薬研温泉
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薬研温泉(やげんおんせん)は、青森県むつ市大畑町(旧国陸奥国)にある温泉。
ここでは、同温泉および奥薬研温泉について記載する。
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[編集] アクセス
[編集] 泉質
[編集] 温泉地
下北半島国定公園内、大畑川沿いに数軒の旅館、民宿、ホテルが存在する。周りは原生林に囲まれている。
温泉地には「国設薬研野営場」も存在する。
薬研温泉から大畑川上流2kmの地点に奥薬研温泉が存在する。同地には「かっぱの湯」という露天風呂が存在する。町営の「奥薬研温泉レストハウス」にも「夫婦かっぱの湯」という露天風呂がある。また、かっぱの湯の他に隠れかっぱの湯も存在するが、こちらは現地で情報を収集して探すという楽しみもある。これらはいづれも川沿いの露天風呂である。レストハウスは入浴料が必要。
[編集] 歴史
開湯は1615年(慶長20年/元和元年)である。大坂夏の陣で敗れた豊臣側の落武者城大内蔵太郎が当地まで落ち延びてきた際に発見したとされる。温泉名の由来は、湯口の形が漢方薬を作る道具「薬研台」に似ていることに由来する。
一方、奥薬研温泉の開湯はこれよりも古いとされる。862年(貞観4年)、恐山を開山した円仁がこの地で道に迷った際に大怪我をした。そのとき、河童に助けられて「かっぱの湯」に浸からせてもらい怪我を治したという。
昭和46年3月23日 - 厚生省告示第55号により、国民保養温泉地に指定。