金曜ワラッター
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金曜ワラッター (きんようわらったー)は、青森放送ラジオで1991年4月~2000年9月まで放送されていたラジオ番組。ここでは同時期に放送された木曜ワラッター(もくようわらったー)および、後番組のワラッターSUPER(わらったーすーぱー)についても記述する。
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[編集] 歴史、概要
もともとはラジオのナイター放送が終わってからの放送だったので、「ナイター(泣いた)のあとはワラッター(笑った)」という意味でこのタイトルがつけられた。
放送時間も、当初はナイター終了後(オフの場合は19:30)日付をまたいでAM1:00(一時期AM0:50)まで放送していた。
1992年10月からは「木曜ワラッター」として木曜日の放送が開始された。
1995年3月で放送開始当初からのメンバーが降板。これを境に番組内容が大きく異なっていった(実際、95年3月をもって事実上の番組終了としており、4月以降は同一タイトルの別番組ということになっている、タイトルには「モテモテ大放送」という文字が追加された)。さらに時を同じくしてニッポン放送の「マル金チャレンジランド」をネットすることになり0:30までに短縮。更に97年10月改編では放送時間が0:00迄となり日付を跨がなくなった。これは97年11月より文化放送の「MEGA MAX」をネットする事になったため。
2000年10月に青森放送がニッポン放送のallnightnippon SUPER!をネットすることになったため、平日に放送枠を設けることができなくなり、土曜日に移動。タイトルも「ワラッターSUPER」となった。SUPERとタイトルについたものの、ナイターオフやナイターの早終了時は21:00からのスタートで2時間25分、ニッポン放送の「福山雅治のオールナイトニッポンサタデースペシャル・魂のラジオ」が23:30からある関係でナイターシーズンにナイター延長(最大22:00まで延長)があると放送時間が最短で1時間25分となり、実質縮小となった。
そのワラッターSUPERも2002年3月に惜しまれつつ終了。終了後ワラッターSUPER時代にパーソナリティーを務めた青山アナと亀井アナでうたラジが開始。
2003年10月に青森放送開局50周年を記念して、この金曜ワラッターが一夜だけの復活を遂げ、放送開始当初のメンバーが8年ぶりに登場。翌年2004年にも木曜ワラッターが一夜だけの復活を遂げて、「木曜ワラッター2004」というタイトルで放送された。
2006年10月から「土曜ワラッター」として復活。この番組は橋本康成・水戸華之介の初期のパーソナリティに加え、オールナイトニッポンのパーソナリティを経験したことがあるスキップカウズの今泉泰幸がパーソナリティをつとめている。
[編集] 番組の特徴
- 初期(ディレクター 橋本康成)
- 橋本時代はリスナーには中高生が圧倒的に多く、電話もかかり辛いこともあった。20代以降のリスナーはあまり見られなかった。また親近感を出すため東京のラジオ番組のようにリスナーのラジオネームに敬称をつけずに進行していた。選曲もほぼマイナーなものが多かった。田村アナウンサーも歌っていたこともある。たまに流星号というラジオカーが夜の町に繰り出し、リスナーとも交流した。
- 中期~後期(ディレクター 小山田文泰)
- 夏目・田村のアナウンサーコンビになった頃は中高生のみならず20代・30代、40代にも聴かれるようになり、リスナーの幅が広がった。そのためか少しではあるがリスナーに敬称もつけるようになった。番組の内容は橋本時代の内容を完全に払拭した形になっているが(タイトルこそ同じであるが全く別の番組という位置付け。タイトルの下に「Mote2大放送」(もてもて-)というサブタイトルが付加された)、まだまだ選曲にはマイナーなものが多い。ブレイク直前のT.M.Revolutionもゲストに来たことがある。アオモレンジャーが出てきたのはこの頃。98年からは底抜けエアラインが加盟しお笑いカラーも加わった。
- 末期(ワラッターSUPER時代)
- 時間移動・青山アナウンサー就任後は音楽もほぼ有名なものがかかるようになり、番組のオリジナルさがほぼなくなってしまった。最終回を前に12時間ぶっ通しで弘前市で公開生放送を行った(放送されたのは番組の枠内)。その後うたラジに引きつがれるカラオケコーナーが出てきたのはこの頃。
[編集] パーソナリティー
(90年代前半~94年)
- 橋本康成(アナウンサー→後にディレクターに転向)。
- 水戸華之介(ロックバンドアンジーの元ボーカル)
- 夏目浩光(番組内では「ガチョウ兄さん」という愛称)
- 田村啓美(番組内では「ハッショリーナ」という愛称)
- 正木慎也(ジャニーズのグループ・忍者のメンバー)
(正木が出演するコーナーは一つの番組として全国にネットされたこともある。)
(95年~99年9月)
- 夏目浩光
- 田村啓美
- 今野久美(ロックバンドクリプトンの元ボーカル)
他アーティストゲスト
- 底ぬけAIR-LINE(お笑いコンビ 98年4月より)
(99年10月~2001年3月)
- 夏目浩光
- 亀井薫(番組内では「かめきち」という愛称)
- 田村啓美(亀井アナ登場後も1ヶ月程担当)
- 底抜けAIR-LINE
- 今野久美
(2001年4月~番組終了)
- 青山英次
- 亀井薫
- 鈴木崇(歌手)
- 底抜けAIR-LINE
(2006年10月~)
- 橋本康成
- 水戸華之介
- 今泉泰幸ほか
[編集] コーナー
- 今週のどんだんず(金曜のみ日清食品提供)→???→古今東西略してonew
- ワラッターの前身である「セイ!ミュージック・フェロー(SAY!MUSIC FEELOW)」から続いたコーナー(コーナー開始は1984年)。津軽弁を用いて日ごろリスナーの身の回りで起こった事を紹介するコーナー。実話だけでなく都市伝説系のネタもあった。必ず橋本康成の「どんだんず~!」で締める。CD化・単行本化もされている。橋本康成が降板したときに「今週のどんだんず」は終了。その後も日清食品の提供は続くが、2000年、良平のラジオにおいでよ!!内のコーナーのスポンサーになったのに伴い退いた。なお、「今週のどんだんず」は、2003年のRAB開局50周年記念の金曜ワラッター復活特番→木曜ワラッター2004と単発の復活を経て、2006年10月7日から放送の“土曜ワラッター”でレギュラーコーナーとして復活した。
- 県立戦隊アオモレンジャー
- アマバンCRAZY
- 青森県内のアマチュアバンドを紹介する。本格的に音楽活動をしているバンドの他に、コミックソング系、替え歌などのお笑い要素を含んだバンドもしくは個人、ユニット等は「CRAZY(アマバンCRAZY第二部)」として紹介。その中のお笑い要素だけが引き継がれ、番組後期になると底抜けエアラインが「お笑いエッグCRAZY」として、リスナーから送られたお笑いのテープを紹介していた。