銀色夏生
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銀色 夏生(ぎんいろ なつを )は、宮崎県出身の詩人、エッセイスト、写真家。1982年、埼玉大学教養学部卒業。
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[編集] 略歴
デビュー当時は作詞家として活動していたが、のちに詩を書くことに専念する。東京に自宅兼仕事場を構えていたが、現在は故郷の宮崎に家を建て、拠点としている。著書に自身の最近の写真を載せることはあるが、メディアに出ることは皆無に等しい(『papyrus』2008年4月号では鬼束ちひろの対談相手として登場した)。エッセイの代表作『つれづれノート』シリーズは1991年から14作発表されてきたが、2005年に惜しまれつつ終了した。
[編集] 作詞
- 沢田研二 『晴れのちBLUE BOY』
- 大澤誉志幸 『そして僕は途方に暮れる』
- 松永夏代子 『メランコリーの軌跡』 他
1989年には、歌手を公募し、イメージアルバム「Balance」(CBSソニー)をリリースした。
[編集] 著書
角川書店からの刊行がもっとも多く、角川文庫だけで60作以上にのぼる。
[編集] 角川書店
[編集] 角川文庫
- これもすべて同じ一日
- わかりやすい恋
- LESSON
- Go Go Heavenの勇気
- 波間のこぶた
- あの空は夏の中
- 君のそばで会おう
- このワガママな僕たちを
- 詩集 ロマンス
- POST CARD
- Balance
- こんなに長い幸福の不在
- つれづれノート
- Pin-up ピンナップ<花>
- 宵待歩行
- 四コマ マンガ
- 春の野原 満天の星の下
- ナルシス ナルくん
- 外国風景
- つれづれノート(2)
- 詩集 小さな手紙
- 流星の人
- 毎日はシャボン玉 つれづれノート(3)
- 泡とそよ風
- おでこちゃん
- 遠い島々、海とサボテン つれづれノート(4)
- さようならバナナ酒 つれづれノート(5)
- 君はおりこう みんな知らないけど
- 岩場のこぶた
- バラ色の雲 つれづれノート(6)
- 好きなままで長く
- 詩集 散りユク夕べ
- 気分よく流れる つれづれノート(7)
- かわいいものの本
- POST CARD ―木と植物―
- 散歩とおやつ つれづれノート(8)
- 世ノ介先生
- 空の遠くに つれづれノート(9)
- バリ&モルジブ旅行記
- そしてまた 波音
- つりわベイビイズ
- 島、登場。 つれづれノート(10)
- バイバイ またね
- いやいやプリン
- ケアンズ旅行記
- どんぐり いちご くり 夕焼け つれづれノート(11)
- ぶつかり体験記
- 引っ越しと、いぬ つれづれノート(12)
- 家ができました
- 雨は見ている 川は知ってる
- 庭を森のようにしたい つれづれノート(13)
- イサクのジョーク
- 保育園に絵をかいた
- 詩集 すみわたる夜空のような
- 川のむこう つれづれノート(14)
- 庭ができました
- メール交換-銀色夏生×HARCO-
- 女っておもしろい
- タトゥーへの旅
- ものを作るということ
- うらない
- やがて今も忘れ去られる
- ばらとおむつ
- 銀色ナイフ
- 子どもとの暮らしと会話
[編集] 角川mini文庫
- うまいウソ
- 風の強い日に考えたこと
- 花咲くこぶた
[編集] 書籍
- 微笑みながら消えていく
- 悲しがる君の瞳
- ONLY PLACE WE CAN CRY
- 宵待歩行(愛蔵版)
- 冬の道(写真集)
- 自選詩集 丘をバラ色に染めながら
[編集] 新潮文庫
- ミタカくんと私
- 夕方らせん
- ひょうたんから空 ―ミタカ シリーズ2―
- 無辺世界
- 月夜にひろった氷
[編集] 幻冬舎文庫
- 恋が彼等を連れ去った
- ハート
- へなちょこ探検隊 屋久島へ行ってきました
- 葉っぱ
- とにかく あてもなくても このドアを あけようよ
- 砂の魚
- やさしい春を想う
- 流氷にのりました へなちょこ探検隊2
- テレビの中で光るもの
著書で使用している写真・イラストも銀色夏生自らの手による。 また、詩だけではなく、創作の物語なども執筆している。