財前杏子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
財前 杏子(ざいぜん きょうこ)は、小説およびテレビドラマ『白い巨塔』に登場する架空の人物。
夫は浪速大学付属病院第一外科教授、財前五郎。父親は、産婦人科医院を経営している財前又一。一夫と富士夫の2人の子供がいる(2003年版のドラマでは子供がいない設定)。
父が産婦人科医で、裕福な家庭に育ったため、非常にわがままで虚栄心、独占欲が強い。夫の医師的な部分にはあまり興味が無く、教授候補として有望な出世株という一面でしか見ていない節がある。財前が教授に就任した後、教授を夫に持つ婦人の会合「くれない会」に参加。夫さながらの立ち振る舞いで、五郎をさらなる有力者に押し上げていく。