貯蓄・投資の所得決定理論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
貯蓄・投資の所得決定理論（ちょちく・とうしのしょとくけっていりろん）とは、投資と貯蓄との一致が所得水準が変化することによってもたらされるとする理論。
貯蓄(供給)と投資(需要)とが一致しない場合、古典派では利子率(価格)の変動によってこれが調整されると考えられた。すなわち貯蓄が投資を上回っていれば利子率が下落し、反対に投資が貯蓄を上回っていれば利子率が上昇することによって、貯蓄と投資との一致が導かれる。これを古典派の貯蓄・投資の利子率決定理論という。
これを批判したケインズは、貯蓄をむしろ所得水準の関数であると考え、投資とそこから乗数効果によって生まれた所得から行われる貯蓄が一致するところで社会全体の所得水準が決定されると主張した。これをケインズの貯蓄・投資の所得決定理論という。
[編集] 文献
- Keynes,J.M.(1936)The General Theory Employment, Interest and Money
[編集] 関連項目
 |
この項目「貯蓄・投資の所得決定理論」は、経済関連の書きかけです。加筆、訂正などをして下さる協力者を求めています（ウィキポータル 経済学、ウィキプロジェクト 経済）。 |
