パウロ・フィリォ
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パウロ・フィリォ | ||||||||
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基本情報 | ||||||||
本名 | パウロ・ソウザ・フィリォ (Paulo Souza Filho) |
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通称 | BTT爆撃機 | |||||||
国籍 | ブラジル | |||||||
誕生日 | 1978年5月24日(30歳) | |||||||
出身地 | ブラジル リオデジャネイロ州 |
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所属 | ブラジリアン・トップチーム →チーム・パウロ・フィリォ |
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身長 | 172cm | |||||||
体重 | 84kg | |||||||
階級 | ウェルター級(PRIDE) ミドル級(WEC) |
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スタイル | ブラジリアン柔術 空手 |
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テーマ曲 |
パウロ・フィリォ(Paulo Filho、1978年5月24日 - )は、ブラジル出身の総合格闘家。チーム・パウロ・フィリォ所属。現WECミドル級王者。バックボーンは空手。
ブラジリアン柔術の黒帯保持者で、安定した能力を持ち、実質的に総合格闘技ではいまだ無敗(ディーン・リスター戦は棄権による不戦敗)を誇る。その反面、トーナメントを2回も決勝を前に棄権するなど不運な部分もある。
非常に高い柔術テクニックに強靭な肉体を併せ持ち、自分よりも身体の大きい選手でも軽々と持ち上げる。マウントポジションから繰り出される絨毯爆撃のようなパウンドからBTT爆撃機のニックネームを持つ。入場時には何かを放り上げるように右手を高く掲げる独特のポーズをとる。
目次 |
[編集] 来歴
2002年9月29日、PRIDE初参戦となったPRIDE.22で小路晃に腕ひしぎ十字固めで一本勝ち。
2005年4月3日、PRIDE 武士道 -其の六-で行われたミドル級GPのラストワントーナメントに参戦。1回戦でアマール・スロエフにマウント状態でのパウンドからの腕ひしぎ十字固めで一本勝ち。決勝へ進むも、右足骨折のため決勝を棄権した(スロエフもドクターストップにより決勝を戦えず、記録上はフィリォの不戦敗となった)。
2006年のウェルター級GPに参戦。1回戦でグレゴリー・ブーシェラゲムに判定勝ち、2回戦で長南亮に腕ひしぎ十字固めで一本勝ち。迎えた準決勝でも三崎和雄に腕ひしぎ十字固めで一本勝ちするも、左ひざ靭帯損傷のためドクターストップ、決勝を棄権した(決勝には三崎が進出し、優勝を飾った)。
2007年8月5日、WEC 29でジョー・ドークセンを破り、第3代WECミドル級王者となる。
2007年12月12日、WEC 31でチェール・シェノンと対戦。試合のほとんどをシェノンにコントロールされ劣勢に立たされたが、下から腕ひしぎ十字固めを極め、一本勝ち。ミドル級王座の初防衛に成功した。
2008年3月26日のWEC 33でシェノンとタイトルマッチで再戦予定であったが、薬物依存症のリハビリで入院したため、試合はキャンセルされた[1][2]。
[編集] 戦績
総合格闘技 戦績 | ||||||
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17 試合 | (T)KO | 一本 | 判定 | その他 | 引き分け | 無効試合 |
16 勝 | 2 | 7 | 7 | 0 | 0 | 0 |
1 敗 | 0 | 0 | 0 | 1 |
勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | イベント名 | 開催年月日 |
○ | チェール・シェノン | 2R 4:55 腕ひしぎ十字固め | WEC 31: Faber vs. Curran 【WECミドル級タイトルマッチ】 |
2007年12月12日 |
○ | ジョー・ドークセン | 1R 4:07 TKO(グラウンドパンチ) | WEC 29: Condit vs. Larson 【WECミドル級王者決定戦】 |
2007年8月5日 |
○ | 三崎和雄 | 1R 9:43 腕ひしぎ十字固め | PRIDE 武士道 -其の十三- 【ウェルター級GP 準決勝】 |
2006年11月5日 |
○ | 長南亮 | 1R 2:30 腕ひしぎ十字固め | PRIDE 武士道 -其の十二- 【ウェルター級GP 2回戦】 |
2006年8月26日 |
○ | グレゴリー・ブーシェラゲム | 2R終了 判定3-0 | PRIDE 武士道 -其の十一- 【ウェルター級GP 1回戦】 |
2006年6月4日 |
○ | ムリーロ・ニンジャ | 2R終了 判定3-0 | PRIDE 武士道 -其の拾- | 2006年4月2日 |
○ | 桜井隆多 | 1R 3:49 腕ひしぎ十字固め | PRIDE 武士道 -其の九- 【ウェルター級GP リザーブマッチ】 |
2005年9月25日 |
× | ディーン・リスター | 棄権による不戦敗 | PRIDE 武士道 -其の六- 【ミドル級GP ラストワントーナメント 決勝】 |
2005年4月3日 |
○ | アマール・スロエフ | 1R 4:22 腕ひしぎ十字固め | PRIDE 武士道 -其の六- 【ミドル級GP ラストワントーナメント 1回戦】 |
2005年4月3日 |
○ | 小路晃 | 2R終了 判定2-1 | PRIDE 武士道 -其の四- | 2004年7月19日 |
○ | 松井大二郎 | 5分3R終了 判定3-0 | Gladiator FC 2日目 | 2004年6月27日 |
○ | シウマウ・ホドリゴ | 3R終了 判定3-0 | Bitetti Combat Nordeste 3 | 2004年4月1日 |
○ | 小路晃 | 1R 2:48 腕ひしぎ十字固め | PRIDE.22 | 2002年9月29日 |
○ | 近藤有己 | 5分3R終了 判定3-0 | DEEP2001 in YOKOHAMA | 2001年8月18日 |
○ | 美濃輪育久 | 5分3R終了 判定3-0 | パンクラス PANCRASE 2001 PROOF TOUR | 2001年3月31日 |
○ | KEI山宮 | 2R 0:29 KO(パンチ) | DEEP2001 | 2001年1月8日 |
○ | ルイス・ドレス | 2R KO(パンチ) | Heroes | 2000年7月24日 |
[編集] 獲得タイトル
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
[編集] 脚注
- ^ WEC MIDDLEWEIGHT TITLE BOUT POSTPONED WEC公式サイト 2008年3月13日
- ^ パウロ・フィリオ、薬物依存症のリハビリで欠場 BOUTREVIEW 2008年3月15日
空位 前タイトル保持者 ジョー・リッグス |
第3代WECミドル級王者 2007年8月5日 - 現在 |
次王者 N/A |