長崎製鉄所
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長崎製鉄所(ながさきせいてつしょ)は、幕末期に作られた製鉄と船舶の修理・建造を行う工場である。
[編集] 概要
長崎製鉄所は幕府が安政2年7月に海軍伝習所を開いた関係から、1857年(安政4年)8月にオランダから機械類を購入して製鉄所を起工し、1861年(文久元年)4月に落成した。創設時は「長崎鎔鉄所」という名であった。文久3年、神戸に海軍操練所造艦局が新設され、長崎製鉄所はその所属となった。
当時、日本の製鉄所は長崎と横須賀の2箇所であり、規模も小さかった。
[編集] 参考文献
- 楠本寿一『長崎製鉄所 日本近代工業の創始』(中公新書、1992年) ISBN 4-12-101077-9