29歳のクリスマス
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29歳のクリスマスは、1994年10月20日~12月22日の22:00~22:54(木曜劇場枠)にフジテレビ系列で放送された鎌田敏夫脚本のドラマ。全10回。最終回のみ30分拡大して22:00~23:24の放送。20代の女性をターゲットにしたトレンディ路線が見られるものの、結婚観や友情、男女関係、大人の付き合いなどなど恋愛ドラマのエッセンスと人生観を盛り込んだ大人の恋愛ドラマ。
主題歌の権利上の関係でDVD化はされていないが、再放送は行われている。関東では2002年の年末を最後に再放送されていないが、東海地方では毎年再放送されている。
尚、2003年には韓国で「シングルズ」というタイトルで映画としてリメイクされている。主演のチャン・ジンヨンは2005年、このドラマで木佐役を演じた仲村トオルと韓国映画「青燕」で共演している(但し、仲村はこの映画に「特別出演」として扱われている)。
目次 |
[編集] ストーリー
矢吹典子(山口智子)、今井彩(松下由樹)、新谷賢(柳葉敏郎)の3人の友情を、それぞれの恋や仕事の厳しさを絡めて描いている。
アパレル会社に勤める典子は、29歳の誕生日の日に頭に円形脱毛症ができてしまう。また、仕事でもパリコレに派遣されるはずがパブの店長に出向となり、彼氏にも振られ、おまけに妊娠の心配が生じるなど、さんざんな1日になる。
女の意地で元恋人の結婚式に友人の彩、賢とともに出席した典子は、そこで知り合った業界トップクラスの木佐製作所の御曹司(仲村トオル)からプロポーズを受ける。しかし「自立して生きていく」ことをモットーにしている典子は木佐の要求に応じなかった。一方、商社のクレーム係を務める賢は、式で見かけた一流物産会社のOL香奈(水野真紀)に一目惚れし、積極的にアプローチを始める。
カメラマンの彩は、今は結婚しているチェリストの浅葉(竹下欣伸)との関係が断ち切れずに続いていた。借金を抱えている彩は典子の提案で賢の家に同居することになり、後に典子も一緒に暮らすことになる。
最初は木佐のことを相手にしなかった典子だが、典子の生き方を理解し、また典子によって自分の生き方を変えていった木佐(親の財力を当てにするのではなく自分の力で生きていこうとする)に次第に惹かれていく。五反田に開店したパブレストラン「快食倶楽部」の評判も良く、木佐との仲も順調になった典子だったが、木佐は両親の反対を押し切って新たに事業を起こそうとするが父に阻まれ失敗してしまう。そして典子は、結婚の条件として木佐家から典子の父(元新聞記者)に論説員としてロンドンのデイリーニュースへ行くよう告げられる。しかしそこは肩書きだけで全く仕事の無いポストだった。英語も話せない父に一度はロンドン行きを懇願する典子だった。
一方浅葉に「妻と別れる」と切り出された彩だが、浅葉の身勝手さを許せない彩は落ち込んでしまう。そして、やはり香奈との関係がうまくいかない賢と一夜の関係を持ってしまう。結局、典子は木佐家の条件を断り、その代わりに木佐はフィラデルフィアの工場を建て直してから典子を迎えに行くと言って日本を去る。香奈との恋愛が叶い結婚にまでこぎつけた賢は、自分の子どもが彩の中にいることを知らずに仙台へと再就職する。事実を賢に言わない彩をきつく叱る典子だったが、彩が一人で子どもを産む決心の強いことを知り、典子は親友として彼女を支えていこうと決意するのだった。
[編集] 主なキャスト
- 矢吹典子:山口智子
- 今井彩:松下由樹
- 新谷賢:柳葉敏郎
- 木佐裕之:仲村トオル
- 上越香奈:水野真紀
- 深沢真穂:稲森いずみ
- 浅葉達也:竹下欣伸
- 長堀英明:近藤等則
- 矢吹美和:吉行和子
- 矢吹達夫:中村嘉葎雄
- 木佐三千子:星由里子
[編集] サブタイトル・視聴率
各話 | サブタイトル | 視聴率 |
---|---|---|
第1話 | 人生最悪の誕生日 | 20.9% |
第2話 | バカにしないでよ | 18.9% |
第3話 | 彼の母親と会う | 21.3% |
第4話 | お局様と呼ばれて | 20.8% |
第5話 | 可愛げのない女 | 20.7% |
第6話 | 男と女のアクシデント | 22.3% |
第7話 | 悲劇のヒロイン | 21.1% |
第8話 | 幸福はすぐ壊れる | 23.8% |
第9話 | 素直になりたい | 22.9% |
第10話 | 誰のものでもない、私の人生 | 26.9% |
平均視聴率 22.0%
[編集] スタッフ
[編集] 主題歌
- マライア・キャリー「恋人たちのクリスマス」("All I Want for Christmas Is You")
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