DAN DOH!!
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『DAN DOH!!』(だんどー)は「週刊少年サンデー」に連載されていた坂田信弘原作、万乗大智による漫画作品。 現在コミックスが新装版で刊行中。 2004年にはTVアニメが放映された。
目次 |
[編集] ストーリー
[編集] DANDOH!!(コミックス全29巻)
ある日、小学5年生の野球少年だった主人公「青葉弾道(あおばただみち)」(通称:ダンドー)は、学校でプロゴルファー「新庄樹靖(しんじょうみきやす)」の試合のビデオを観て、「ゴルフ」というスポーツを知る事になる。その後、ひょんな事から新庄樹靖本人と出会い、幼馴染である「砂田優香(すなだゆか)」、「大池弘平(おおいけこうへい)」と共にゴルフの指導を受ける事になる。 持ち前の運動神経も手伝ってか、ダンドーは天才的なゴルフセンスを身に着けた。その中で、プロゴルファー「赤野拓也(あかのたくや)」と出会い、ダンドーは「全日空オープン」でキャディとしてのセンスも開花させる。「全日空オープン」では驚異的な洞察力を発揮し、赤野を見事優勝へと導いた。 その後も、「タイ・アジアンマッチ」「KBCオーガスタ」などに出場し、様々な強敵を相手にしながらも、勝ち進んで行った。 そして、中学生となったダンドーは、師・新庄や赤野を追って、彼等が出場する「全英オープン」を目指し、旅立った。
[編集] DANDOH!! Xi(コミックス全15巻)
「全英オープン」を目指してセント・アンドリュースへと旅立ったダンドーは、経由地であるタイで、極悪組織のボスの娘「ラミア・タンティン」と出会う。ダンドーのゴルフに魅了されたラミアは、キャディーとして、全英出場を目指すダンドーと共に旅に出る事に。 中でも、デロン王国から来たゴルファー、「ムクムク王子」とは、全英への出場枠を懸けて激突。見事にムクムクを下し、全英出場権を得た。 しかし、ラミアが試合前日に生き別れた双子の姉、「エバ・スターリング」が誘拐され掛けていたのを救出しようとして負傷。代わりに姉のエバがダンドーのキャディを務める事になった。 全英当日、師・新庄や赤野との再会を果たし、新庄に導かれながらダンドーはスコアを伸ばして行く。その後、病に倒れた新庄に代わって、宿敵「ラファエル・バーン」と一騎打ちをし見事勝利を収めた
[編集] DANDOH!! ネクストジェネレーション(コミックス全4巻)
ある日、療養していた師・新庄が病死した事を知ったダンドーたちは、新庄が企画していたゴルフ大会「新庄インビテーショナル」の会場へと向かう。 しかし、そこは新庄の後継者を名乗るローマンスター社の会長「ルチオ・フルチ」に乗っ取られてしまっていた。 ダンドーは仲間達と共にルチオに立ち向かう。その中で、ダンドーを「全英オープン」で見て憧れたという小学生、「竜之介」がダンドーのキャディを務める事になった。 今回の物語は師・新庄の想いをダンドーから竜之介、つまり次の世代へと受け継がれていく様が描かれている。
[編集] 主な登場人物
[編集] 「DANDOH!!」で初登場
- 青葉弾道(アオバタダミチ)
- プロゴルファーを目指す少年。親しい人達には「ダンドー」と呼ばれている。師・新庄や赤野を慕っている。当初は野球少年として活躍していたが、野球のバットよりも早く、遠くに弾を飛ばせるゴルフと言う競技に魅了され、新庄と出会った事によりゴルフの道を歩む事になる。元から大変運動神経に秀でていたが、新庄の指導によりゴルフの技術やセンス、ゴルフに対する真摯さを身につけ、度重なる困難を乗り越える事でその才能を爆発的に開花させていく。ゴルフに関しては大変な努力家でもあるが、反面無理をしがちであり少年としての肉体の脆さから無理がたたって本番で負傷する、体を壊す事も多かった。ゴルフとしての試合経験の他、キャディとして大会参加する経験も多いが、その際も無理をして負傷したケースもある。とある事情から母と別居中の父子家庭に育ち、母親がいると聞いた北海道に単身向かう一面もある。小学生当時赤野のキャディーとして参加した大会で出会った帝王ジャック・二クラウスに認められるものの、英語が理解できなかったため言葉を交わせなかった事を悔やみ英語を洋画を字幕スーパーなしで見られるほどに独学で勉強したこともある。「Xi」の頃には最早ゴルフという枠にも収まらないようなスーパーショットを連発。年齢ももうじきプロになれる頃に差し掛かっていたが彼自身はプロだアマチュアだという枠にはあまり興味がないようで、通学している中学校で自らが設立したゴルフ同好会でゴルフを続けている。
- 砂田優香
- ダンドーの幼馴染で、野球チームの仲間。なお彼女の投げるボールは中学生でも打てないほど速い。ダンドーと共に新庄の元でゴルフを学びゴルファーの道を志す。両親が東京へ引っ越した為、ダンドーの家の居候となる。ダンドーには小学生の頃から好意を寄せているがダンドーが遠征先で度々女の子と友人になって帰ってくる(しかも大抵彼に好意を寄せている)ため、気が気ではない日々を送っている。中学生になる時期になると少々嫉妬深い一面が出てきており、女の子であることを隠しているラミアの正体にもディスプレイごしに気付くほどであった。全英オープンの際にはダンドーの活躍をいち早く聞く為に、携帯ラジオを手に中継を聴いたり、学校に忍び込む事もあった。後に全英オープンに予選でドライバーを壊してしまったダンドーに自分のドライバーを届けるため、後を追うこともあった。
- 大池弘平
- ダンドーの幼馴染で、野球チームの仲間。ダンドーと共に新庄の元でゴルフを学び、ゴルファーの道を志す。ダンドーとは競い合いながら腕を磨いていたが、次第にダンドーとの力量さに開きが生まれ始め、内心焦りを感じていた。親の転勤でアメリカに引っ越す事になりダンドーや優香とは離れ離れになってしまうが、アメリカでもゴルフを続ける事を決める。「Xi」の頃にはアメリカのアマチュアのゴルフ大会で好成績を収めている。
- 新庄樹靖
- ダンドーたちの師匠。伝説のプロゴルファーと呼ばれる。ダンドー達の住む町で隠居生活を送っていたが、新庄宅の庭木を切ってゴルフクラブを作ろうとしたダンドーらと出会う。新庄の事を知っていたダンドーにゴルフの教授をせがまれてテストを課し、それに合格した彼らを指導する事になる。物腰穏やかで心には強い信念とゴルフへの愛情を持った青年だが、体は病に蝕まれておりボロボロである。それでもダンドーらの指導を通じてダンドーらのゴルフへの熱意を感じ、彼らにゴルフの未来を見せる為、全英オープンに再び出場を決意する。全英オープンでは至上最高と言われるスコアを残しながらも、最終ホールで体が限界となり、目も見えず耳も聞こえないような状態で延々とパットを外し続けたが、キャディとなったダンドーの導きで見事カップインし、その姿には惜しみない拍手が贈られた。 その後はダンドーら未来のゴルファーの為に一つのゴルフ場を建設を計画し、見事完成するもダンドーが新庄からの手紙に気づかず、惜しくもダンドーと共に最後のゴルフをする事は出来なかった。その生涯はゴルフ界にとどろいており、それを悪用しようとたくらむ者も現れたが、彼を心底慕うものもまた多かった。
- 赤野拓也
- ダンドーが慕うプロゴルファーで、ダンドーの兄貴分と言える存在。昔、ギャラリーを殴った為にプロ資格を剥奪されたことがある。全英オープンでは新庄のキャディも勤めた。穏やかな師である新庄に対し、時には苦言も辞さないが、それもダンドーや新庄の為を思っての事である。また一見ぶっきらぼうな性格だが大変面倒見が良い性格のようで子供好きな一面も作中そこかしこに見受けられる。ダンドーの第二の師ともいえる存在。ダンドーが母を捜しに北海道に行った際、現地のゴルフ大会で出会った。その頃はまだ暴力ゴルファーとしてのレッテルがはがれておらず、ダンドーと対立する一面もあったが、ダンドーの頑張りを見て彼をキャディとして認める。元から持ちえていたセンスか、はたまた「クソッタレ場」での練習が下地になっていたのか、場末のプロゴルファーだったとは思えないほど高い実力を持ち合わせており、帝王ジャック・二クラウスと対峙した時も一歩も引かない接戦を繰り広げた。後にダンドーのキャディを勤めた戸高とコンビを組んで全英オープンにも出場している。
- アメリア・シーゲル
- アメリカでダンドーと出会い、キャディも務める。後に全英オープン予選でダンドーと再開。後にムクムク王子のキャディとなる。
- ダンドーと出会った頃にはダンドーの事が好きだったようだが・・・?
[編集] 「DANDOH!!Xi」で初登場
- ラミア・タンティン
- タイの極悪組織のボスの娘。ダンドーのキャディとなる。全英オープンに向かう途中に荷物を盗まれたダンドーと出会い、彼に協力。そのまま全英オープンまで同行することになる。少女ながらきっぷのいい快活な性格をしており、ダンドーとは当初同性の友人のような関係を築いていた。ダンドーのことは時系列で「DANDOH!!」の頃の試合で活躍していたことも知っており「Xi」連載初期から彼にぞっこんであったが、友人ですらいられなくなるかもしれない、と自身が女の子であることを隠していた。物語の最終エピソードの最中ではいつの間にかダンドーに女の子だったと気付かれていた。
- 後にダンドーと優香の通っている日本の中学校へ転校、父が日本でゴルフビジネスを始めるという口実もあるようだが、本音は違うのだろう。ゴルフ同好会に入会している。
- ムクムク王子
- 海に沈みそうな小国の島国・デロン王国の王子、ダンドーの永遠のライバルであり親友となる。小国でゴルフ場も満足に作れないような貧乏国家であるため、ゴルフ技術は大変荒削りながら、無風であれば160ヤード以内の距離をピンポイントで沈めてしまうハイレベルなアプローチテクを持っており、バンカーショットと水面をフェアウェイに見立てた水切りショットにおいてその真価を発揮する。王子という育ちから大変な自信家であり、普段は陽気で軽妙な三枚目だが、内心は潔さと年齢不相応な聡明さを兼ね備えている。
- エバ・スターリング
- 生き別れたラミアの双子の姉。ゴルファーだが、全英オープンでは負傷したラミアに代わりダンドーのキャディを務める。しかしラミアと比べて大変な巨乳であり、特に全英オープン初日は、ラミアに化けてバッグを担いだ為、隠し通すのに大変な苦労を要した。当初は妹のラミアを恨んでいたが、後に和解する。
- ラファエル・バーン
- 新庄とともに聖人・リチャード・ハントのもとで学んだ最強のゴルファー。過去に母親と愛犬・アレックスを権力者の陰謀によって失った事から人間を強く憎み、その象徴ととらえたゴルフそのものに復讐を誓う。
[編集] 「DANDOH!!ネクストジェネレーション」で初登場
- 竜之介
- ダンドーに憧れて、新庄からゴルフを教わった。ダンドーのキャディを務める。
[編集] TVアニメ
[編集] スタッフ
- 企画プロデューサー:深沢幹彦(TV TOKYO)・菅井敦(テレビ東京メディアネット)・都築伸一郎(小学館)
- スーパーバイザー:峯岸卓生、橘倍男、瀬端文雄、中村直樹
- 原案協力:三上信一、鳥光裕(小学館「週刊少年サンデー」編集部)
- 企画協力:小学館キャラクター事業センター
- シリーズ構成:木村暢
- 脚本:木村暢、兵頭一歩、あまみやひとみ、寺崎敦子、黒岩ヒデユキ、篠崎ゆかり
- キャラクターデザイン:大森英敏
- 小物デザイン:水谷麻美子
- 美術監督:吉川洋史
- 色彩設計:木村早苗
- 撮影監督:久保博志
- 編集:櫻井崇
- 音楽:下村陽子
- 音響監督:渡辺淳
- 音響効果:有田利樹(スワラプロダクション)
- 録音制作:ダックスプロダクション
- 音楽協力:TV TOKYO MUSIC
- アソシエイトプロデューサー:本田浩司(フォーサム)
- ラインプロデューサー:木村健吾、青木清光(東京キッズ)
- プロデューサー:東不可止(TV TOKYO)・八田紳作(テレビ東京メディアネット)・池田裕之(ホリプロ)
- 監督:大森英敏
- アニメーション制作プロダクション:東京キッズ
- 後援:日本ジュニアゴルファー育成協議会(JGC)
- 製作:TV TOKYO・テレビ東京メディアネット・ホリプロ
- 著作権表示:(C)坂田信弘・万乗大智/小学館・TV TOKYO・テレビ東京メディアネット・ホリプロ
[編集] 主題歌
- OP「Going on!」(作詞:ノダジュン 作曲・編曲:タダミツヒロ 歌:Bullet77)
- 前期ED「WILD FLOWER ~花に嵐の喩えあり~」(作詞:ノダジュン 作曲・編曲:タダミツヒロ 歌:Bullet77)
- 後期ED「Believe in love」(作詞:ノダジュン 作曲・編曲:タダミツヒロ 歌:Bullet77)
[編集] キャスト
- 青葉弾道:小林ゆう
- 砂田優香:平山あや
- 大池弘平:一田梨江
- 新庄樹靖:中原茂
- 赤野拓也:稲田徹
- 風間竜二:野田順子
- 横田健吾:志村知幸
- 石神一郎:矢部雅史
- 石神二郎:時田光
- 青葉恭子(ダンドーの姉):山口茜
- 青葉茂道、ジェイムズ・マッシュ:田中総一郎
- オーナー:浜田賢二
- ナレーション:池田政典
[編集] 放映リスト
- ダンドーの夢
- 選手権
- 優香
- ミスショット
- ニコボール
- 横田
- 決勝ラウンド
- 父
- 6番アイアン
- 谷越え
- 強者つどう
- 世界でただ一本
- 心に届く光
- 男と男の決闘
- 失格
- 北海道へ
- キャディー
- 大好きなショット
- 挑戦
- 二人で一人
- 信念
- 拓さん
- 試練
- 雌雄決す!
- 風間
- 光の中で
テレビ東京 土曜9:30枠 | ||
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