那覇空港リムジンバス
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那覇空港リムジンバス(なはくうこうリムジンバス)は、沖縄県那覇市にある那覇空港と沖縄本島内の主要リゾートホテルとを結ぶ空港リムジンバスである。
目次 |
[編集] 概要
前述の通り、那覇空港と沖縄本島内の主要リゾートホテルとを結ぶ空港リムジンバスである。琉球バス交通、沖縄バス、那覇バス、東陽バスの観光部、及び北部観光バスによって共同運行されている。
路線は全部で5路線で、那覇空港を発着する路線には読谷村地区のリゾートホテルとを結ぶ「花号」、恩納村地区のリゾートホテルとを結ぶ「芭蕉号」、恩納村北一部地区のリゾートホテルとを結ぶ「月桃号」、北部地区のリゾートホテルを結ぶ「クイナ号」、那覇空港着の路線には恩納村南一部地区のリゾートホテル発の「ジャスミン号」がある。なお、「クイナ号」の運行は北部観光バスのみが担当しており、他4社は運行しない。
[編集] 沿革
元々は琉球バス(現琉球バス交通)、沖縄バスの乗合部門によって運行(共同運行ではない)されていた120番・空港リゾート西線が始まり。空港を起点とし、国道58号沿いの各リゾートホテルを経由しながら名護市の名護バスターミナルに至る路線だったが、運行回数の少なく、1路線で全てのホテルを廻ることになっており、利便性に欠けていた。そこで、1996年より前述の120番を運行していた2社に、同じく乗合バス会社である那覇交通(現那覇バス)、東陽バスを加え、4社の観光部による共同運行のリムジンバス運行の計画が検討。1998年1月には那覇バスターミナル内に空港リムジンバス案内センターを設置し、運行の開始が決定。同年4月1日より3路線の運行を開始した。なお、リムジンバス運行開始により前述の120番・空港リゾート西線は廃止となった。
- 1996年 空港リムジンバスの運行計画が検討。
- 1998年1月頃 那覇バスターミナル内に空港リムジンバス案内センターを設置。
- 1998年4月1日 「芭蕉号」、「花号」、「エントランスリゾート号」の3路線の運行を開始。
- 19xx年 北部観光バスが参入。
- 19xx年 「月桃号」、「クイナ号」、「ジャスミン号」の運行開始。
- 19xx年 「エントランスリゾート号」の廃止。
[編集] 本数・所要時間
時期による利用客の変動が激しい為、本数もそれに合わせて編成されている。ダイヤは外部リンクを参照。なお、通年運行されているのは「花号」と「芭蕉号」の2路線。
- 花号
- 本数:下り - 3本~9本 上り - 2本~7本
- 所要時間:約2時間
- 最大運賃:1,140円
- 芭蕉号
- 本数:下り - 7本~14本 上り - 6本~12本
- 所要時間:約2時間
- 最大運賃:1,860円
- 月桃号(観光シーズンのみ運行)
- 本数:下り - 5本 上り - 4本
- 所要時間:約1時間半
- 最大運賃:1,860円
- クイナ号(観光シーズンのみ運行)
- 本数:下り - 2本 上り - 3本
- 所要時間:約3時間
- 最大運賃:2,450円
- ジャスミン号(観光シーズンのみ運行)
- 本数:上り - 2本
- 所要時間:約1時間半
- 最大運賃:1,430円
[編集] 停車停留所
- ○:停車
- ◎:起点・終点
- △:上り(那覇空港行き)のみ停車
- |:経路外・通過
バス停名・ホテル名 | 花号 | 芭蕉号 | 月桃号 | クイナ号 | ジャスミン号 | 市町村 | 備考 |
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国内線旅客ターミナル前バス停 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 那覇市 | 那覇空港最寄りバス停 |
旭橋バス停 | | | ○ | ○ | ○ | △ | 那覇バスターミナル最寄りバス停 | |
泊高橋バス停 | ○ | | | | | | | | | かりゆしアーバンリゾートホテル最寄りバス停 | |
ラグナガーデンホテル | ○ | | | | | | | | | 宜野湾市 | |
ザ・ビーチタワー沖縄 | ○ | | | | | | | | | 北谷町 | |
ホテル日航アラビア | ○ | | | | | | | | | 読谷村 | |
沖縄残波岬ロイヤルホテル | ◎ | | | | | | | | | ||
ルネッサンスリゾートオキナワ | ○ | | | | | △ | 恩納村 | ココガーデンリゾートオキナワ、ロイヤルガーデンリゾートオキナワ最寄りバス停(無料送迎バスを利用) | |
ホテルムーンビーチ | ○ | | | | | △ | 恩納マリンビューパレス最寄りバス停(徒歩約5分) | ||
サンマリーナホテル | ○ | | | | | △ | |||
リザンシーパークホテル谷茶ベイ | ○ | | | | | ◎ | |||
万座ビーチホテル | ○ | ○ | ○ | ||||
ホテルみゆきビーチ前バス停 | ○ | ○ | ○ | ホテルみゆきビーチ最寄りバス停 | |||
沖縄かりゆしビーチリゾートオーシャンスパ | ○ | ○ | ○ | ||||
ザ・ブセナテラスビーチリゾート | ○ | ○ | ○ | 名護市 | |||
オキナワマリオットリゾート&スパ | ◎ | ◎ | ○ | ||||
喜瀬バス停 | ○ | 喜瀬ビーチパレスホテル最寄りバス停 | |||||
幸喜バス停 | ○ | 沖縄サンコーストホテル最寄りバス停 | |||||
ホテルリゾネックス名護 | ○ | 仮設バス停(7月20日~8月31日) | |||||
マリンピアザオキナワ | ○ | ||||||
ホテルマハイナウェルネスリゾート | ○ | ||||||
チサンリゾート沖縄美ら海 | ◎ |
[編集] 使用車両
観光部、及び観光バス会社による運行の為、基本的には一般の路線車両は使われず、観光バス車両が使用されている。しかし、県外からの修学旅行シーズンや県内の遠足シーズンの時には観光バス車両が足りなくなり、貸切兼用仕様の路線バス車両が使用されることがある。
[編集] 乗車方法
- あらかじめ乗車券を事前に購入。現金での乗車は不可。
- 15分前までには乗り場に待機。
- 乗車する際に、乗車券を乗務員へ渡す。大きな荷物等は車体下部の荷物室へ入れることができる。
- 目的地へ到着後、そのまま降車。
- 備考
- 乗車券は那覇空港内のリムジンバス案内カウンター、那覇バスターミナル内の空港リムジンバス案内センター、乗車地のホテルにて購入可能。また、船車券契約のある旅行会社などでも購入可能。
- 予約制では無い為、利用者がいない場合でも各ホテルで停車。
- 満席の場合、増便などは対応していない為次便を待つ必要がある。
- 空港からの利用だけでなく、各ホテル間同士での利用も可。
[編集] 空港リムジンバス案内センター
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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運行路線 | 8番・首里城下町線 - 18番・首里駅線 - 20番・名護西線 - 27番・屋慶名(大謝名)線 - 28番・読谷(楚辺)線 29番・読谷(喜名)線 - 32番・コンベンションセンター線 - 34番・東風平線 - 35番・志多伯線 36番・糸満~新里線 - 39番・百名線 - 40番・大里線 - 41番・つきしろの街線 - 48番・石川~読谷線 52番・与勝線 - 61番・前原線 - 65番・本部半島(渡久地)線 - 66番・本部半島(今帰仁)線 - 67番・辺土名線 70番・備瀬線 - 72番・屋我地線 - 73番・川田線 - 76番・瀬底線 - 77番・名護東(辺野古)線 78番・名護東部線 - 80番・与那城線 - 87番・てだこ線 - 89番・糸満(高良)線 - 100番・白川線 109番・大里(真境名)線 - 111番・高速バス - 120番・名護西空港線 - 180番・屋慶名(首里駅・国場)線 200番・糸満おもろまち線 - 227番・屋慶名おもろまち線 - 228番・読谷おもろまち線 235番・志多伯おもろまち線 - 287番・てだこおもろまち線 - 空港リムジンバス |
バスターミナル・駐車場 | 糸満バスターミナル - 名護バスターミナル - 那覇バスターミナル - 辺土名バスターミナル 屋慶名バスターミナル - 読谷バスターミナル - 大城駐車場 - 親慶原駐車場 - 経塚駐車場 - 真志喜駐車場 |
関連項目 | 沖縄本島のバス路線 |
グループ企業 | 沖縄ふそう自動車株式会社 |
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運行路線 | 30番・泡瀬東線 - 31番・泡瀬西線 - 37番・那覇新開線 - 38番・志喜屋線 - 57番・那覇マリンタウン馬天線 58番・馬天琉大泡瀬線 - 59番・那覇マリンタウン線 - 60番・泡瀬循環線 - 91番・城間(南風原)線 96番・沖縄東中学校線 - 111番・高速バス - 191番・城間(一日橋)線 - 空港リムジンバス |
バスターミナル・営業所 | 那覇バスターミナル - 名護バスターミナル - 泡瀬営業所 - 馬天営業所 - 久手堅連絡所(閉鎖) |
関連項目 | 沖縄本島のバス路線 |