関東國粹会
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関東国粋会(かんとうこくすいかい)は戦前の日本の右翼団体である。
[編集] 概要
1919年(大正8年)の設立で、大日本国粋会よりも少し早い。形式上は大日本国粋会の関東本部であったが、実質は独立団体であった。地盤は関東(山梨・栃木を除く)で会員数は約1万人であった。大日本国粋会とは常に縄張り争い等で対立を続けたが、1919年10月に一応の和解をした。1927年の秋には前記の地盤協定となり、1928年1月には警視庁官房主事の大久保の斡旋で手打ちとなった。以後、両者は不即不離の関係となった。
なお、大和民労会は関東国粋会の総帥河合徳三郎が1921年1月に分派・独立したものである。
[編集] 参考文献
- 「愛国団体一覧表」出版地・出版者・出版年未記載。ガリ版。90頁。24cm。オックスフォード大学ボドリアン図書館所蔵。