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聖書無謬説 - Wikipedia

聖書無謬説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

聖書無謬説(せいしょむびゅうせつ、英語Biblical infallibility)は、逐語無謬説(ちくごむびゅうせつ)、無誤無謬説、あるいは、逐語的無謬説などとも表現され、「聖書」は無謬である(誤りがない)ことを絶対的要件とする概念。キリスト教関連用語としては、神学者聖書学者、キリスト信仰者が用いる用語。神学書の中では各論があり普遍的に概念規定はできず、むしろキリスト教関係者の間で用いられる専門的な慣用句であると理解されている。この用語は、キリスト者が「聖書」をどのように信仰の中で、あるいは神学、あるいは聖書学のなかで位置づけるかにも大きく関連する教義の基本にかかわる教説であり、また聖書の読み方の基本的な姿勢を規定している用語でもある。

目次

[編集] 概説

  • 正典としての聖書を第一義的にすることを教義とする多数のキリスト教派、教会が主張するキリスト教関連用語であることを前提として説明する。
  • 聖書に書かれていることは一言一句にわたって全く誤りがないと説き、しかも聖書をそのままに「文言を鵜呑みにする」ように読むべきであるという教義を、「聖書無謬説」であると定義する神学者と教派が多数存在することから、キリスト教関係のキリスト教関連用語として使用されているのである。

本来、「無誤」と言う語にしても「無謬」と言う語にしても「誤りがない」ことを表現する同義語であるが、聖書に性質に関しての論議が進むにつれて、ある論者は、次のようなニュアンスを付して、これらの語を区別するようになった。

  • 「無謬」:教理や道徳に関する聖書の言及において、誤って導くことがないこと。
  • 「無誤」:聖書の歴史的、科学的言及において、誤った内容のないこと。

上記のように、用語間にその意味の差異を設けえた上で、ある人は「聖書に誤りがない」と言うとき、前者のみを主張し、ある人は、双方を含めて主張するという事態が生じた。

  • そして、聖書の「無謬」性のみを主張する立場を、「部分的無誤性」の支持者、そして、双方、すなわち「無謬」「無誤」性を共に受け入れる立場を、「全的無誤性」の支持者と表現するに到った、と言うのが一般的な理解である。しかし、様々な著作におけるこれらの「無誤」、「無謬」の定義は多様で、注意深く読むことが求められている。そもそも二つの概念を分離して論じること自体に無理があることから、聖書の無誤性に関するシカゴ声明は「全的無誤性」を支持する立場からの声明となっている。
  • この立場を取る学者も、オリゲネス以来、聖書に平行記事間の矛盾など、問題があることに気づいていない訳ではない。ただ、そのような問題を、即、「誤り」(errors)と断定しないで、聖書の「諸現象」(phenomena)と言う表現に置き換え、歴史的・科学的分野での聖書の言及に明らかな誤ちが立証されるか否かを待つという姿勢である。

  これに相対して、聖書を自由に読もうと主張する神学者もいる。その論説の要旨は、聖書を書いた「聖書記者」自身が人間であり、人間とは、聖書においてが強く語られているように、「愚か」で、絶対ではなく相対で、「限りのある有限な存在」であり、そして、聖書を書いた多数の聖書記者もこの愚かさと、有限を超越できないものだとすれば、神の啓示を受けた「聖書」ですら、「神の筆先」ではなく、人間の主観というフィルターを拭い去ることができずに聖書記者は書いている。しかも、聖書を正典としたのは愚かな人間が開催した会議で、人間が決定したものである。したがって、いたるところに説の違いがあるということを強調しつつ、聖書を歴史的批判的に読むべきだと主張する神学者もいる。

[編集] 補足説明

  • この言葉は、キリスト教信者により様々な言い方がなされているので絶対的な概念規定も困難である。つまり、日本国憲法で保障される信仰の自由という常識的な観点からすれば、信者が信仰に入る原点的なる信仰告白に帰属する用語であることからして、正典である聖書の位置づけ方、かかわり方、姿勢によって、各々違っているのが現実である。したがって、その表現の方法において、各人各様、信仰の自由に基づいて使用されるので、各論があり、総論的に概念規定できない。よって、言葉の概念の機能にまどわされず、個人の信条により理解することが肝要である。
  • なお、聖書無謬説を信仰の絶対的な要件としている教派、信者も多数をしめていることから、これを批判することは、信仰をまで否定するものとして、受け取る側で大きく感情を害する言葉でもあるので、この用語を用いることは慎重をきして、自らの論説を明確にして使用しなければならない。要は、知的な概念規定が難しい、個人の信仰の自由における信念的な用語である。

[編集] 関連文献

  • 『聖書の霊感と権威』B・B・ウォーフィールド著 新教出版社
  • 『神の言葉である聖書』内田和彦著 いのちのことば社 ISBN 4773367725
  • 『現代福音主義神学』宇田進著 いのちのことば社 ISBN 4264020492
  • 『聖書の権威』尾山令仁著 羊群社

[編集] 関連項目

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