笠原栄一
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
| 笠原 栄一 |
|
| 基本情報 | |
|---|---|
| 国籍 |  日本 |
| 出身地 | 群馬県伊勢崎市 |
| 生年月日 | 1966年6月11日（42歳） |
| 身長 体重 |
188cm 84kg |
| 選手情報 | |
| 投球・打席 | 右投右打 |
| 守備位置 | 投手 |
| プロ入り | 1984年 ドラフト1位 |
| 初出場 | 1986年10月18日阪急戦（川崎） |
| 最終出場 | 1995年9月14日ロッテ戦（千葉） |
| 経歴 | |
|
|
| ■Template ■ウィキプロジェクト 野球選手 | |
笠原 栄一（かさはら えいいち、1966年6月11日 - ）は、日本のプロ野球選手。群馬県出身。
[編集] 来歴・人物
群馬県立佐波農業高等学校（現・群馬県立伊勢崎興陽高等学校）から1984年にドラフト会議でロッテから驚きの1位指名を受け入団。中央球界でも無名の選手のドラフト1位指名は当時話題となった。長身から投げ下ろされる140kmを超える速球で高校1年秋には1試合21奪三振を記録したその素質に球団は大いに期待を寄せ、金田正一の背番号34が与えられた。
2年目の終盤に1軍デビューを果たすが、このとき2日連続で先発し共に敗戦投手になるという珍記録を残した。結局制球難のため1軍に定着できず、未勝利のまま1993年11月にダイエーに金銭トレードにて移籍となる。
ダイエーではロッテ時代の先輩である村田兆治投手コーチが「大輪の遅咲き」を予言する（1996年日刊スポーツ選手名鑑より）も結局1勝もできず1996年に戦力外通告を受け現役引退。12年間在籍したが未勝利に終わった。
ドラフト1位選手が12年間未勝利というのは、大場隆広（中日・近鉄 1967 - 1975）を超えるプロ野球記録となった。
[編集] 通算成績
| 年度 | 球団 | 背番号 | 登板 | 勝利 | 敗戦 | 打者 | 投球回 | 被安 | 被本 | 与四 | 与死 | 奪三 | 失点 | 自責 | 防御率 | |||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1985 | ロッテ | 34 | - | |||||||||||||||||||||
| 1986 | 2 | 0 | 2 | 34 | 6 1/3 | 7 | 1 | 9 | 0 | 5 | 5 | 5 | 7.11 | |||||||||||
| 1987 | 2 | 0 | 0 | 5 | 1 1/3 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.00 | |||||||||||
| 1988 | 6 | 0 | 4 | 92 | 18 | 22 | 4 | 17 | 1 | 16 | 15 | 14 | 7.00 | |||||||||||
| 1989 | 1 | 0 | 1 | 7 | 1 | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | 2 | 18.00 | |||||||||||
| 1990 | 41 | 2 | 0 | 0 | 21 | 3 1/3 | 3 | 1 | 8 | 1 | 1 | 5 | 2 | 5.40 | ||||||||||
| 1991 | 7 | 0 | 1 | 68 | 17 | 11 | 2 | 7 | 0 | 11 | 8 | 7 | 3.71 | |||||||||||
| 1992-1993 | - | |||||||||||||||||||||||
| 1994 | ダイエー | 54 | - | |||||||||||||||||||||
| 1995 | 2 | 0 | 0 | 14 | 2 | 8 | 3 | 0 | 0 | 2 | 8 | 8 | 36.00 | |||||||||||
| 1996 | - | |||||||||||||||||||||||
| 通算 | 22 | 0 | 8 | 241 | 49 | 56 | 11 | 42 | 2 | 35 | 44 | 38 | 6.98 | |||||||||||
- 初登板 1986年10月18日阪急戦（川崎）1-3 先発し3回2/3を3失点で敗戦投手
[編集] 関連項目
| ロッテオリオンズ（現・千葉ロッテマリーンズ） 1984年ドラフト指名選手 |
|---|
| 1位：笠原栄一 / 2位：小川博 / 3位：岡部明一 / 4位：横田真之 / 5位：金沢健一 / 6位：伊藤優 |
