リチャード・ピアース
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リチャード・ウィリアム・ピアース(Richard William Pearse, 1877年12月3日 - 1953年7月29日) は、ニュージーランド出身の工学者、発明家。日本語ではリチャード・パースとも称される。
1902年から1903年6月にかけて内燃機関を動力とする固定翼機の実験を行なったことにより、初期飛航空史において飛行機の発明者の一人に挙げられる人物である(ライト兄弟の初飛行は1903年12月)。
父の跡を継ぎ、農家として働きながら飛行機の研究を進めた。後には建築家として収入を得、それを飛行機研究へとつぎ込んだ。1928年から1947年にかけて作られた最後の飛行機はヘリコプターのように垂直離陸が可能である設計であったが、構造的に無理があったため飛行することはできなかった。彼の作成した機体の多くはオークランドの輸送技術博物館(Museum of Transport and Technology)で展示されている。
[編集] 関連項目
- 航空に関する年表
- 同時期(1880年代-1900年代)の飛行機開発者
- 帝政ロシア - アレクサンドル・モジャイスキー
- ドイツ - オットー・リリエンタール(グライダー)
- イギリス - ハイラム・マキシム
- イギリス - A・V・ロー
- イギリス - S・F・コディー大佐
- イギリス - パーシー・ピルチャー
- フランス - クレマン・アデール
- オーストリア - ヴィルヘルム・クレス
- アメリカ合衆国 - グスターヴ・ホワイトヘッドまたはグスタフ・ヴァイスコプフ
- アメリカ合衆国 - オクターヴ・シャヌート
- アメリカ合衆国 - サミュエル・ラングレー
- アメリカ合衆国 - オーガスタス・ヘリング(元、シャヌートの協力者。後に独立して動力機を製作)
- 日本 - 二宮忠八
[編集] 外部リンク
- Pictures of Richard Pearse and his Flying Machine
- Biography from Museum of Transport and Technology
- Biography from Auckland Airport
- Biography from NZEdge
- ODP Directory of Richard Pearse websites
- Research into Richard Pearse
- New Zealand Aviation Pioneers
- Early New Zealand Fliers - PEARSE - OGILVIE - SCHAEF (from AvStop Magazine Online)
- Photos of Richard Pearse Memorial - Full Size replica of Flying Machine
- Books by his biographer, Geoffrey Rodliffe
- Book: The Riddle of Richard Pearse by Gordon Ogilvie
- Bill Sherwood sticks to success in 1902