高千穂あまてらす鉄道
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高千穂あまてらす鉄道株式会社(たかちほあまてらすてつどう)は、宮崎県で高千穂線を運営していた高千穂鉄道から同線を引き継いで運営する予定の鉄道会社である。本社は宮崎県西臼杵郡高千穂町大字三田井1444-1。
2008年3月31日までの社名は「神話高千穂トロッコ鉄道」だった。当初は社名を「高千穂神話鉄道」とする予定だったが、「高千穂鉄道」(廃業ではなくあくまでも休業している鉄道事業者)と混同しやすいという理由で不許可となった[要出典]ため、「神話高千穂トロッコ鉄道」とした。目的が後述のように鉄道記念公園での保存鉄道の運行に変わったことから、公募で決定した「高千穂あまてらす鉄道」に同年4月1日より社名を改めた。
高千穂鉄道の事業を引き継ぐために第一種鉄道事業者となることを目指したが、事業計画の妥当性と資金力が問題となり、許可を得ることを断念。当面の目標として、高千穂~日之影温泉間について鉄道記念公園の指定を受けるとともに、高千穂~天岩戸間において、遊具という形ではあるが(単なる動態保存ではなく)保存鉄道としての列車運行を目指している。(ただし、将来的な目標として第一種鉄道事業者への申請計画はある。)
したがって、敷地および設備等については高千穂鉄道から地元自治体が譲り受けるとともに、当社は公園管理者および遊具運営者としての位置づけで列車を運行することとする方針。
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[編集] 歴史
- 2006年(平成18年)3月15日 創立総会。
- 2006年(平成18年)3月17日 設立。
- 2007年(平成19年)5月14日 鉄道再開に向けた取締役会と臨時株主総会を開催。枕木・犬釘・鉄橋塗装などのオーナー制度による支援金公募を決議。
- 2007年12月27日 支援金を含む資金不足で鉄道事業者となることが困難ななか、以前高千穂線を運営していた高千穂鉄道が、休止していた 高千穂~槇峰間についての廃止届を提出したため、高千穂線の運営引継がさらに困難な状況となる。
- 2008年(平成20年)1月19日 臨時株主総会開催。観光協会や商工会を含む地元株主の一部が出資から離脱。地元企業主導の経営体制から、個人株主中心の新経営体制に移行する[1]。支援金を送っていた支援者に対し、株式へ振替えて株主になってもらうことを求める方針へ転換。
- 2008年(平成20年)4月1日 高千穂あまてらす鉄道に社名変更。
[編集] 役員
[編集] 路線
旧高千穂鉄道高千穂線の路線を利用する予定。
[編集] 脚注
- ^ 「神話高千穂トロッコ鉄道」 新社長に作家の高山文彦さん MSN産経ニュース 2008年1月19日
[編集] 外部リンク
- 高千穂あまてらす鉄道公式ホームページ
- 赤星コム(赤星たみこの公式サイト)