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練習曲 (ショパン) - Wikipedia

練習曲 (ショパン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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フレデリック・ショパン作曲の練習曲(れんしゅうきょく)はピアノのための練習曲の中で最も有名なものの一つ。全27曲ある。練習曲ではあるが音楽的にも完成された作品であり、弾きこなすには高度な技術と芸術的センスが必要である。演奏会でも取り上げられることが多く、愛称がついている作品も多い。

目次

[編集] 概要

全部で3つの曲集からなる。

  • 12の練習曲 Op.10
  • 12の練習曲 Op.25
  • 3つの新練習曲

[編集] 12の練習曲 Op.10

初版は1833年に発表された(一部は1829年には既に作曲されていた)。その時ショパンは23歳、当時パリサロンでは既にショパンは有名な作曲家、ピアニストとして認知されていた。この曲集は当時作曲活動にひたむきであったフランツ・リストに捧げられ、二人が知り合うきっかけにもなった。

[編集] 第1番 ハ長調

ピラネーシ「跳ね橋」
ピラネーシ「跳ね橋」

「滝」や「階段」の愛称で呼ばれることがある。ほとんどが全音符オクターブ演奏である左手の上に右手のアルペッジョ、広い分散和音から成る。1916年出版のシャーマー版の巻頭言では、アメリカの音楽評論家のジェームス・ハネカー(1860-1921)がこの曲の持つ、めまぐるしい音の上昇と下降の催眠性が目と耳にもたらす効果を「Carceri d'invenzione」(「prisons」、1745、1761)のジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージ画の恐怖の階段と比較した。

[編集] 第2番 イ短調

「色彩」の愛称で呼ばれることかある。右手の、より弱い指を鍛える練習。親指人差し指は内声を、中指薬指小指で旋律を奏でる。

ショパンは元々、旋律では中指を伴わず薬指と小指のみで演奏することを意図していた。しかしこのような奏法は一般に困難であるため、その後中指を伴った奏法に変更された。

[編集] 第3番 ホ長調 『別れの曲』

旋律とポリフォニーの練習。中間部は様々な度数の重音跳躍。美しく閉じたら、直ちに次の荒々しい第4番へと進む指示。『別れの曲』という標題はショパンを題材にしたフランス映画の邦題に由来し、このように称されるのは日本のみである。原題は「Tristesse」であり、「悲しみ(哀しみ)」や「憂鬱」を意味する。

[編集] 第4番 嬰ハ短調

両手とも大変急速、かつ半音、一音の細かい動きとオクターブを超える分散和音の動きが交互に現れることで切替に困難を来す。全練習曲中屈指の難曲。海外では「Torrent(激発、迸り)」の愛称で呼ばれることもある。

[編集] 第5番 変ト長調 『黒鍵』

変ト長調で作曲されたこの曲は、右手による主旋律の全てが(第66小節の2拍目のヘ音を除いて)黒鍵によって演奏されることからこの通称がつけられている。後年になって付けられた通称であるが、ショパン自身もこのことは意識して作曲しているという。華やかな曲であるが、ショパン自身は「ただ黒鍵でかかれたという以上何の意味もない、こんな曲。」と語っている。

変ト長調は、変ト変イ変ロ・変ハ(ロ)・変ニ変ホ・ヘの各音からなる調で、太字で示した音が実際に黒鍵を使用する音である。

ゴドフスキー作曲ショパンのエチュードによる練習曲では、この曲の主題を編曲したものが最も多く、反行形や白鍵形など7つの応用形が提示されている。

[編集] 第6番 変ホ短調

第3番同様。ただしこちらは内声部の細かい(ヴィオラ的)動きを担当するのは、左手である。

[編集] 第7番 ハ長調

右手重音の練習。旋律が右手だけでなく、低音部にもある。常に軽快さと、レガートの柔軟性が求められる。海外では「Toccata(トッカータ)」や「雪上の狩り」の愛称で呼ばれることもある。

[編集] 第8番 ヘ長調

最も軽快な曲。上声部は旋律の上を駆け巡るパッセージを展開しており、正確な演奏を要求される。

[編集] 第9番 ヘ短調

左手の一見単純な伴奏型は、柔らかくよく動く手首を要求される。その上に自然に乗って、右手は始め静かに歌い出し、途中叫び、最後は両手揃って静かにお辞儀をするように幕を閉じる。

[編集] 第10番 変イ長調

跳躍するオクターブの軽快な旋律を様々なフレージングや奏法で弾く。華やかで演奏効果は高い。

[編集] 第11番 変ホ長調

アルペジオの練習曲で、両手とも間隔の非常に広い和音をハープの様に連続して、しかも柔らかく弾く。

[編集] 第12番 ハ短調 『革命』

この曲は、彼が演奏旅行でポーランドを離れていた際、革命が失敗し、故郷のワルシャワが陥落したとの報をきいて作曲したものといわれている。この時期のショパンの精神状態が普通でなかったことは彼の日記からもうかがえる。左手の急速な動きは間隔の広狭が次々と変化する。また右手オクターヴ(さらに幾つかの音を追加した和音)の練習。

ちなみに革命というタイトルはリストが付けたタイトルである。

[編集] 12の練習曲 Op.25

全てが3部形式で書かれているなど形式的な弱さが指摘されることがある。

[編集] 第1番 変イ長調 『エオリアン・ハープ』

両手とも流れる分散和音だが、ポジションの移動は小さい。音の列の中から何重もの旋律を浮かび上がらせる練習。『エオリアン・ハープ』以外にも「羊飼いの少年(Shepherd Boy)」と言われることもある。

[編集] 第2番 ヘ短調

アクセントが両手で交錯することで生じる浮揚感。右手の弱音での細かい動き。右手で2拍子、左手で3拍子を意識しなくてはいけないのが難しい。曲集中では技術的には容易なほうに属するが、右手の運指は密集した打鍵をするので別の困難さがある。後にブラームスが6度の和声をつけて改作している。海外では「Balm(慰め、癒し)」の愛称で呼ばれることもある。

[編集] 第3番 ヘ長調

内声部のトリルをできるだけ速く、軽く弾かなければいけない。増4度(減5度)の転調を2度繰り返して元調に戻るというユニークな手法がとられている。海外では「Cartwheel(車輪)」の愛称で呼ばれることもある。

[編集] 第4番 イ短調

両手スタッカートの練習。左手の跳躍を正確に弾きこなすのも困難な課題の一つ。右手で謎めいた旋律は時にスタッカートで、時にレガートで演奏される。が、右手は左手のスタッカート伴奏も一部受け持っているのであり、両者を一度に右手でこなすのも困難である。

[編集] 第5番 ホ短調

鋭い音価の付点リズムの和音と、その短い音の部分が長くなったリズムの差を弾き分ける。中間部は右手でその継続で充分なめらかになり重音付の分散和音を奏し続ける中で左手はバスを弾き、両手で適宜美しい旋律を弾く指を渡し合う。冒頭の指示標語から、「スケルツォ風」とも呼ばれる。

[編集] 第6番 嬰ト短調

右手の半音階3度重音の急速な連続。左手は幅広い分散和音の伴奏と低音旋律。初めは旋律的な美しさがひっそりと秘められているが、途中からそれは中音部において表に出て来て、聞く者の哀愁を誘う。ショパン練習曲中で最高の難曲の1つである。

[編集] 第7番 嬰ハ短調 『恋の二重唱』

旋律は、はじめカノンのように低声を高声が追いかけて始まるが、すぐに別々の動きを示し、時に反発し、時に寄り添いしながら続いてゆく。その掛け合いは、あたかもオペラの二重唱を見ているかのようである。

[編集] 第8番 変ニ長調

三部形式。右手は終始6度重音の連続。左手は6度を中心に様々な間隔の重音と、離れたバスを組み合わせての伴奏。最も練習曲的な作品でありピアニストは演奏前に最低でも二度繰り返して弾くべきだという指摘もある。

[編集] 第9番 変ト長調 『蝶々』

練習曲集最も短い曲の一つ。聞いた印象はかわいらしいが、特に右手が3度重音とオクターブの軽やかな連鎖を弾きこなすのは、大変な修練を要する。

[編集] 第10番 ロ短調

両手オクターブで強打する主部と、右手オクターブの美しい旋律プラス左手は様々な度数の重音による伴奏という中間部の対比が劇的である。

[編集] 第11番 イ短調 『木枯らし』

右手の急速な分散和音は、和音構成音と半音下降を巧みに組み合わせてあり、聞く者に異様な印象を与えることに成功している。

[編集] 第12番 ハ短調 『大洋』

両手アルペジョがうねるように延々と続く中に、美しいコラール風旋律が、あたかも水中に垣間見えるかのように聞こえる。

[編集] 3つの新練習曲 『モシェレスのメトードのための』

作曲家モシェレスフェティスの編纂した教則本「諸メトードのメトード(Methode des methodes)」の中に含まれており、作品番号はない。CDや楽譜などでは、2番と3番がよく入れ替わってることもある。

[編集] 第1番 ヘ短調

リズムの練習。右手は4分音符の三連符、左手は8分音符8個。曲調としてはop.25の第2番 ヘ短調と似ているがさらに陰鬱で左手声部の広い音域が特徴的である。

[編集] 第2番 変イ長調

右手で3連符、左手で2連符のリズムが終始続く。一見単調そうだが、絶妙な和声進行で書かれている。

[編集] 第3番 変ニ長調

片手でレガートとスタッカートを同時に引き分ける。ワルツのように軽快な曲

[編集] 関連項目



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