mora
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mora(モーラ)はレーベルゲートが運営する日本の音楽配信サービスサイト。日本のほぼすべての主要レコードレーベルの音源を有料でダウンロードできることもあり(日本のiTunes Storeではソニー・ミュージックエンタテインメントの音源はダウンロードできないため)、実質上、日本を代表する音楽配信サイトである。[1] ただし、Windows、Mac共にサポートしているiTunesとは異なり、moraを利用するための専用ソフトはWindowsでしか動作しない。
配信にはソニーのOpenMG Xを採用した「レーベルゲートMQ」方式を使用しており、PC向けソフトウェアとしてはSonicStage、CONNECT Player、ジャストシステムのBeatJamなどがこれに対応している。配信楽曲は当初からATRAC3の132kbpsでエンコードされているが、2006年にはこれとは別にATRAC3plus 256kbpsによるエンコード楽曲も配信を開始した。
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[編集] 沿革
- 2000年4月3日 - レーベルゲート設立。
- 2004年3月31日 - OpenMG X方式のATRAC形式配信サービス「mora」開始。
- 2004年10月20日 - moraとは別にWindows Media方式の配信サービス「MusicDrop」開始。
- 2004年11月17日 - MAGIQLIP 2に代わり、SonicStage 2.3 for Moraを専用ソフトとして無償配布を開始。
- 2005年2月24日 - Yahoo!JAPANがmoraからの楽曲提供による「Yahoo! ミュージックダウンロード」サービス開始。
- 2005年12月14日 - オリコンがmoraからの楽曲提供によるATRAC3版「ORICON STYLE」サービス開始。
- 2006年9月26日 - Windows Media Player向けの配信サービス「MusicDrop」を「mora win」に名称変更。
- 2007年10月2日 - Windows Media Player向けの配信サービスを「mora win Type1 Music Store」に名称変更。同ソフトとの連携を強化。
[編集] 利用方法
moraから専用ソフト「SonicStage」をダウンロードすれば、楽曲のダウンロードが可能となる。 ※MAGIQLIP2でも利用可能だが、楽曲をCDへコピーすることはできなくなる。
[編集] 決済方法
現在、決済方法は次の通りである。なお、以前まではSonicStageとWebブラウザでは使用できる決済方法が異なっていたが、2007年5月から改善され、同じ決済方法を利用することができる。また、最近になり、iTunes Storeが店頭でのプリペイドカード購入(iTunes Card)による決算で若年齢層や地方在住者にも決済の機会を増やしたことに対抗してmoraでも同様のカード式を採用している。
- クレジットカード(VISA、MasterCard、JCB、ダイナーズカード、eLIO)
- Smash
- ウェブマネー
- Edy
- NET CASH/mora music card(ログイン機能対応)
注)SonicStageでの購入時、Internet Explorer7をインストールした環境でeLIO決済は不可。Edyは、Webブラウザ・SonicStageともに複数楽曲の同時購入は不可。
[編集] その他
- 決済をすませながら、ダウンロードをしなかった場合、請求されることはない。ただ、ウェブマネーやEdyなど、前払い形式のものに関しては、8日以降から返金処理がされる。ただ、Edyは「Edyギフト」として返金されるため、所有者が作業をしないと返金を受けられない。
[編集] 関連項目
- レーベルゲート
- mora win
- SonicStage
- SonicStage for LISMO