ONライナー号

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ONライナー号東武バスウエスト 9590

ONライナー号 JRバス関東 H658-01414

ONライナー号（オーエヌライナーごう）は埼玉県さいたま市と千葉県成田市の成田国際空港を結ぶ高速バスである。

[編集] 概説

1989年4月28日に運行開始。鉄道では直行できない埼玉県と成田空港を結ぶ路線として開設された。愛称は「大宮(Omiya)」と「成田(Narita)」を結ぶことから、頭文字を取った。

当初から1日18往復設定されており、運行開始当初は供給過剰を危惧する意見もあったが、乗換えなしの利便性が好評となり、「成田エクスプレス」運行開始後も良好な乗車率を保っている。今日では、成田空港への空港連絡バスはさまざまな地区から多くの便数が運行されているが、その先駆けとなった路線ともいえる。

[編集] 運行会社

大宮駅に乗り入れている3社と成田空港に乗り入れている3社が全て参入したため、運行開始当初から6社共同運行・運賃プール精算制である。

[編集] 停車バス停

さいたま新都心駅（西口）
大宮駅西口
ホリディイン東武成田ホテル（一部便のみ降車可能）
成田国際空港（往復とも第2ターミナル→第1ターミナルの順に停車）

[編集] 運行ルート

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2000年6月1日以降

さいたま新都心駅 - 大宮駅西口 - 新都心西出入口 - （首都高速埼玉新都心線・埼玉大宮線） - 美女木JCT - （東京外環自動車道） - 川口JCT - （首都高速川口線・中央環状線・湾岸線） - 湾岸市川IC - （東関東自動車道） - 成田JCT - （新空港自動車道） - 新空港IC - 成田国際空港

2000年5月31日まで

大宮駅西口 - 岩槻IC - （東北自動車道） - 川口JCT - （首都高速川口線・中央環状線・湾岸線） - 湾岸市川IC - （東関東自動車道） - 成田JCT - （新空港自動車道） - 新空港IC - 成田国際空港

※運行ルート変更に伴って一般道区間が短くなったため、停車地が増加したにもかかわらず所要時間は変更されていない。

[編集] 運行回数

1日18往復（運行開始から現在まで変わらず）。

[編集] 運賃

大人片道2,750円。

[編集] 歴史

1989年 4月28日 - 運行開始。
1992年12月 - 成田空港第1・第2旅客ターミナル（第2→第1の順で停車）発着となる。
2000年 6月1日 - ルート変更。さいたま新都心駅発着となる。

[編集] 車両

6社とも、直結クーラー装備によりホイール間床下が全てトランクとなった空港リムジン仕様の便所付40人乗りハイデッカーが使用されている。

運行当初はシルバーメタリックに白帯を斜めに入れた6社共通カラーであったが、1991年にJRバス関東が自社カラーでかしま号と共通の予備車（日野・セレガ）を導入しており、その後も車両代替時に他路線との共通化という観点から自社カラーに戻した事業者が多く、2008年5月現在共通色が見られるのは東武バスウエストのみとなった。また、運行開始当初は国際興業のみスーパーハイデッカー（いすゞ・スーパークルーザー）で、リムジン仕様ではなかったが、車両代替時にリムジン仕様のガーラとなった。

かつて国際興業のONライナー仕様車を繁忙期に大宮 - 大阪間の夜行高速バス「サテライト号」（後のやまと号埼玉線、現在は廃止）の増発に回した際、後部の「OMIYA - NARITA」の表記に「OMIYA - OSAKA」のシールを貼って運行したことがある。

ONライナー専用色時代の西武バス1955	自社カラーに戻された西武バス1955（2007年3月撮影）	ONライナー専用色時代のJRバス関東担当便 H657-88401	かしま号に運用されたJRバス関東の共通予備車 H657-91401
東武バス標準色で導入された東武バスウェスト9818（2007年8月撮影）