ZAPP

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この項目では日本の歌手グループについて記述しています。アメリカ合衆国のバンドについてはザップをご覧ください。

ZAPPは、フィンガー5の三男・正男と四男・晃（現・T.AKIRA）により結成されたデュオ。

1985年、日本コロムビアより、シングル『恋のゴールデンソウル』を発売。

同年3月東京音楽祭国内大会に出場した。同じ年の出場者の中にはアイドルグループのセイント・フォーらがいる。

『恋のゴールデンソウル』はA面が日本語詞、B面が英語詞。ワム!のジョージ・マイケルの作によるところが注目すべき点である。

ZAPPのメンバーは兄弟二人だけであるが、ライブや音楽祭などのステージでは、サポートメンバーを加えてバンド形式で演奏していた。

ルックスは1970年代長髪の流行していたフィンガー5当時のそれとは異なり、テクノカット全盛の1980年代であるため、二人とも刈上げたショートカット。晃はトレードマークのサングラスをかけず、うっすらと化粧も施していたというのは、長い音楽生活の中でも珍しいところである。

ライブ活動は新宿ルイードなどライブハウス中心に行っていたが、レコードも先の１枚のみで、活動期間は短かった。『雪柳のささやき』等、ファンの間では名曲と語られる楽曲や、後にフィンガー5SSBというグループで活動したときにも歌われた『DJ』など、メンバー自作のオリジナル曲も多々披露されていただけに惜しい。

その後、晃のみが残り、ZAPP2アキラスペシャルというバンドを結成し、ここにZAPPの名は引き継がれていくことになる。