AFCアジアカップ2000
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AFCアジアカップ2000は、第12回のAFCアジアカップであり、2000年10月12日から同年10月29日にかけて、レバノンで開催された。
開催地はレバノンの首都ベイルートおよびトリポリ、サイダの3ヶ所であった。開催国のレバノンおよび前回UAE大会で優勝したサウジアラビアに、予選を勝ち抜いた10チームを加えた合計12チームで争われた。特に東アジア諸国から見るとレバノンは内戦の地というイメージが強かったが、競技場はよく整備され、大会期間中に大きな治安上の問題もなかった。この大会は日本が2大会ぶり2度目の優勝を遂げて終了した。一次リーグからスコア・内容とも圧倒的な差をつけて勝ち進んだ今大会の日本は、アジアカップ史上でも屈指の好チームといえ、実際にAFCの事務所に飾られている当大会優勝のレリーフには「史上最強のチャンピオン」と書かれている。この頃のA代表が日本代表史上最強のチームだったのではないか、という声も大きい。決勝トーナメントのイラク戦で見せた、中村俊輔が真横に蹴ったFKを名波浩がダイレクトボレーで合わせて決めたゴールは大きな印象を残した。大会最優秀選手には日本の名波浩が選出された。韓国の李東国が得点王になった。
[編集] 予選
1999年8月から2000年4月にかけて、42の国と地域が参加。10の組に分かれて開催され、各組1位が本大会の出場権を得た。
[編集] 本大会参加国
レバノン（開催国） 初出場
サウジアラビア（前回大会優勝国） 5大会連続5度目
イラク 2大会連続4度目
イラン 9大会連続9度目
ウズベキスタン 2大会連続2度目
カタール 2大会ぶり5度目
クウェート 2大会連続7度目.svg/20px-Flag_of_South_Korea_(bordered).svg.png)
大韓民国 2大会連続9度目
インドネシア 2大会連続2度目
タイ 3大会連続4度目
中華人民共和国 7大会連続7度目.svg/20px-Flag_of_Japan_(bordered).svg.png)
日本 4大会連続4度目
[編集] グループリーグ
参加12チームを3グループに分け、1回戦総当たり方式で行われた。グループ上位2チームと、各グループの3位のうち勝ち点上位2チームの、計8チームが決勝トーナメントに進んだ。
[編集] グループA
| 点 | 試 | 勝 | 分 | 負 | 得 | 失 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| イラン |
7 | 3 | 2 | 1 | 0 | 6 | 1 |
| イラク |
4 | 3 | 1 | 1 | 1 | 4 | 3 |
| タイ |
2 | 3 | 0 | 2 | 1 | 2 | 4 |
| レバノン |
2 | 3 | 0 | 2 | 1 | 3 | 7 |
| イラク |
2 - 0 | タイ |
|---|
| レバノン |
0 - 4 | イラン |
|---|
| イラン |
1 - 1 | タイ |
|---|
| レバノン |
2 - 2 | イラク |
|---|
| イラン |
1 - 0 | イラク |
|---|
| レバノン |
1 - 1 | タイ |
|---|
[編集] グループB
| 点 | 試 | 勝 | 分 | 負 | 得 | 失 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 中華人民共和国 |
5 | 3 | 1 | 2 | 0 | 6 | 2 |
| クウェート |
5 | 3 | 1 | 2 | 0 | 1 | 0 |
| 大韓民国 |
4 | 3 | 1 | 1 | 1 | 5 | 3 |
| インドネシア |
1 | 3 | 0 | 1 | 2 | 0 | 7 |
| 大韓民国 |
2 - 2 | 中華人民共和国 |
|---|
| クウェート |
0 - 0 | インドネシア |
|---|
| 中華人民共和国 |
4 - 0 | インドネシア |
|---|
| 大韓民国 |
0 - 1 | クウェート |
|---|
| 中華人民共和国 |
0 - 0 | クウェート |
|---|
| 大韓民国 |
3 - 0 | インドネシア |
|---|
[編集] グループC
| 点 | 試 | 勝 | 分 | 負 | 得 | 失 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 日本 |
7 | 3 | 2 | 1 | 0 | 13 | 3 |
| サウジアラビア |
4 | 3 | 1 | 1 | 1 | 6 | 4 |
| カタール |
3 | 3 | 0 | 3 | 0 | 2 | 2 |
| ウズベキスタン |
1 | 3 | 0 | 1 | 2 | 2 | 14 |
| サウジアラビア |
1 - 4 | 日本 |
|---|
| カタール |
1 - 1 | ウズベキスタン |
|---|
| 日本 |
8 - 1 | ウズベキスタン |
|---|
| サウジアラビア |
0 - 0 | カタール |
|---|
| サウジアラビア |
5 - 0 | ウズベキスタン |
|---|
| 日本 |
1 - 1 | カタール |
|---|
[編集] 決勝トーナメント
ノックアウト方式で行われた。
| 準々決勝 | 準決勝 | 決勝 | ||||||||
| 10月23日 - サイダ | ||||||||||
| 中華人民共和国 |
3 | |||||||||
| 10月26日 - ベイルート | ||||||||||
| カタール |
1 | |||||||||
| 中華人民共和国 |
2 | |||||||||
| 10月24日 - ベイルート | ||||||||||
| 日本 |
3 | |||||||||
| 日本 |
4 | |||||||||
| 10月29日 - ベイルート | ||||||||||
 イラク |
1 | |||||||||
| 日本 |
1 | |||||||||
| 10月23日 - トリポリ | ||||||||||
| サウジアラビア |
0 | |||||||||
| イラン |
1 | |||||||||
| 10月26日 - ベイルート | ||||||||||
| 大韓民国 |
2v | |||||||||
| 大韓民国 |
1 | 3位決定戦 | ||||||||
| 10月24日 - ベイルート | ||||||||||
| サウジアラビア |
2 | |||||||||
| クウェート |
2 | 中華人民共和国 |
0 | |||||||
| サウジアラビア |
3v | 大韓民国 |
1 | |||||||
| 10月29日 - ベイルート | ||||||||||
[編集] 準々決勝
| イラン |
1 - 2 (延長戦: 0 - 1) | 大韓民国 |
|---|
| 中華人民共和国 |
3 - 1 | カタール |
|---|
| 日本 |
4 - 1 | イラク |
|---|
| クウェート |
2 - 3 (延長戦: 0 - 1) | サウジアラビア |
|---|
[編集] 準決勝
| 大韓民国 |
1 - 2 | サウジアラビア |
|---|
| 中華人民共和国 |
2 - 3 | 日本 |
|---|
[編集] 3位決定戦
| 大韓民国 |
1 - 0 | 中華人民共和国 |
|---|
[編集] 決勝
| サウジアラビア |
0 - 1 | 日本 |
|---|
[編集] 最終結果
| AFCアジアカップ2000優勝国 |
|---|
 日本 2大会ぶり2度目 |
[編集] 個人表彰
[編集] MVP
[編集] 得点王
[編集] 最優秀DF
[編集] ベスト11
[編集] GK
- 江津
[編集] DF
- モハメド・アル・ハラウィ
洪明甫- ジャマル・ムバラク
[編集] MF
名波浩- カリム・バゲリ
- 中村俊輔
- アッバース・ジャシム
- ナワフ・アル・テミヤト
[編集] FW
[編集] 関連項目
|
|
|---|
| 1956 香港 - 1960 韓国 - 1964 イスラエル - 1968 イラン - 1972 タイ - 1976 イラン 1980 クウェート - 1984 シンガポール - 1988 カタール 1992 日本 - 1996 UAE - 2000 レバノン - 2004 中国 - 2007 インドネシア/マレーシア/タイ/ベトナム - 2011 カタール |
