クメン
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クメン | |
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一般情報 | |
IUPAC名 | (1-methylethyl)benzene |
別名 | イソプロピルベンゼン、2-フェニルプロパン |
分子式 | C9H12 |
分子量 | 120.19 g/mol |
組成式 | |
式量 | g/mol |
形状 | 無色液体 |
CAS登録番号 | [98-82-8] |
SMILES | |
性質 | |
密度と相 | 0.862 (20 ℃) g/cm3, |
相対蒸気密度 | (空気 = 1) |
水への溶解度 | |
への溶解度 | |
への溶解度 | |
融点 | °C |
沸点 | 152-153 °C |
昇華点 | °C |
pKa | |
pKb | |
比旋光度 [α]D | |
比旋光度 [α]D | |
粘度 | |
屈折率 | 1.4914 (20 ℃) |
出典 |
クメン (cumene) は炭化水素に分類される芳香族化合物の一種である。「クメン」は慣用名であり クミン酸 (cuminic acid、4-i-PrC6H4CO2H) に由来する。IUPAC命名法でその構造は (1-メチルエチル)ベンゼン などと表される。無色透明の液体。
ベンゼンとプロペンを酸触媒下に縮合させることによって合成する(フリーデル・クラフツ反応)。空気酸化により簡単にクメンヒドロペルオキシド (cumene hydroperoxide、C6H5C(CH3)2OOH) に変わることから、クメン法によるフェノールおよびアセトンの工業的合成法の中間体として重要である。