大塚雄三
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大塚 雄三(おおつか ゆうぞう、1979年8月27日 - )は、元CHARCOAL FILTERのヴォーカリスト。
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[編集] 来歴・人物
ほぼ全ての曲の詞を手掛け、20万枚を超えるヒット作『Brand-New Myself ~僕にできること』の作詞・作曲もしている。「今日よりも明日が、明日よりも明後日が、より良くなっていることを願う」という精神が根底に流れる歌詞は、「大塚節」とも呼ばれ、その艶やかな歌声と共に多くの若者の支持を得ている。
また、嵐などのジャニーズ事務所所属アイドルに詞を提供したほか、若手俳優の塚本高史にも詞曲を提供するなど、幅広い作風を披露している。これらの楽曲のうち、デビュー前に書いたものの一部は「ゆう.」という名義でクレジットされている。
CHARCOAL FILTER解散後は「音楽から離れる」と公言し、実際に演奏活動はなされていない。しかし、ピース祭の実行委員長として活動しており、その中で音楽ステージの企画などには携わっているものと思われる。
曾祖父は大塚製薬創業者の大塚武三郎。祖父は大塚製薬元会長の大塚正士。大叔父は大塚製薬元会長の大塚芳満、大塚化学元会長の大塚公、アース製薬元社長の大塚正富。父は大塚化学ホールディングス会長の大塚雄二郎。伯父は大塚製薬元社長で大塚国際美術館館長の大塚明彦。兄は大塚ベバレジ社長の大塚太郎。
[編集] 略歴
CHARCOAL FILTERの略歴も併せて参照のこと
- 1979年 東京都に生まれる。
- 1986年 慶應義塾幼稚舎入学。高野真太郎と出会う。
- 1996年 小名川高弘・安井佑輝・高野真太郎のバンドに加入し、学園祭にて初ライヴ。
- 1999年 CHARCOAL FILTERとしてシングル『I start again』にてメジャーデビュー。
- 2002年 自身が作詞・作曲した『Brand-New Myself ~僕にできること』がオリコン16位、20万枚の大ヒットを記録。
- 2003年
- 小名川と共に "ジョン・レノン音楽祭2003 Dream Power ジョン・レノン スーパー・ライヴ" に出演。
- 『Brand-New Myself ~僕にできること』をビビアン・スーが中国語でカヴァーし、台湾で大ヒット(中国語タイトルは『決定愛你』)。
- 2007年 CHARCOAL FILTER解散
[編集] プロフィール
- 生年月日:1979年8月27日
- 通称:大塚 (安井と「ユウくん」の座を争った過去がある)
- 星座:乙女座
- 血液型:AB型
- 出身地:東京都杉並区
- 学歴:慶應義塾高等学校卒、慶應義塾大学中退
- 身長:169cm
- 体重:60kg
- 靴のサイズ:26cm
- 視力:弱い
- 趣味:勝負事全般、ダーツ、空手
- 特技:浪費
- 家族構成:父・母・兄二人・弟
- 部活歴:サッカー部・水泳部(中学)、ラクロス部(高校)
- 初めて買ったCD:徳永英明『LOVE IS ALL』
- 好きなミュージシャン:Billy Joe Armstrong(Green Day)、The Beatles
- 好きな映画:ショーシャンクの空に
- 好きな作家:村上龍、遠藤周作 (村上春樹の文体も好き)
- 好きな食べ物:ラーメン、梅干し
- 子供の頃の夢:野球選手、社長
- 生活信条:一生浪費
- 愛用楽器:
- Epiphne WILDKAT
- Gretsch DUO JET
[編集] エピソード
- バンドの曲が大塚ベバレジのMATCHのCMに4度タイアップされた。
- 高校生の夏、北海道の牧場でアルバイトをしたことがある。
- 曾祖父・武三郎は大塚製薬の創業者、祖父・正士、伯父・明彦は大塚製薬の元社長、大叔父・芳満は大塚製薬元会長、同じく大叔父の公は大塚化学元会長、大叔父の正富はアース製薬元社長、父・雄二郎は大塚化学ホールディングスの会長、兄・太郎は大塚ベバレジ社長と大塚製薬の創業家一族の家系に育った。
- 幼い頃から歌うことが好きで、小学校時代は有志の合唱団にも所属していた。
- 2000年7月31日の 初ワンマンライヴ("Spiky night")では、初めてステージ上で涙した。
- 自宅に「ちびスタ」(「ちびぞうスタジオ」の略)というスタジオを構えていたが、現在はそれらの機材の多くは「コナスタ」(小名川のスタジオ)に移動している。
- 2003年にポリープができ、一時期声が出にくくなったが、2005年後半頃から再び出るようになった。
- 高校1年の頃、バンドでGreen Dayのコピーをしたいと思い、同じクラスの友人を誘ったが、その友人がX JAPANのファンだったため、結局上手くいかなかった。
- 高校2年になり、高野のバンドがヴォーカルを探していると聞き、小名川・安井と出会う。4人で試しにスタジオに入り、Green Dayの『Basket Case』を歌ったところ、その場ですぐにメンバーとして迎え入れられた。
- 自宅でハバネロを栽培している。
- Tシャツが好きで、中でもA BATHING APEのTシャツを好んで着用している。
- 得意料理はタラコパスタ。
- ところ構わずに眠ることができる。
- aikoの大ファンで、DVDを買っても「見たらただのファンになり下がる気がする」という理由で見られずにいる。
- 頭の回転が速い。また、アイディアマンでもある。
- 海外にもウエストポーチ一つで出掛けるほど、フットワークが軽い。
- 物を片付けるのが苦手。メンバーと居ても物を広げ「大塚テリトリー」を作る。
- スタンドマイクで歌う時に、人差し指をフワフワと動かす癖がある。
- 舌が非常に長い。
- 髪が伸びるのが異様に速い。『Brand-New Myself ~僕にできること』のPVでは坊主頭だが、発売後にライヴを行う頃にはすっかり伸びてしまったため、新しいファンに大塚だと気付かれなかったほど。
- ツアー先で相部屋の小名川曰く、眠りに落ちる寸前に「クゥ~」という可愛い声を出す。この声は安井も聞いたことがあると証言している。
- 「ユウくん」という愛称は、デビュー前に安井と取り合いになったため、公式には「封印」したことになっている。しかし、ファンクラブ会報の企画で持ち物検査をした際、「ユウちゃんへ」という書き出しで始まる、小名川からのメッセージノートが見つかっている。
- テレビやラジオに出演すると、MCやDJにしばしば「目力(めぢから)がある」と言われる。「笑っていいとも!」に出演した際(詳細は安井佑輝の項を参照)に関根勤にも言われている。
[編集] 提供楽曲
提供曲
- 嵐 『明日に向かって』 (作詞) - シングル『A・RA・SHI』及びアルバム『嵐 Single Collection 1999-2001』収録。
- 影山ヒロノブ 『君だけのために』 (作詞)
- ジャニーズJr.
- 塚本高史 『ありがとう』 (作詞・作曲) - シングル『いつでも僕は』カップリング。
- 吉田智美 『グレープフルーツムーン』 (作詞)
カヴァー曲
[編集] 交友関係
- 高野哲 - nilのヴォーカル。大塚がnilのライヴに頻繁に足を運んでいることや、レコード会社が同じだった縁もあり、CHARCOAL FILTERのライヴに来たり、ファンクラブ会報の対談コーナーに登場したりしてくれている。
- TAKUI - イベントがきっかけで知り合う。CHARCOAL FILTERとは、tvk「Music Chat」の出演最多タイ記録保持者という共通点もある。
- 2丁拳銃 - 友人のお笑い芸人。音楽活動も行っていることから、『Gimme a night』へも出演した。
- ネスミス - 元 STEELのヴォーカル。家が近所ということもあり、頻繁に遊んでいる。
- 326 - 自身がパーソナリティーを務めていたNHK BS「真夜中の王国」にCHARCOAL FILTERが出演し、大塚と友人になる。プライベートでもよく遊ぶほどの仲で、自らのHPに大塚の直筆メッセージを期間限定で掲載したこともある。
- Meg - レコード会社が同じWARNERだったこともあり、大塚のホームパーティーに参加するなど親交がある。また、大塚があげたTシャツを所有している。
[編集] 外部リンク
- CHARCOAL FILTER Official Website (CHARCOAL FILTER公式サイト)
- 大塚密着24時! (WEB連載※)
- ※携帯向けコンテンツだが、連載はPCからも閲覧可(動画などの課金サービスは携帯のみ)。