買物王
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買物王(かいものおう)は、フジテレビで1996年の4月~9月、深夜に放送されていたクイズ番組。
かつて放送されていた「がっちり買いまショウ」や同じ小堺一機が司会を務めた「一攫千金!!スーパーマーケット」をオマージュしたような内容で、架空のデパート「Mensonge(マンソンジュ)」の店内という設定でスタジオ一面に並べられた商品を取って行き、合計金額を100万円になるべく近づける事を目指していく。 店名の「マンソンジュ」とはフランス語で「嘘」という意味で、トレードマークは羽根の生えた金色の豚。(欲望を意味している)
並べられた商品は、全て「王様のアイディア」等がタイアップをしており、深夜番組ながら非常に豪華な品揃えであった。また特番の時には、当時何かと話題であった君島グループの社長が商品を提供(ゲスト出演も)した為、店内の商品総額が1億円台にまで上った。
また番組内容以外にも、無礼な言動で振舞う榎本加奈子を小堺一機が突っ込むという司会陣のやり取りや、ピチカート・ファイヴが歌うエンディングテーマ、その名もズバリ「買物王のテーマ」も番組の目玉であった。
目次 |
[編集] 司会者
[編集] ルール
- 初期は視聴者ペア2チームに芸能人ペア1チームを加えた3チームが、後期は視聴者ペア・芸能人ペア各1ペアの2チームが参加
- 後期は一時期、本選に参加する視聴者ペアを決める最終予選も行われていた
- まず、出てきた商品の値段を当てる近似値問題「La Nedan」を実施。初期は、正解に近かったペアから順番に5分、4分、3分と買物の制限時間が決定。後期は出題後に、買物に影響を及ぼすスカーフを1枚獲得するが、正解に近かったペアは買物が有利になる”ゴールドスカーフ”3種類の中から抽選で1枚、正解から遠かったペアは買物が不利になる”ブラックスカーフ”3種類の中から抽選で1枚、それぞれ獲得する。
- ”ゴールドスカーフ”は、1回だけ取った商品の実際の値段を知る事が出来る「魔法のスカーフ」(後に、使用回数が2回に増えた「マホスカダブル」に変更)、制限時間が残り2分30秒になった時点でその時点で取った商品の総額が分かる「総額スカーフ」、ファイナルボックスで2つ開ける事が出来る(開けた2つの品物両方を購入しても良い)「ファイナルボックススカーフ」の3種類。
- ”ブラックスカーフ”は、前半2分30秒のみ代表者1人で買物しないといけない「人質スカーフ・ハーフ」、前半2分30秒と後半2分30秒で買物する人を交代して1人で買物しないといけない「人質スカーフ・チェンジ」、ファイナルボックス以外の5種類のフロアでそれぞれ1品以上買うまで代表者1人でかいものしないといけない「人質スカーフ・努力次第」の3種類。
- 買物は1チームずつ挑戦。制限時間(初期は「La Nedan」の結果で変動、後期は両チーム5分)内に、店内に置かれた商品を1品ずつ取っていく。但し、商品の値段は全て伏せられているので、1品ずつ値段を見積もりながら取って行かないといけない。
- 店内は、電化製品がおいてある『エレクトリック』、食器や宿泊券中心の『ライフ』、バッグや時計等の『ファッション』、趣味に関連する商品の『ホビー』、毎回異なるテーマで統一された品揃えの『マンソンジュ・コレクション』の5種類のフロアに加えて、制限時間が残り1分となった時点で強制的に、「MEN」「SON」「GE」の3種類のボックスの中から1つを開けて、中に入っている珍品を購入しないといけない『ファイナルボックス』が設けられている。
- 制限時間一杯になったら買物終了。取った商品の実際の総額が97万円以上100万円以下であれば、取った全商品を獲得。更に100万円丁度であれば、「買物大王」として海外旅行も獲得。
- 実際の総額が97万円未満または100万円を1円でも超えていた場合は、ドボン。何も商品を獲得出来ずに挑戦終了となる。
[編集] 特別編
[編集] ザ・バーゲン
- レギュラー放送の6月後半2週を使って開催
- 1週目は、12チームによる予選。まず、お題の品物と同額の品物をフロアの中から探してくる1回戦で6チームに絞り、更にお題の品物と同額分のスリッパをワゴンの中から取り合う2回戦で本戦進出の2チームを決めた後、既に敗退した10チームの中から、敗者復活戦として、お題の品物と同額分のTシャツをワゴンの中から取り合ってもらい、決勝進出をもう1チームを決定。
- 決勝進出の3チームは、早押しクイズで各自100万円の設定金額を奪い合った後、2週目の本戦で通常同様に買物を行った。
- 買物は、早押しクイズの結果によって変動した設定金額-3万円の範囲内に収めるルールであったが、全チームドボン。
[編集] ザ・セール
- レギュラー放送の9月前半2週を使って開催(後半2週は総集編)
- 1チームずつ順番に買物を行って(制限時間5分)、最も取った商品の総額が100万円に近かった1チームが優勝で、取った全商品を獲得。
- レギュラー版とは異なり、商品総額が97万円未満でも良いが、100万円を1円でも超えたらドボン。
- ドボンまたは暫定1位を奪われた・届かなかったペアは順次、「スーパードボンルーム」と称された大きな檻セットへ押し込められた。
- 優勝したのは、海老一染之助・染太郎ペア(総額920,300円)
[編集] 買物王スペシャル
- レギュラー放送終了直後の1996年9月30日に、ゴールデンタイムで行った特番
- 基本的なルールは「ザ・セール」と同じ
- まず、芸能人チーム限定の「芸能人買物王」、親子チーム限定で品揃えも子供向け商品が中心の「お子様買物王」、カップル・夫婦チーム限定で更に、商品を入れるカゴ無しで、男性側が制限時間中ずっと商品を抱えていないといけない「アツアツ買物王」の3ブロックを実施。各ブロックの1位チームと、「芸能人買物王」の敗者チームによる敗者復活戦(「La Nedan」)で勝った1チームの計4チームで、総額1億円以上の商品が並び、設定金額も3倍に増額した決勝戦「300万円買物王」を戦った
- 優勝したのは、ドラマ「おいしい関係」の番宣を兼ねて出場した草彅剛・森本レオペア(決勝戦での総額2,824,000円)