阪急村
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阪急村(はんきゅうむら)とは梅田(大阪市北区)の大阪駅東側の阪急電鉄梅田駅を中心に阪急阪神東宝グループの商業施設等が建ち並ぶエリアの俗称。
角田町・茶屋町・小松原町・芝田辺りを指す。明確な定義はなく、一部の大阪人に造語的に使われているが、阪急電鉄もこの“阪急村”という言葉を使っていることがニュース記事から判明している。
ここに対して、大阪駅南側と西側(西梅田)は阪神グループの商業施設、ハービスオオサカ、ハービスエント等が立ち並ぶ阪神村となっている。
阪急阪神ホールディングスが発足した後も、阪急村、阪神村、それぞれの個性があるため、今後もこの呼び名は使われ続けると思われる。
同じ大阪の近鉄百貨店本店やHoop、ラ・セレナなど近鉄グループの商業施設等が建ち並ぶ大阪阿部野橋駅周辺のエリアは近鉄村と呼ばれる。今後、Hoop南側に近鉄系の商業施設ができるため、近鉄村の範囲はさらに広がる。
なお、東京都でも渋谷区の109やBunkamuraがある渋谷駅西側を「東急村」、豊島区の西武百貨店本店やロフト本店がある池袋駅東側を「西武村」、また福岡市でも西鉄の商業ビルが多く集う天神を「西鉄村」と呼ぶことがある。
[編集] 主要施設
- 阪急電鉄梅田駅
- 阪急三番街
- 阪急17番街(阪急ターミナルビル)
- 阪急かっぱ横丁
- 阪急古書のまち
- 阪急百貨店うめだ本店
- 阪急32番街(阪急グランドビル)
- 新阪急ホテル
- 阪急東通商店街
- 新阪急ビル
- HEP NAVIO
- HEP FIVE
- 阪急ファイブアネックス
- 阪急百貨店イングス館
- 梅田楽天地ビル
- OSビル
- 東阪急ビル
- 北阪急ビル
- ギャザ阪急
- DDハウス・新阪急ホテルアネックス
- NU chayamachi
- ちゃやまちアプローズ
- 梅田芸術劇場(劇場飛天→梅田コマ劇場より改称)
- ホテル阪急インターナショナル
- 阪急電鉄本社ビル
[編集] 補足
かつては、阪急百貨店流通センターが茶屋町に所在した。その跡地には現在、毎日放送(MBS)本社ビルが建っている。ちなみにMBSの前身である新日本放送(NJB)は阪急百貨店うめだ本店の屋上にラジオ放送用のスタジオを設けていた。