ピアノソナタ第25番 (ベートーヴェン)
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ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンのピアノソナタ第25番ト長調Op.79は1809年に作曲された。この頃のベートーヴェンはピアノ小品を量産していた時期にあったが、この曲も規模が小さく、本来のタイトルはソナチネであり、簡素な形式を持っている。演奏も容易である。
[編集] 曲の構成
- 第1楽章 Presto alla tedesca ト長調
- ドイツ風にと指定されている。主題の曲想からこのソナタは「かっこう」と呼ばれることがある。第2主題にあたる部分は経過的な走句であり、独立性が薄いことから、この楽章は単一主題によるソナタ形式とみることができる。展開部は専らこの第1主題の要素が扱われており、手の交差によるパッセージが特徴的である。なお、再現部の後にもう1度展開部から反復するように指示されている。コーダも短く簡素であり、前打音による装飾が彩りを添えている。
- 第2楽章 Andante ト短調
- 単純な3部形式で書かれ、フェリックス・メンデルスゾーンの無言歌集の中の舟歌を思わせる。
- 第3楽章 Vivace ト長調
- ロンド形式であるが、非常に短い。軽快な主題が伴奏形を変えて変奏され、何度も現れる。途中にハ長調のエピソードが挟まれる。
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンのピアノソナタ | ||
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初期 |
選帝侯ソナタ | ソナチネ | 19 | 20 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 (悲愴) | 9 | 10 | 11 | 12 (葬送) |
|
中期 |
13 (幻想曲風ソナタ) | 14 (月光) | 15 (田園) | 16 | 17 (テンペスト) | 18 | 21 (ヴァルトシュタイン) | 22 | 23 (熱情) | 24 (テレーゼ) | 25 (かっこう) | 26 (告別) | 27 |
|
後期 |
28 | 29 (ハンマークラヴィア) | 30 | 31 | 32 |