花巻まつり
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花巻まつり(はなまきまつり)は鳥谷ヶ崎神社の祭礼として花巻市で行われる、四百年以上の歴史を持つ祭りである。
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[編集] 概要
花巻開町の祖と言われる北信愛(松斎)が出陣に際して観音さまを祀り戦勝を祈願した観音祭りを起源とすると言われる。北 松斎が死去した慶長十八年(1613)以降はその追慕の意味も加わり、その命日に行うようになったことから松斎祭りとも呼ばれる様になった。 明治の廃仏毀釈によって一時中止されたが、鳥谷ヶ崎神社の祭礼として復活し今日に至る。
[編集] 山車
元々は高さ十三メートルの豪壮な屋形山車を引き、東北屈指の山車として名声をはせた。 町に電線が張りだされる様になると高さのある屋形山車は消え、丈の低い優雅な風流山車に姿を変えた。 開町四百年にあたる平成四年(1992)、高さ十三メートル、総重量約三トン、総槍づくりで屋形山車が再現された。祭り期間中に公開されている。
[編集] 花巻囃子
花巻囃子は京都祇園囃子の流れを汲むと言われ、花巻祭の風流山車の運行の際などに演奏される。三味線、笛、大太鼓・小太鼓によって演奏される。花巻囃子には行進囃子と停車囃子(裏囃子)の2種類があるが、停車囃子は一時廃絶したものが昭和四十九年(1974)に復活された。
[編集] 鹿踊
鹿踊(ししおどり)は、村の平安を祈願し悪霊を追い払う行事が舞踊化されたものと言われる。 県内各地で踊られており、太鼓踊り系と幕踊り系に分類されるが、花巻で踊られるのは太鼓踊り系となっている。各踊り手が歌をうたいつつ腹に下げた太鼓を打ち鳴らして踊るのが特徴。