黒谷和紙
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
黒谷和紙(くろたにわし)は、京都府綾部市の北部、舞鶴市との境に位置する黒谷町に伝わる和紙。京都府指定無形文化財に指定されている。この黒谷町一帯は、伝統技術を守る和紙の秘境として親しまれている。
目次 |
[編集] 概要
平家の落武者が子孫に残す技として始めたと伝わる八百年の伝統を持つ和紙であり、和紙の中でも屈指の美しさを誇っていると言われている。
黒谷地域は谷氏山家藩の領国であり、良質であったので、山家藩の特産品として全国に知られた。
江戸時代には京呉服、明治時代以降は養蚕に関する紙が多く作られた。
[編集] 黒谷和紙会館
黒谷和紙会館(くろたにわしかいかん)は、「黒谷和紙」に関する資料の展示や製品の販売を行っている施設。TEL0773-44-0213
1階では各種の紙のほか、座布団、手提げ袋など紙で作った工芸品の販売しを、2階では昔の紙すき工程を表現した人形や、原料のコウゾを蒸すのに使った直径1mを超す大きなおけ、紙すきに使う簀桁(すげた)などが展示されている。
[編集] 入館料
- 無料
[編集] 休館日
- 土曜午後、日・祝日
[編集] 交通アクセス
[編集] 関連項目
- 黒谷和紙工芸の里