間食
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間食(かんしょく)とは、毎日の規則的な食事の間にとる補助的な食事である。
一日の生活リズムのうち、労働の合間には肉体的疲労を癒し労働効率を維持するための休息時間が設定され、間食を伴うことが多い。間食を行い世間話などをして過ごす休息のことを農作業などでは「お茶」と呼び、現代でもコーヒーブレイクやティーブレイクといったかたちでコーヒーや紅茶を用意し、簡単に飲食を兼ねた休息をとる。また、休息や談笑を兼ねて喫茶店で間食をとる。夜遅くまで起きていたため、小腹が減ったときの間食は夜食と呼ばれる。
栄養学的には活発な成長期の子供や、肝臓病で肝臓にグリコーゲンを蓄えられない場合には、食事の回数を増やして食べる必要が指摘され、その場合にはおやつなど間食という形で補助的に簡単に食事をとることになる。
厚生労働省によって行われている21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)では、間食としての甘味食品・飲料、特に砂糖がう蝕を誘発するとし、糖類に関する正確な知識の普及と1日3回以上摂取する群の減少を目標としている[1]。