アナトール・フランス
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アナトール・フランス(Anatole France, 1844年4月16日 - 1924年10月12日)は、20世紀前半のフランスを代表する小説家・批評家。本名はジャック・アナトール・フランソワ・ティボー(Jacques Anatole François Thibault)。パリ出身。1921年ノーベル文学賞を受賞。代表作は『シルヴェストル・ボナールの罪』『舞姫タイス』『赤い百合』『エピクロスの園』『神々は渇く』など。芥川龍之介が傾倒していたことで有名。
目次 |
[編集] 略歴
死後、その脳が1019gしかない(白人男性の脳の平均重量は約1500g)ことが判明し、脳のサイズと知的能力は殆ど関連が無いことの証左となった。しかし彼は80歳で死去しており、加齢およびそれに伴う神経変性疾患が果たして無かったのかどうかも考慮する必要がある。
[編集] 主な作品
[編集] 長編小説
- 『シルヴェストル・ボナールの罪』"Le Crime de Sylvestre Bonnard", 1881年
- 『ジャン・セルヴィヤンの願い』"Les Désirs de Jean Servien", 1882年
- 『わが友の書』"Le Livre de Mon Ami", 1885年
- 『少年少女』"Nos Enfants", 1887年
- 『バルタザアル』"Balthazar", 1889年
- 『舞姫タイス』"Thaïs", 1890年
- 『鳥料理レエヌ・ペドオク亭』"La Rôtisserie de la Reine Pédauque", 1892年
- 『ジェローム・コワニャールの意見』"Les Opinions de Jérôme Coignard", 1893年
- 『赤い百合』"Le Lys Rouge", 1894年
- 『散歩道の楡の樹(現代史1)』"L'orme du Mail ", 1897年
- 『柳のひとがた(現代史2)』"Le Mannequin d'Osier", 1897年
- 『昔がたり』"Pierre Noziére", 1898年
- 『紫水晶の指輪(現代史3)』"L'anneau d'Améthyste", 1899年
- 『パリのベルジュレ氏(現代史4)』"Monsieur Bergeret à Paris", 1901年
- 『楽屋裏の話』"Histoire comique", 1903年
- 『白き石の上にて』"Sur la Pierre Blanche", 1905年
- 『ペンギンの島』"L'île des Pingouins", 1908年
- 『神々は渇く』"Les Dieux ont Soif", 1912年
- 『天使の反逆』"La Révolte des Anges", 1914年
- 『小さなピエール』"Le Petit Pierre", 1918年
- 『花ざかりの頃』"La Vie en Fleur", 1922年
[編集] 短編集
- 『ジョカストとやせ猫』"Jocaste et le Chat Maigre", 1879年-短編集
- 『螺鈿の手箱』"L'Étui de Nacre", 1892年-短編集
- 『ジャック・トゥルヌブローシュのコント』"Les contes de Jacques Tournebroche", 1908年
[編集] エッセイ他
- 『エピクロスの園』"Le Jardin d'Épicure", 1895年
[編集] 関連項目
- フランス文学
- アナトール・フランス (小惑星)(アナトール・フランスに因んで命名された)
[編集] 外部リンク
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