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軽井沢シンドローム - Wikipedia

軽井沢シンドローム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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軽井沢シンドローム』(かるいざわシンドローム)は、たがみよしひさによる漫画ビッグコミックスピリッツ小学館)に連載されていた。

目次

[編集] 概要

別荘地・軽井沢に住む若者たちの青春群像を描いた作品。コミックスは全9巻だが、掲載誌が当時月2回刊(毎月15日・30日発売、現在は週刊誌)だったこともあり連載期間が長く、初期と後期の絵柄の違いが顕著である。また、登場人物が多く相関関係が複雑なことも特徴のひとつとなっている。

同じ登場人物の絵にシリアスな場面で使われるリアル(八頭身)キャラとギャグで使われる二頭身キャラがあり、しかもそれらがコマごとに入れ替わって描かれるため、連載開始当初はとまどった読者も多かった。

作者のオタク趣味が反映され、ガンダムを初めとするパロディがしばしば登場する。またクルマなどメカニックの書き込みはリアル志向であり、現代の自動車マンガを先取りしていたと見ることもできる。

コマの間や背景のポスターなどに作者のツッコミや近況報告などが手書き文字で書き込まれることが多く、それもまた作品の魅力の一つとなっていた。

本作品の続編として、主人公・相沢耕平の息子・薫平の世代を主に描いた『軽井沢シンドローム SPROUT』が、2002年から2006年にかけてヤングチャンピオン秋田書店)で連載された。

各エピソードのサブタイトルは歌のタイトルから付けられている(一部内容にあわせてアレンジされたものもある)。このパターンは『SPROUT』でも踏襲された。


注意以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。


[編集] あらすじ

アメリカに渡ることを夢見るカメラマン・相沢耕平と、イラストレーター・松沼純生。兄弟のように育ち、高校を卒業してすぐに家出していた二人だったが、金が底を尽き純生の姉であり耕平の幼馴染である薫が住む軽井沢の別荘へ転がり込む。

[編集] 登場人物

  • 相沢 耕平(あいざわ こうへい)
    主人公。フリーのカメラマンで女性のヌード専門。とてつもない女好きで、主要キャラクターの女性のほとんどと肉体関係をもつ。連載中に結婚もするが、その後でも多い時で妻のほかに4人の愛人がいたこともあるほど。飄々としたつかみどころのない性格で、いつもふざけた態度を取ってあまり本当の感情を表に出さないが、本当は義理と人情に溢れた男。「DEEP」という暴走族の元総長でケンカも大好きでとても強い。
    軍服、ジープ(J3のシャーシにMBのボディを載せたカスタム)がトレードマーク。眼鏡をかけた主人公というのは当時としては珍しかった。(ただしサングラスまたは伊達眼鏡で、はずしていることも多い)
    母方の祖父はアメリカ人で、両親は幼少時に死亡。混血に対する偏見のため親戚から拒否され、血縁ではない薫の実家である松沼家で育てられたが、高校卒業を待たず純生と家出。仲間内からは「耕平ちゃん」「ダンナ」と呼ばれることが多い。自分の下半身には節操がない割に、仲間内での恋愛関係のもめ事に大抵まとめ役として暗躍する。ワガママを言う相手は女性でも拳でぶん殴る。続編『SPROUT』ではある事件をきっかけにパニック障害にかかっており、まともに仕事ができなくなっていたが、無事復活した。
  • 松沼 薫(まつぬま かおる、のち相沢姓に)
    耕平の幼馴染で、のち結婚する。彼女もメガネをかけている。耕平より2歳年上で、世話女房タイプ。実家は大宮で、父親は中小企業の社長。T美大軽井沢研修所に勤めているため、軽井沢にある別荘に住んでいる。下半身に節操のない耕平に気をもみながらも放置している。1度、耕平の子を身ごもるが、紀子が妊娠しているという話(間違いだったが)を聞いたショックで流産してしまう。後に長男「薫平」を身ごもったことをきっかけに耕平と入籍。相沢姓となる。耕平曰く「一番(体の相性が)合う」らしい。
  • 松沼 純生(まつぬま すみお)
    リアル頭身と2頭身がコマごとにかわるのが特徴のこの作品において、リアルと二頭身に違いがない唯一といっていいキャラクター。薫の弟で耕平の1学年下。イラストレーター。昔の友人達には「じゅんなま」と呼ばれていた。その外見と優柔不断な性格だったため久美子・みるく・博奈・まなみなどにホレては振られている。のち義兄弟になるが、幼少時から耕平とは兄弟のような間柄。『SPROUT』では絵里と結婚、二児をもうけている。カーリーヘアーがトレードマークだったが『SPROUT』では…。
  • 久遠寺 紀子(くおんじ のりこ)
    ひょんな事から耕平たちと知り合い、耕平の二号さんとなる。ハーレーFLH80に乗っている美女でハーレーと呼ばれたりノンと呼ばれたりする。セカンドバイクはスズキ・カタナ(GSX1100S)。元看護婦で何故か薬局で働いている。彼女も暴走族「蟻(アント)」の元リーダー(通称「黒の女王」)であった。実家は資産家。耕平が結婚する前、耕平の子を身ごもったという疑いが出たとき、耕平は彼女と結婚する決意をも固めた。耕平に子供が生まれたとき、警察官と暴走族という旧知である田口と一時いい関係になるが、結局耕平一筋。作中で女性では最もモテる人。『SPROUT』では耕平との間に男の子を生んでいた事が発覚する。
  • 津野田 絵里(つのだ えり)
    耕平と純生が軽井沢に着いて最初に会った女の子で薫の親友。ボーイッシュで年齢より幼い感じ。民芸品屋(うっでぃ)の娘。愛車はMiniヤマハ・DT50。耕平・二郎・一弥にほれるがいずれも失恋。純生とは互いに意識し合う仲ながら、二人とも違う相手にいろいろ渡り歩いて、最終的には結ばれた。
  • 箕輪 貴成(みのわ たかなり)
    耕平たちの溜まり場で、薫の家の近くにある喫茶店「ら・くか」のマスター。パイプがトレードマーク。愛車は二郎の店から購入したホンダ・シビック1500CX。人のいい男だが女に縁がない。薫にホレるが何も進展ないまま、見合いで弥子と結婚する。実家も新宿で喫茶店をやっている。地味でさえない男でなにひとつ耕平には敵わないが、そんな耕平も表にこそ出さないが一目置く存在。『SPROUT』では、弥子との間に貴成そっくりの性格をした中学生の男の子がいる。
  • 恩田 二郎(おんだ じろう)
    耕平の暴走族時代、傘下であった「黒衣の未亡人(ブラック・ウィドウ)」のリーダーで「DEEP」二代目総長。「DEEP」解散後も耕平を「総長」と呼び尊敬している。実家が車の整備工場で中古車販売などもしているのでクルマに詳しい。みるくとつきあっているが、一時紀子にホレる。そのせいで二郎にホレていた絵里やみるくを傷つけたことで耕平と関係が悪化し、公道レースで決着をつけることになるがその際に耕平が事故で重傷を負うもそのお陰で元のサヤに収まる。貴成に実家の喫茶店を継がせ、自分は(みるくと結婚して)「ら・くか」の二代目マスターに、と目論んだ時期があり、耕平に「二代目の好きなヤツだ」と言われていた。愛車はフェアレディZ(これも二代目)から、「老後の面倒を見る」条件で父親にスカイラインRSを買ってもらうが、前記の公道レース隠しのため敢無く処分する羽目に。
  • 箕輪 みるく(みのわ みるく)
    貴成の妹。ちょっとキツいが男まさりでサッパリした性格。二郎の恋人。二郎とケンカした時に純生と寝たりしたが、結局二郎とくっつく。耕平とも浮気したことがある。薫と同じ職場で働いており薫の家に居候していることもあり、薫を「おねえさん」と呼び慕っている。ポルシェ928を所有していたが、耕平が次郎との公道レースに借用し事故廃車に。その後はポルシェ928S→日産シルビア(ガゼール?)→ポルシェ930→トヨタ2000GTと乗り継ぎ、最も車を乗り換えたキャラと思われる。『SPROUT』では、結婚していた二郎との間に二人の男の子を設けている。
  • 木下 久美子(きのした くみこ)
    紀子の従姉妹で、一緒に暮らしている女の子。姉は美和子といい、紀子と共に「蟻」のリーダー(通称「白の女王」)であった。ちょっとエキセントリックで、精神年齢がかなり幼い。今で言う「不思議少女」を先取りしていて、独特の言葉遣い(古風な言い回しや語尾に特徴)で話す(紀子に、「久美子はプラトニックな交際がしたい」と伝えろと言われて、「久美子はプラスチックな絞殺死体」と言ったのは有名)。また自分の年齢を「二十歳と××ヶ月」と表現する。
    彼女も耕平が好きだが、そのロリータ的なキャラのせいか耕平の愛人になれなかったどころか、下半身の乱れた本作品において数少ない、ベッドシーンの一切ないキャラでもある(ヌードはあった)。匡一と恋仲になり、『SPROUT』では結婚して三児(男児(双子)と女児)を設けている。
  • 田口 修一(たぐち しゅういち)
    耕平が暴走族時代に敵だった交通機動隊の白バイ警察官(のち退職)。妻とは離婚していて友子という一人娘を男手ひとつで育てている。愛車はルノー5(サンク)ターボ。流産の後ふさぎこむ薫と出会い、何度か二人で会うが、恋愛に発展する前に薫の心変わりでふられ、その後は紀子ともいい雰囲気になるが、結局舞と結婚。前妻との間にできた娘、友子と暮らす。警察を退職後、匡一や阿川と探偵をはじめる。『SPROUT』では、舞との間に友子の異母弟に当たる男の子が生まれている。
  • 吉崎 まなみ(よしざき まなみ)
    恋人が死んで、軽井沢に後追い自殺に訪れたが、偶然出会った耕平と純生によって自殺を断念、軽井沢に住み着く。純生にほれられて一夜をともにするも、やはり耕平のもとへ走り愛人(四号)になる。のち阿川と恋愛関係に。当初、自殺志願だっただけにちょっと暗かったが再登場後は明るくなり、純生が立案した耕平の、薫の両親への結婚報告阻止計画の際には、寺沢武一のキャラのような格好で耕平に迫るハジケっぷりを見せた。紀子の家に下宿して共同生活をしている。
  • 吉崎 匡一(よしざき きょういち)
    まなみの弟。暴走族「桃太郎」リーダー。過去のトラブルで耕平を恨んでいたが、タイマンののち和解。耕平の動向を探る目的で衣舞や折井ゆうことつきあっていたが、初恋の相手に似ていた久美子にベタボレし軽井沢に居つき、紀子の家に下宿することに。職を失った田口や阿川たちと「吉崎探偵事務所」を開く。愛車はロータス・ヨーロッパ(久美子には「ロースタ」と呼ばれてしまった)。『SPROUT』では「吉崎探偵事務所」は「YNS(吉崎なんでもサービス)」と改名。久美子曰く「馬車馬のように働いて」いるらしい。
  • 片岡 弥子(かたおか やこ、のち箕輪姓に)
    貴成とお見合いで結婚した。美人で気風がよく外見も性格も義妹のみるくと似ている。貴成との結婚前、二郎とケンカして家出したみるくを部屋に泊め、仲直りのきっかけをつくったりした。弟、一弥の恋人が死亡したことに責任を感じており、弟と似ている阿川に惹かれる。が、耕平とみるくにたしなめられ結局貴成と結婚。
  • 川村 舞(かわむら まい、のち田口姓に)
    喫茶店「オルコ・タイタ」の雇われ店長。幼馴染の阿川が好きだったが、店の常連だった田口と結婚する。スケートはフィギュアで国体に出るほどの腕前。
  • 阿川 省吾(あがわ しょうご)
    若手弁護士。オルコ・タイタの店員みちるの兄。舞の気持ちに気づきながらも、すでに婚約済みの弥子にホレる。弥子も阿川を憎からず思っていたが、結局はフラれ、あぶれた者同士のシンパシーがあったのかまなみとくっつく。のちに弁護士をやめ、探偵に。『SPROUT』では弁護士に復帰して事務所を開いており、まなみと結婚し2人の子を設けている。
  • 片岡 一弥(かたおか かずや)
    弥子の弟。石仏の研究をしている。恋人が殺され、その遠因であるヤクザの抗争に身を投じ、その際にヤクザの愛人・慈門院光子と出会い、のち結婚。クールで女嫌い。『SPROUT』では、大学の研究員となり、三人の子持ち(全て女)に。
  • 阿川 みちる(あがわ みちる)
    省吾の妹で「オルコ・タイタ」の店員。性格は久美子に近い。愛車はホンダ・シティターボ。
  • 成瀬 ダイ(なるせ だい)
    耕平の親友である雑誌編集者。耕平に仕事を発注したり、純生が出展する展覧会をプロデュースしたりする。「ダイ」が本名なのか通称なのか、またどんな字かは不明。『SPROUT』では、仕事で出かけたロスで地元の強盗に殺害されており、その原因に責任を感じた耕平がパニック障害になってしまう。
  • 折井 ゆうこ(おりい ゆうこ)
    耕平と同じ高校で初体験の相手(耕平が「オリさん」と呼んでいたことから年上と思われる)。耕平の情報を得るために接近した匡一とつきあっていたトルコ(現在のソープ)嬢。匡一の件も絡んで耕平と再会し、周囲からは「愛人五号か?」と詮索された。天竜達(衣舞の仲間だったが決裂)と偶然出会ったため、抗争に巻き込まれ殺害される。利用されてることを知った後も匡一を想い、遺産はすべて匡一名義だった。
  • 斗賀野 衣舞(とがの いぶ)
    匡一がリーダーを務める暴走族「桃太郎」の傘下グループである「EVE」のリーダー。子供っぽく、嫉妬深い性格をしている。もともとは耕平の「DEEP」の傘下であり、ゆうこと同じく耕平の情報源として匡一に利用されていた。そのことを恨んでチームを使って耕平と匡一を殺そうとしたが、目的は果たせず刑務所行き(懲役15年)に。『SPROUT』時は出所しているはずであり、登場の予定はあったようだが結局登場せず。
  • 久野 縁(くの ゆかり)
    耕平の仕事相手のヌードモデルで愛人(三号)。天真爛漫な性格。薫が流産したとき、耕平は彼女と彼女の実家のある函館に逃亡しようとしたが、彼女の言葉で軽井沢に帰ることを決意する。『SPROUT』でモデル引退ののちダイの秘書兼プランナーとなるが、ダイとともにロスで殺害され、耕平の精神疾患の原因となった。
  • 慈門院 光子(じもんいん みつこ、のち片岡姓に)
    大物ヤクザの家系に生まれ、復讐のために敵組織の組長の愛人にもなっていたが、のち一弥と結婚する。大物ヤクザや、自分を拉致した犯人である一弥と対等に渡り合う豪胆な性格。
  • ビル・ハンター
    耕平の母方の祖父。ロサンゼルス郊外に住む大地主。日本人女性さえと結婚し、一人娘みやこの息子耕平のことを影ならが心配していた。最終回で生命の危機が伝えられるが、実は縁を田舎に返して薫・薫平と新婚旅行に行き、家族をビルと会わせる目的の耕平の方便だった。『SPROUT』で心不全により死去する。
  • 相沢耕作(あいざわ こうさく)
  • 相沢都(あいざわ みやこ)
    相沢耕平の両親。耕平を生んだ後、母・都は間もなく死去。父・耕作もまた後を追うように、事故死(ただし劇中では自殺の可能性も示唆されている)する。耕平がジープを愛用する理由は、父親が事故死するまで愛用していたことからである。
  • クレア・クランストン
    アメリカ人のヌードモデル。耕平の愛人。愛車はフェラーリ・ディノ246GT。ロスでビルと知り合ってからはビルの元で働く。
  • 青木(あおき)
    耕平の後輩カメラマン。耕平の代わりにクレアの写真集を撮影し、そのヒットで独り立ちする。『SPROUT』ではビルの葬儀に向かおうとして耕平達と成田で偶然再会し、一緒に渡米する。
  • 北島 小夜子(きたじま さよこ)
    銀座の画廊「カア・ポラア」の経営者。デパートの展示会に出展していた純生の絵を見初め、独占契約をもちかけるために接近する。才能ある画家を世に出すためなら肉体をも武器にする女傑。耕平とも一夜を共にする。
  • 相沢 薫平(あいざわ くんぺい)
    耕平と薫の一粒種。『SPROUT』では高校生となって新主人公に。高校生、一浪、大学生、中退してアメリカ留学、NASCARのドライバー。恋人も確認されるだけで三人と、略そうとしても略し切れない破天荒な人生を謳歌している。

[編集] OVA版

[編集] 概要

 本作品のOVAは、連載作品の初期部分(耕平と純生が軽井沢に来た場面~耕平がロケ先の東北から帰宅する場面)を基に、最初は1985年に制作された。翌年に改訂されたアニメ版が、2002年にDVD版が発売されているが、3つのバージョンは以下の様な構成の違いが存在する。

  • 初期リリース版
1985年にビデオテープでリリースされた。基本はセルアニメだが、オープニング及び物語の途中にAV女優による実写のヌードシーンを使用するという変則的な構成になっている。実写シーンの描写は物語そのものとは基本的に無関係な内容だが、その場面と同時に声優のセリフで物語の進行に必要な会話が流されている。当時、リリース元は斬新な構成と銘打っていたが、翌年には、以下に記載したアニメ版が制作された。
  • アニメ版
1986年にビデオテープでリリースされた。初期リリース版で賛否両論あった実写部分が、新たに描き下ろしたアニメに差し替えられている。よみうりテレビの『夜のアニメだいすき!』で放映された。
  • アニメバージョン(DVD版)
2002年にDVDでリリースされた。1986年のアニメ版のDVDプレス版では無く、1985年の初期リリース版から実写部分を全てカットしたというもの。したがって実写部分に存在した声優のセリフによる物語の進行に必要な説明が削除され、結果として不完全な内容になっているが、2006年現在、公式な流通ルートでは、このDVDが唯一購入出来るソフトになっている。

[編集] 担当声優

[編集] その他

  • ブームの絶頂期には一種の社会現象にまで発展し、「軽シンシンドローム」などというややこしい言葉で呼ばれた。
  • 堤大二郎・林家こぶ平(現・林家正蔵)主演でテレビドラマが製作されていたが、撮影中に堤の運転する車で事故が起こり、スタッフが死亡、こぶ平(右足太もも骨折)滝口裕美(顔を負傷)も大怪我を負うなどして製作中止になった。この後堤は会見を行い、事故が起こった時点でも相沢耕平を演じ続けたと発言している。
  • スピリッツに連載中、阿川と一弥の過去の因縁のストーリー(と思われる)の読みきりが予告されたことがあったが、掲載に至らなかった。
  • たがみの後年の作品『NERVOUS BREAKDOWN』の「夏色軽井沢(前中後編)」で、主要キャラほぼ全員がゲスト出演。推理コミックに出演とあって、「ら・くか」が殺人事件の現場となり、最有力容疑者が耕平となる。その後も知り合いになった『NERVOUS』の主人公たちの助っ人でゲスト出演したことも。耕平の髪型が短いサラサラヘアーに。純生はパンク風のツンツンヘアーに。薫平が少し大きくなっている。他はほぼ変化なし。二郎がバイクレースのチームをやっており、紀子がライダーを務めている。絵里がたがみ作品の拳法コミック『ファイター』に出てくる「八骸」をやっている。続編『SPROUT』はこのさらに数年後の話となる。


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