそこのボーリング場」(一般的には「ボウリング場」表記する)として登場する新三国アルゴは神崎川北詰にあり、業務案内看板には今なお「イタメシヤ」の表記が一部残る(但し、かつて「イタメシヤ」と書かれていた箇所の殆どは「ビア&レストラン」に差し替えられているが)。
南西部は街路の入り組んだ住宅地。阪急神戸本線が庄内宝町・島江町などと庄本町・二葉町などを隔てるが、同区間に駅は無い。
[編集] 歴史
もとは能勢街道に沿う農村地帯。豊能郡庄内村が1939年(昭和14年)9月に町制施行し同郡庄内町となり、更に1955年(昭和30年)1月1日、庄内町が豊中市へ編入されて現在に至る。
なお庄内駅は阪急宝塚線で唯一、戦後(1951年)に設置された駅である(統合駅の雲雀丘花屋敷駅を除く)。豊南市場開設の方が駅設置よりも早く(現在地への市場移転は1955年)、市場の賑わいに惹かれて駅ができたような形となっている。駅は島式ホーム2面4線で一見主要駅のように見えるが、終日各駅停車しか停まらない。
[編集] 施設・店舗など
[編集] 北部
- 大阪音楽大学
- ローズ文化ホール
[編集] 中部
- 豊南市場
- サンパティオ
- ダイエーグルメシティ庄内店
- イズミヤ庄内店
- 庄内本通商店街(愛称:庄内WEST)
- 西本町商店街
- 庄内東通商店街
- 庄内神社
- 豊中庄内郵便局
- ジャパン豊中庄内店
- 湯川家具
- 豊中南警察署
- 篤友会総合坂本病院
- 阪急バス本社・豊中営業所
- 豊中南消防署
- 豊中市庄内出張所
[編集] 南部
- 豊中市立庄内図書館
- ミドリ電化豊中本店
- 新三国アルゴ
[編集] 交通
- 阪急電鉄宝塚本線庄内駅
- 庄内西町五丁目の日出町(阪急バス本社前)停留所前に、阪急バスの本社と豊中営業所があり、多くのバスが発着する。営業所前の交差点名も「阪急バス本社前」である。
- 国道176号
- 阪神高速道路11号池田線
- 豊中南出入口(最寄り)
[編集] 電話局番
- NTT西日本-関西
- 市外局番は「06」である。
- 豊中庄内収容局では市内局番は6331~6336局が割り当てられている(特番の7400番台もある)。
- 6331~6334局は以前は391~393、398局だった(詳しくは市外局番の経緯を参照)。
[編集] 小中学校
[編集] 地名
- 庄内東町1~6丁目
- 庄内西町1~5丁目
- 庄内幸町1~5丁目
- 庄内栄町1~5丁目
- 庄内宝町1~3丁目
- 野田町
- 日出町1~2丁目
- 三和町1~4丁目
- 大黒町1~3丁目
- 島江町1~3丁目
- 千成町1~3丁目
- 庄本町1~4丁目
- 二葉町1~3丁目
- 大島町1~3丁目
- 三国1~2丁目
- 神州町