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メイド・イン・ヘヴン - Wikipedia

メイド・イン・ヘヴン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

メイド・イン・ヘヴン
クイーンアルバム
リリース 1995年11月
ジャンル ロック
時間 7021
レーベル パーロフォンイギリス
ハリウッド・レコード(アメリカ
プロデュース クイーン
専門評論家によるレビュー
  • All Music Guide 2 out of 5 stars link
チャート最高順位
クイーン 年表
クイーン・ライヴ!!ウェンブリー1986
1992年
メイド・イン・ヘヴン
1995年
オン・ファイアー/クイーン1982
2004年

メイド・イン・ヘヴン』 (Made In Heaven) は、イギリスロックバンドクイーン1995年に発表したアルバム。全世界で2000万枚以上を売り上げており、クイーンのオリジナル・アルバムとしては最大のヒット作となっている[1]

目次

[編集] 解説

フレディ・マーキュリーの死後、ブライアン・メイロジャー・テイラーのソロ活動を経て製作されたアルバム。前作時に残された音源やデモに近い録音作品に、残ったメンバー3人がオーバーダビングして作られた。収録時間に足りない分は各メンバーのソロ作品や、それに近い位置付けの曲が収録された。サウンド的にはブライアンが主導権を握っている。

条件付きのラストアルバムで、ハードな曲はほとんどなく、バラードや比較的ポップな曲のみが収められている。

また紙ジャケット版は、朝焼けと夕焼けの2種類が存在する(夕焼けバージョンがジャケットの場合、朝焼けが内側になっており、朝焼けバージョンがジャケットなら夕焼けが内側にプリントされている)。

[編集] 発売日

[編集] 収録曲

  1. イッツ・ア・ビューティフル・デイ - It's A Beautiful Day+
  2. メイド・イン・ヘヴン - Made In Heaven
  3. レット・ミー・リヴ - Let Me Live * +
  4. マザー・ラヴ - Mother Love +
  5. マイ・ライフ・ハズ・ビーン・セイヴド - My Life Has Been Saved
  6. ボーン・トゥ・ラヴ・ユー - I Was Born To Love You *
  7. ヘヴン・フォー・エヴリワン - Heaven For Everyone*
  8. トゥー・マッチ・ラヴ・ウィル・キル・ユー - Too Much Love Will Kill You * +
  9. ユー・ドント・フール・ミー - You Don't Fool Me* +
  10. ウインターズ・テイル - A Winter's Tale+
  11. イッツ・ア・ビューティフル・デイ(リプライズ) - It's A Beautiful Day (Reprise) +

他、このあとに通称であるが(後述)「yeah」「untitled」という隠しトラックが2つある。

*印はシングルCDタイトル曲、+印はこのアルバムでの新ボーカル(+印以外は演奏のみを差し替え。詳細は後述)。

[編集] 曲について

イッツ・ア・ビューティフル・デイ、レット・ミー・リヴ、マザー・ラヴ、ユー・ドント・フール・ミー、ウインターズ・テイルの5曲は完全な新曲。イッツ・ア・ビューティフル・デイではピアノをブライアンがフレディのタッチを真似て弾いている。マザー・ラヴはフレディの生前最後のヴォーカルトラックと言われている。ウインターズ・テイルは録音はイニュエンドウの後だが曲が書かれたのはザ・ミラクルの頃であるという。

メイド・イン・ヘヴンとボーン・トゥ・ラブ・ユーはフレディのソロアルバムから。演奏はメンバーが差し替え。

マイ・ライフ・ハズ・ビーン・セイヴドはアルバム「ミラクル」時に録音された、シングル「スキャンダル」のカップリングとなった曲。このアルバム収録にあたりアレンジが変更された。

ヘヴン・フォー・エヴリワンはロジャーのソロ・プロジェクト・バンドであるザ・クロスのアルバム収録曲で、ゲスト・ボーカルとしてフレディを起用したテイクのボーカル部分を使用。演奏はメンバーによって差し替えたもの。クロスのシングル・バージョンでは、ロジャーが歌っている。

トゥー・マッチ・ラヴ・ウィル・キル・ユーはフレディ・マーキュリー追悼コンサートでお披露目され、後にブライアンのソロ・アルバムに収録された曲。このバージョンはフレディのボーカル・バージョン。

[編集] 補足:ボーナストラックについて

12曲目の「Yeah」、13曲目の「Untitled」はボーナストラック扱いとなっており、CDの曲目紹介には書かれていない。また、CDをダウンロードする際のCDDBのデータにも、12・13曲目は「Reprise」となっており、このことから「Yeah」と「Untitled」は正式な曲名でなく通称であると考えられる。

「Yeah」は「イッツ・ア・ビューティフル・デイ(リプライズ)」の最後の4秒を別トラック扱いとして分割したものである。「Untitled」は日本語に訳すと「無題」となっていることから曲名に特に意味はないとされている。22分も収録されていることから一見すると単なる時間の埋め合わせのように考えられるが、恐らくラストアルバムということでフレディへの追悼の意を表しているものだと思われる。また、非公認の別の解釈によると、追悼には変りないのだが、天国の様子やイメージという意見もある。さらに、違う証言によるとプロデューサーのデヴィッド・リチャーズが『イッツ・ア・ビューティフル・デイ』の編曲をしていて思いついた曲だという。

[編集] 出典

  1. ^ Q+PR 2008 TOUR PRESS RELEASE/DATES


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