風とライオン
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風とライオン The Wind and the Lion |
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監督 | ジョン・ミリアス |
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製作 | ハーブ・ジャフィ |
脚本 | ジョン・ミリアス |
出演者 | ショーン・コネリー キャンディス・バーゲン ジョン・ヒューストン |
音楽 | ジェリー・ゴールドスミス |
撮影 | ビリー・ウィリアムズ |
編集 | ロバート・L・ウォルフ |
配給 | メトロ・ゴールドウィン・メイヤー→タイム・ワーナー(米国) コロンビア映画→ソニー・ピクチャーズ(米国以外) |
公開 | 1975年5月22日 |
上映時間 | 119分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
制作費 | $4,000,000 |
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Variety Japan | |
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IMDb | |
『風とライオン』(The Wind and the Lion)は1975年のアメリカ映画。メトロ・ゴールドウィン・メイヤーとコロンビア映画の合作。
目次 |
[編集] 概説
20世紀初頭のモロッコを舞台に、「血とコーランからなる」砂漠の王者と、アメリカ第28代大統領セオドア・ルーズヴェルトが激突する。公開当時は黒澤映画の信奉者であるミリアス監督の「サムライ映画」とする酷評もあった。ジェリー・ゴールドスミスのスコアは傑作。ちなみに、主人公のライズリーは実在したベルベル族の族長であり、1904年に確かに誘拐事件を起こしているらしい。
[編集] あらすじ
コロニアル風の建物を覆う白壁が地中海の光を照り返す正午の港町。街中を疾走する馬群は隘路(あいろ)を見事な手綱捌きで抜けると、高台の豪邸に侵入し容赦なく家人を殺してまわる。賊はアメリカ人である邸の女主人と子供二人だけは殺さずに連れ去ると素早く去っていく。1904年、モロッコの港町タンジールでの出来事である。
鉄道と電信と砲艦が世界を席巻した20世紀に登場した「海賊」たちの頭領はリフ族の首長ライズリである。モハメッドの血を引く砂漠の王者を自認するライズリは、列強が自治国であるモロッコへ介入する現実に我慢ができず、国際紛争を誘発させモロッコの太守に外国勢力排撃の号令を出させようと目論んでいた。
ライズリの世界観は、男同士は面子の絡んだ喧嘩には命を懸けるというものであり人質の女主人は危険な火遊びの果てには破滅が待っていると忠告するが自信家のライズリは耳に入らない。プライドの高い男に呆れる女だが共に生活する中で、別の感情を持ちはじめていく。
一方、アメリカ国内では世論に押される形をとりながら、自国の勢力伸展をもくろむ野心家達の策謀が動き始めて・・・。互いの流血の末、非情な国際社会の力学はルーズベルトを勝者とする。賞賛の嵐の中、一人となった大統領は顔を合わせずに終わった好敵手からの書簡を読みはじめる。
『あなたは風のごとく、私はライオンのごとし。あなたは嵐をまきおこし、砂塵は私の眼を刺し、大地はかわききっている。私はライオンのごとくおのれの場所にとどまるしかないが、あなたは風のごとくおのれの場所にとどまることを知らない』 -ライズリの声に、何かを考え込むように立ちつくす大統領- ラスト、砂漠に落ちていく夕陽を背に不敵に笑うムスリムの族長二人。バックを勇壮なテーマが流れて映画は終わる。
[編集] キャスト
- ライズリー:ショーン・コネリー
- イーデン:キャンディス・バーゲン
- ジョン・ヘイ:ジョン・ヒューストン
- セオドア・ルーズヴェルト:ブライアン・キース