陸軍士官学校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
陸軍士官学校(りくぐんしかんがっこう)とは、陸軍の士官を養成するための学校である。士官は下士官兵と異なり、特別の権限・責務を有しているため、特にこれを教育するための学校として設けられている。
英語では「Military Academy」という。中華民国や満州帝国では「陸軍軍官学校」と、大韓帝国では「陸軍武官学校」といわれた。
[編集] 日本の陸軍士官学校
- 陸軍士官学校 (日本) - 狭義の陸軍士官学校のみならず、大阪陸軍兵学校・陸軍予科士官学校・陸軍航空士官学校についても記述。
- 陸軍予備士官学校 (日本)
- 陸上自衛隊幹部候補生学校 - 昭和29年7月5日に福岡県久留米市高良内町2728に開校される。
日本では当初は兵学校、兵学所、兵学寮といった用語も用いられていたが、後に「陸軍士官学校」と称されるようになり、日本以外の各国における同様の学校についても「陸軍士官学校」の訳語が用いられるようになった。第2次世界大戦後の陸上自衛隊では「士官」に代わって「幹部自衛官」の語が用いられていることから、陸軍士官学校に相当する学校を「幹部候補生学校」と呼称している(幹部学校は幹部候補生教育のための学校ではない。)。
[編集] 日本以外の陸軍士官学校
- 王立陸軍士官学校(イギリス・1741年-1939年)
- フランス・サン・シール陸軍士官学校(フランス語)
- 合衆国陸軍士官学校(通称ウェストポイント・アメリカ合衆国・1802年-現在)
- 陸軍武官学校(大韓帝国・-1909年)
- 保定陸軍軍官学校(中華民国・1912年頃-1923年頃)
- 黄埔軍官学校(中華民国・1924年-国共内戦)
- 陸軍軍官学校(中華民国・1950年-現在)
- 満州国陸軍軍官学校(満州帝国・1939年-1945年)
- サンドハースト王立陸軍士官学校(イギリス・1947年-現在)
- 韓国陸軍士官学校(大韓民国・1951年-現在)
- オーストリア陸軍士官学校マリア・テレージエン(ドイツ語)
- ドイツにおける陸軍幼年学校の歴史(ドイツ語)
- プロイセン陸軍幼年学校ベルリン・リヒターフェルデ(ドイツ語)
Finnish cadett.jpg
フィンランド共和国の陸軍士官学校生徒 |
フランス共和国の陸軍士官学校生徒 |
メキシコ合衆国の陸軍士官学校生徒 |