小名川高弘
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小名川 高弘(こながわ たかひろ、1979年11月30日 - )は、元CHARCOAL FILTERのギタリストであり、リーダー。ソロ活動時はKonagawa Takahiro名義を用い、自ら作詞・作曲した楽曲を歌う。
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[編集] 概略
パワフルでカラっと乾いた、エッジの効いたギターの音色が特徴的なギタリストであると同時に、少年のような高音を生かし、コーラスでも活躍している。声の高さに関しては、子供の頃から音域が変わっていないことを自認している。
また、幼少時にピアノで身に付けた音感と、持って生まれたポップセンスで多数の楽曲を作曲。キャッチーでメロディアスなフレーズは多くの賞賛を得ている。
さらに、アルバム曲の中にはリードヴォーカルを務めるものもあり、素直で伸びやかな歌声は定評がある。2003年末からは、konaやkonagawa名義のソロでイベントに出演しており、2006年7月19日にはKonagawa Takahiroとして、アルバム『The first tears』でソロデビューを果たした。
[編集] 略歴
CHARCOAL FILTERの略歴も併せて参照のこと
- 1979年 大分県に生まれる。
- 1995年 慶應義塾高等学校入学。安井佑輝・高野真太郎とバンド結成。
- 1996年 バンドに大塚雄三が加入し、学園祭にて初ライヴ。
- 1999年 CHARCOAL FILTERとしてシングル『I start again』にてメジャーデビュー。
- 2003年
- 大塚と共に "ジョン・レノン音楽祭2003 Dream Power ジョン・レノン スーパー・ライヴ" に出演。
- "全力投球!! '03冬" にてkonaとして初ステージを踏む。
- 2005年 ソロ活動時の名義がkonagawaになり、弾き語りだけでなくバンド編成の楽曲も披露し始める。
- 2006年 7月19日にKonagawa Takahiroとして1st Al.『The first tears』をリリース。
[編集] プロフィール
- 生年月日:1979年11月30日
- 通称:コナ (昔はなぜか「コナコ」と呼ばれていた)
- 星座:射手座
- 血液型:A型
- 出身地:千葉県柏市育ち (出生地は大分県)
- 学歴:慶應義塾高等学校卒、慶應義塾大学中退
- 身長:168cm
- 体重:52~53kg
- 靴のサイズ:25.5~26.0cm
- 視力:0.1以下(コンタクトレンズ着用で1.0)
- 趣味:釣り、テニスなど(基本的にアウトドア派)
- 家族構成:父・母・弟+犬(リリー)
- 部活歴:吹奏楽部(中学・高校)
- 初めて買ったCD:B'z『RUN』
- 好きなミュージシャン:Green Day、Bon Jovi、Guns N' Roses、U2、Weezer、The Beatles
- 好きな映画:ジブリ映画全般(特に『もののけ姫』)、『踊る大捜査線』
- 好きな小説:『ノルウェーの森』(村上春樹)
- 好きな食べ物:パスタ
- 好きな色:黄色
- 子供の頃の夢:会計士、弁護士
- 生活信条:一日三食
- 愛用楽器:
[編集] エピソード
[編集] 生い立ち
- 5歳までは津田沼で過ごし、その後沼南町に引っ越した。
- 小・中学校両方の卒業アルバムで、「デビューしそうな人ランキング」1位に輝いた。
- 中学時代は生徒会長を務めるなど、高校に入るまでは優等生タイプだった。
- 中学時代の吹奏楽部では、女子ばかりの部内で肩身の狭い部長として奮闘していた。
- 実家の愛犬の名は「リリー」だが、なぜか大塚には勝手に「ラッキー」と呼ばれている。
- 地元をこよなく愛し、"Japan tour, 47"の柏公演では「沼南せんべいは草加せんべいに勝てる」と発言している。
- 中学生の頃は机の引き出しがラブレターで埋まってしまうほどモテていた。
- 弟はCHARCOAL FILTERの大ファンで、ライヴにもよく足を運び、CDが出るとポスターを催促するほどだという。また、一部のファンの間で「一卵性兄弟」と言われるほど、大変よく似ている。
[編集] 音楽的側面
- ギターのチューニングは半音下げ。
- 初めて買ったギターはアイバニーズのセット(55,000円)。
- 初めて買ったレスポールは、2003年までメインギターとして使用されていた。
- 2003年までサブギターだったレスポール・スタンダードは、デビュー前にレコーディングで訪れたニューヨークで購入した。
- 現在のメインギターとサブギターは、2003年末にツアーで訪れた高知県で購入した。
- 初めて行ったライヴは1995年5月に母と弟と行った、Bon Joviの東京ドーム公演。
- 結成当初は、安井と二人でベースとギターを交互に弾いていたが、自然とギター担当になった。大塚は「逆だったらデビューできなかったと思う」と語っている。
- 自宅のスタジオの名前は「コナスタジオ」、略して「コナスタ」。
- レコーディングは大好きだが、真面目な性格ゆえ、メンバー曰く「真剣すぎて、全く楽しげじゃない」ほど気合いが入る。
- バンドを客観的に見て、どのような曲が今の自分達に必要か判断できるため、大塚に「プロデューサー気質」と言われている。
- 安井が形にできなかったアイディアを表現し、曲として完成させるため、安井にも「俺のプロデューサー」と言われている。
- 日頃は感情を出さない方だが、ライヴ時は最高の笑顔を見せる。メンバーにも「ライヴ中のコナは本当に楽しそう」と言われる。
- 予てから「ライヴでピアノを弾きたい」と発言していたが、「わくわくチャコールフェア2006」で『卒業』を弾き、実現させた。
- かつてのプロデューサーである亀田誠治をとても尊敬しており、『tears』(アルバム『The first tears』収録)の作詞も依頼した。
- 母親がグループ・サウンズのバンドを組んでいたこともあり、幼少の頃はよくギターの弾き語りをせがんで聴いていた。その経験が原体験になっていると語っている。
[編集] 趣味・嗜好・特技
- 船舶免許(2級)を持っている。いつかクルーザーを所有するのが夢。
- 自宅でサボテンを育てている。
- 『踊る大捜査線』の和久さん(いかりや長介)と室井さん(柳葉敏郎)が好き。
- 朝食は米食派。ごはんでないと元気が出ない。
- シャンプーはmod's hair、洗顔料はMEN'S Bioreと決めていて、旅行やツアーにも持っていく。
- 初の"わくわくチャコールフェア"の開催日に大塚にもらったネックレスを愛用している。
- 高野に「無難な服しか着ない」と言われる通り、突飛な装いはしない。
- 服装とは裏腹に、突飛なヘアスタイルにすることがある。過去にはドレッドに挑戦してメンバーに不評を買ったことも。
- 「欽ちゃん走り」が上手い。
- 字が上手く、竹村哲氏(SNAIL RAMP)にも褒められたことがある。
- 音楽誌の記者に「サイコメトラー小名川」と名付けられるほど、人の心を見抜くのが得意。
- 以前は煙草を吸っていたが、禁煙した。
- カボチャと辛いものが苦手。
- 父親の「『士』のつく職業がかっこいい」という言葉に影響され、幼い頃は会計士、弁護士、バスやタクシーの運転士などに憧れていた。
- 中学生の頃から、音楽を生業にしている人がいることを意識し始め、高校を出る頃には音楽で生きていけたらと思い始めたという。その一方、デビュー当時はまだ大学に在籍しており、ギタリストと会計士の両立も夢見ていた。
- グッズとして製作した「ひよとりTシャツ」(「one Days」のジャケットの「ひよとり」がプリントされたTシャツ)を気に入り、プライベートでも着用して出掛けたところ、ファンに見つかった。
[編集] その他
- 男前で、メンバーだけでなく、他のミュージシャン仲間も認める美男子。大塚曰く「バンドのアイドル担当、Forever Seventeen」。
- 一途な性格で、初恋の人を小学校の低学年の頃から想い続け、中学生の時に成就させた。
- 真面目で温厚な性格。大塚曰く「コナの半分は真面目成分でできている。残り半分は優しさ」。「残り半分は可愛さ」とも言われている。
- 実はとても頑固な一面もある。
- 天才肌でひらめき型の安井と比較して、秀才肌で努力型と言われる。何事もひたむきにコツコツと頑張るタイプ。
- 感情をあまり表に出さないため、テンションが一定だと思われがちだが、本人はそれを否定している。
- 大塚曰く「子は鎹(かすがい)と言うけれど、CHARCOAL FILTERにとってコナは鎹」。また、何事にも先陣を切る大塚と他のメンバーとの「連結器」と評し、「バンドが解散するようなことがあるとすれば、それはコナが諦めた時」とも語っている。
- 考え事をするとき、手が口元にくる癖がある。また、話しながら鼻や顎、襟足を触る癖がある。
- カメラを向けられると、ピースをせずにはいられず、周囲から度々指摘されている。
- 独り言が多く、テレビに向かってツッコミを入れてしまうこともある。
- 髪が伸びるのが遅い。また、かなり伸びないと美容院に行こうとしない。
- 体が硬いため、マット運動は苦手。
- 常に荷物が多く、鞄も大きいものを使っている。
- 重度の花粉症に悩まされていたが、何もせずに自然と治った。
- 車が無かった頃は、その度に傘を買うのが嫌という理由で、「アトム」と名付けた黒い折り畳み傘を必ず持ち歩いていた。
- 縄跳びを常に持ち歩いていた時期があり、本人はそれで運動していると言っていたが、他のメンバーは使用しているのを見たことがないと言っていた。
- 独り暮らしなのに二段ベッド(父親が残業などで柏の自宅まで帰れなくなった時に利用)。
- 家族とカラオケに行くと自分達の曲をリクエストされ、「俺はハモりなのに」と思いながらも歌っている。
- カラオケではB'z、CHEMISTRY、平井堅など、高音の歌手の歌をよく歌う。
- DVD『CHARCOAL FILTER MEN SOUL』では、中山エミリのパロディーの「コナ山エミリ」という女装キャラで登場。それを見た母親に「こういう娘が欲しかった」と言われた。
- 女装姿のあまりの可愛らしさに、「女の私より可愛い」と嘆く女性ファンもいる程だが、本人はあまり乗り気ではなく、2004年カレンダーを最後に女装姿は披露されていない。
- 多くのファンに、小動物的な可愛らしいイメージを持たれているせいか、受け取るプレゼントは専らぬいぐるみ。大塚曰く「世界一ぬいぐるみを貰うロックギタリスト」。
- 動物占いは「子鹿」。あまりにイメージ通りのせいか、それを言うと笑われることが多い。
- 粘膜が弱く、鼻血を出しやすい。デビュー前に初めてラジオ出演した時にも鼻血を出してしまい、ただでさえ緊張で混乱している現場に、更なる混乱を招いてしまった。
- 合宿先の大浴場に鍵をかけて一人で入ったり、衝立のある温泉で一人だけ衝立の向こう側にいたりする、とメンバーに不評を買っている。
- ビックカメラの「100人に1人タダキャンペーン」に見事当たり、コンタクトレンズ3ヶ月分が無料になったことがある。
[編集] Konagawa Takahiroとしての活動
[編集] アルバム
- tears 作詞: 亀田誠治 / 作曲・編曲: 小名川高弘
- Stop Magic 作詞・作曲・編曲: 小名川高弘
- 祈り 作詞・作曲・編曲: 小名川高弘
- Melody 作詞・作曲・編曲: 小名川高弘
- 目的地 作詞・作曲・編曲: 小名川高弘
- Mercy Drive 作詞・作曲・編曲: 小名川高弘
- 『tears』のPVと『Mercy Drive』のライヴ映像を収録したエンハンスド仕様
[編集] 参加作品
- 収録曲 『tears』
[編集] イベント出演
- "全力投球!! '03冬" (2003年12月28日) ※kona名義
- "美味榮養歌手選手権 vol.1" (2004年1月22日・唄人羽主催) ※kona名義・セッションのみでオリジナル曲は披露せず
- "全力投球!! '04夏" (2004年8月29日) ※kona名義
- "全力投球!! '05夏" (2005年8月28日) ※konagawa名義
- "Gimme a 2006 The 忘年会" (2005年12月30日) ※konagawa名義
- "勝手にやっちゃえ! Gimme MUSIC企画" (2006年7月9日)
- "ド・柏力!!" (2006年7月23日)
- "全力投球!! '06夏" (2006年8月27日)
- "Shine Field" (2006年9月21日)
- "new vision" (2006年10月5日)
[編集] サポートメンバー
- ギター - SHOGO (High Luck Club)
- ベース - ベリ
- ドラム - 浅見トマル (元 ザ・ベイビースターズ) 2006年夏のイベントから
- ドラム - 高野真太郎 (CHARCOAL FILTER) 2005年のイベント及び1st.アルバムのレコーディングに参加
[編集] CHARCOAL FILTERに於いての活動
[編集] 作曲活動
- 卒業 (安井佑輝と共作) / ロマンチック / Lonely holiday (安井佑輝と共作) / 日常 (安井佑輝と共作) / WOW WOW パラダイス
- BY MY SIDE / someday somewhere / スターダッシュ / 虹 / 皐月 / デモテープ (仮)
- one Days / Kiss on the beach / 浮き世の花 / パノラマ / Lover Lover / Radio Motown / 夢のそばにある世界で / Morning Glow
- 世界の果て / 心の来た道 / 愛をばらまいて
- 代表曲
[編集] リードヴォーカル曲
- D'd (アルバム『Spiky』収録)
- Bring Out (アルバム『PANIC POP』収録)
- someday somewhere (ベストアルバム『C☆BEST + Flying Hi-High』収録)
[編集] 提供楽曲
[編集] レコーディング参加作品
[編集] 外部リンク
- CHARCOAL FILTER Official Website (CHARCOAL FILTER公式サイト)
- DAIJIMUSIC (レーベル公式サイト)