サンフランシスコ・ベイエリア
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サンフランシスコ・ベイエリア(英語:San Francisco Bay Area、単にベイエリア、英語:Bay Areaとも)とは、アメリカ合衆国カリフォルニア州北部の大都市サンフランシスコと、その近郊の都市を含めたサンフランシスコ湾の湾岸地域を指す。この商業圏はアメリカ第5位の規模を誇る。全米有数のハイテク産業の集積地としても知られている。
目次 |
[編集] 歴史
- 1769年、スペイン人の宣教師が現サンフランシスコ市に入植。
- 1775年、スペイン人の探検家がサンフランシスコ湾のアルカトラズ島を発見。
- 1846年、ジョン・フェリモント船長がゴールデンゲート海峡を命名。
- 1848年、サクラメント (サンフランシスコ湾の北東) で金鉱が発見される。ゴールドラッシュの始まり。
- 1850年、カリフォルニア州がアメリカ合衆国の31番目の州になる。
- 1906年、サンフランシスコ大地震。
- 1937年5月27日、ゴールデンゲートブリッジが開通。
- 1945年、サンフランシスコ市でサンフランシスコ会議が開かれる。
- 1989年10月17日 サンフランシスコ大地震。サンフランシスコ・オークランド・ベイブリッジの一部が崩壊。
[編集] 地域
[編集] ノースベイ
ゴールデンゲートブリッジの北部地域がノースベイと地元で知られている。この地域はマリン郡から成りソノマ郡及びナパ郡の北方へソラノ郡の東方へ広がっている。いくつかを除き、この地域はマリン郡が合衆国内で裕福な一覧に掲載されるほど、裕福である。ノースベイは一般的に多くが未開発の公園並びに農場として、最小の都市化がなされているベイエリアの一部である。
[編集] サンフランシスコ
- 主要記事:サンフランシスコ
サンフランシスコ湾の北西側に位置する。
[編集] イーストベイ
アラメダ郡及びコントラコスタ郡から成る、湾の東部はイーストベイと地元で知られている。イーストベイは湾の海岸線に位置するインナー・イーストベイ、そして丘並びに山によってインナー・イーストベイから隔てられている内陸渓谷から成るアウター・イーストベイの2つの地域に分割している。
- インナー・イーストベイはオークランド、ヘイワード、Fremont、Union City、バークレー、そしてリッチモンド、同じく多くの小さな郊外としてエメリービル、San Leandro、El Sobrante、ピノール、Piedmont、そしてエルサリートなどが含まれる。
- アウター・イーストベイはオリンダ、ウォールナットクリーク、コンコード、マーティネズ 、ピッツバーグ、アンティオック、プレザントヒル、北部のラファイエット(コントラコスタ郡中央部も関連する)、南部のダブリン、プレザントン、リバモア、ダンビル、サンラモン(ときどきLivermore-Amador Valley または Tri-Valley に言及する)、そして同じくアラモ及びOrindaのような他の町から成っている。
[編集] ペニンスラ(サンフランシスコ半島)
- 主要記事:サンフランシスコ半島
サンフランシスコ湾の西側のサンフランシスコ半島は地元で英語・日本語共にペニンスラ(the Peninsula)として知られている。北端にはサンフランシスコ市が位置するが、ペニンスラにサンフランシスコは含まれず、サンフランシスコは単純に「the City」と呼ばれることが多い。英単語のペニンスラは半島を意味するラテン語を語源としている。文脈が地元の話題であったり、サンフランシスコ・ベイエリアだと明確な場合、ペンニンスラは固有名詞として、湾西岸のサンフランシスコ半島を指す。この地域は、ウエストベイとは呼ばれない。サンタクララ郡の北西部分とサンマテオ郡からなる。
[編集] サウスベイ
サンフランシスコ湾の南側に位置する。シリコンバレーと大まかに位置が重なる。主要都市のサンノゼが在り、それを取り巻くハイテク産業で有名なマウンテンビュー、サンタクララ、パロアルト、サニーヴェイルやロスガトス、ロスアルトス、サラトガなどが位置する。サンタクララ郡など。
[編集] サンタクルーズ
- 主要記事:Santa Cruz
[編集] 対岸関係
- サンフランシスコ市の北の対岸は、ノースベイのサウサリート市で、サンフランシスコ市とはゴールデンゲートブリッジで結ばれている。
- サンフランシスコ市の東の対岸は、バークレー市、ウォルナットクリーク市、オークランド市などで、サンフランシスコ市とベイブリッジで結ばれている。
- サンフランシスコ市の南側は、半島の大地でサンマテオ郡が広がる。
- サンフランシスコ市の西は太平洋で、地図上では福島県(福島市、北緯37度45分)が対岸となる(サンフランシスコ市、北緯37度76分)。サンフランシスコ湾の南端付近にはパロアルト市やサンノゼ市などがあり、サンフランシスコ湾の北端付近にはサウサリート市やティブロン市、リッチモンド市などが位置する。
[編集] スポーツ
チーム | スポーツ | リーグ | 競技場 |
---|---|---|---|
サンフランシスコ・フォーティナイナーズ | フットボール | National Football League | キャンドルスティック・パーク(Candlestick Park) |
オークランド・レイダーズ | フットボール | National Football League | マカフィー・コロシアム |
サンフランシスコ・ジャイアンツ | 野球 | ナショナルリーグ(メジャーリーグベースボール) | AT&Tパーク |
オークランド・アスレチックス | 野球 | アメリカンリーグ(メジャーリーグベースボール) | マカフィー・コロシアム |
ゴールデンステート・ウォリアーズ | バスケットボール | National Basketball Association | オラクル・アリーナ |
サンノゼ・シャークス | アイスホッケー | National Hockey League | HP Pavilion |
カリフォルニア・ビクトリー | サッカー | USL First Division | Kezar Stadium |
San Jose SaberCats | フットボール | アリーナフットボールリーグ | HP Pavilion |
サンノゼ ・ステルス | ラクロス | National Lacrosse League | HP Pavilion |
サンフランシスコ・ドラゴンズ | ラクロス | Major League Lacrosse | Kezar Stadium |
サンノゼ・ジャイアンツ | 野球 | カリフォルニアリーグ(マイナーリーグ(野球)) | San Jose Municipal Stadium |
Tri Valley Titans | バスケットボール | International Basketball League (2005-) | Newark Memorial High School |
Oakland Slammers | バスケットボール | International Basketball League (2005-) | Merritt College |
[編集] 地域内の郡、都市及び郊外
以下の一覧はベイエリアの10郡を基本としている。ボールド体の都市は郡庁所在地である。
[編集] 郡
[編集] 人口20万人以上
[編集] 人口10万人以上
[編集] 人口1万人以上
[編集] 人口1万人以下
[編集] ベイエリア周辺の都市・観光地
[編集] 大学
公立:
- カリフォルニア大学バークレー校
- カリフォルニア大学サンフランシスコ校
- カリフォルニア州立大学イーストベイ校 (旧称 Hayward)
- Hastings College of the Law
- サンフランシスコ州立大学
- サンノゼ州立大学
- ソノマ州立大学
私立:
- Graduate Theological Union
- カリフォルニア芸術大学 (CCA)
- ゴールデンゲート大学
- Holy Names College
- ミルズ大学
- New College of California
- Notre Dame de Namur University
- Saint Mary's College of California
- San Francisco Art Institute
- San Francisco Conservatory of Music
- サンタクララ大学
- スタンフォード大学
- サンフランシスコ大学
[編集] 交通
[編集] 空港
ベイエリアには、3つの国際空港がある。
- サンフランシスコ国際空港 (SFO)
- サンフランシスコ湾の西岸にあり、この地域の中では最大であり一番古く西海岸では2番目に大きな国際空港である。ロサンゼルスのLAXに次ぐカリフォルニア州の主要な国際線ハブ空港である。ユナイテッド航空のハブで日本から直行便が毎日就航している。
- オークランド国際空港 (OAK)
- 東岸にある、地域の中で2番目に大きな空港でありサウスウエスト航空のハブ空港となっている。国際空港とは言っても国際線はメキシコとしか結ばれていない。
- ノーマン・Y・ミネタ・サンノゼ国際空港 (SJC)
- 湾から15キロほど離れたサウスベイにある、主要な空港の中では一番小さい空港である。多くの路線を扱えるように拡張及び修繕が行われた。正式名称はノーマン・ミネタ国際空港と呼ばれ、サンノゼ出身の日系人政治家の名前にちなんで付けられている。
[編集] 公共交通機関
[編集] 鉄道路線
- バート (Bay Area Rapid Transit 略 BART)
- 地下鉄/コミューター鉄道であるバートはサンフランシスコ、オークランド、バークレー、フリーモント、及びウォールナットクリーク (Walnut Creek) 含む、ベイエリアの一部をサービスしている。 サンフランシスコ国際空港に直接乗り入れている。
- カルトレイン (Caltrain)
- コミューター鉄道であるカルトレインはサンノゼ及びサンフランシスコのペニンシラ地域とを結んでいて、ミルブレー駅で BART システムと接続している。
- アムトラック (Amtrak)
- ベイエリア地域にいくつかのアムトラック駅がある。
- サンフランシスコ市営鉄道 (San Francisco Municipal Railway 略 Muni)
- サンフランシスコ市内地下鉄、ライトレール等。
- アルタモント通勤急行 (Altamont Commuter Express 略 ACE)
- サンノゼとストックトンの間を結ぶコミューター鉄道。
- サンタクララバレー交通局 (Santa Clara Valley Transportation Authority 略 VTA)
- サンタクララ郡にあるライトレールで、カルトレイン、アムトラック、ACE と接続している。
[編集] バス
- サンフランシスコ市営鉄道 (San Francisco Municipal Railway 略 Muni)
- サンタクララバレー交通局 (Santa Clara Valley Transportation Authority 略 VTA)
- Golden Gate Transit
- AC Transit
- SamTrans
- County Connection
[編集] ベイエリアの環状交通
ベイエリアには、単独で一周できる環状交通が存在しない。計画当初のBARTはベイエリアを一周するはずであったが、サンマテオ郡とサンタクララ郡の有権者が強く反対したので、実現しなかった。 カルトレインがサンフランシスコからペンニンスラを通りギルロイまで、サンフランシスコ湾西岸を半周する。 高速道路では、号線を乗り換えれば、橋や湾岸路線を経由し、サンフランシスコ湾を任意の大きさで周回出来る。 ペニンスラを南北に貫く合衆国有番号道路101号線(US101)は有名。 途中ゴールデンゲートブリッジを経由する。
[編集] 外部リンク
- Bay Area Experiences.com(英語版) - 地元のコミュニティが運営するサンフランシスコ・ベイエリアの情報サイト
- SFCalendar.org(英語版) - サンフランシスコ・ベイアリアのイベント情報
- Bay Area Shiite-Muslims Association(英語版)
- San Francisco Bay Area Shia Islamic Council(英語版)