自由への賛歌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
自由への賛歌(じゆうへのさんか、ギリシャ語:Ύμνος πρός την Ελευθερίαν)は、ギリシャとキプロスの国歌である。
1823年に、ディオニシオス・ソロモス (Διονύσιος Σολωμός) が記した158節からなる叙事詩の、公式には2節迄を歌詞としている。又、楽曲は1828年に、ニコラオス・マンザロス (Νικόλαος Μάντζαρος) が作曲した。1873年に正式にギリシャ国歌に制定された。
複数の国がひとつの楽曲の歌詞を変えて国歌としている事はいくつかあるが、詩、曲共に同一なのはこの歌と女王陛下万歳の例だけである。
オリンピックの閉会式では、発祥の地であるギリシャに敬意を表してこの曲が必ず演奏される。 2004年のアテネオリンピックの開会式でギリシャ国歌が演奏されたが、この時の演奏は発祥の地であるギリシャに敬意を表してではなく、開催国として演奏された。
[編集] 歌詞
各節の最後の二行は合計三回歌う。
- Σε γνωρίζω από την κόψη
του σπαθιού την τρομερή,
σε γνωρίζω από την όψη
που με βία μετράει τη γη.
Απ' τα κόκαλα βγαλμένη
των Ελλήνων τα ιερά,
και σαν πρώτα ανδρειωμένη,
χαίρε, ω χαίρε, Ελευθεριά!
[編集] ローマ字転写
http://www.eki.ee/wgrs/rom1_el.pdf を参照した。
- Se gnorizo apo tin kopsi
tou spathiou tin tromeri,
se gnorizo apo tin opsi
pou me via metraei ti gi.
Ap' ta kokala vgalmeni
ton Ellinon ta iera,
kai san prota andreiomeni,
chaire, o chaire, Eleftheria!