童歌
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童歌(わらべうた)とは、こどもが遊びながら歌う、昔から伝えられ歌い継がれてきた歌である。民謡の一種ととらえられるものもある。
その歌詞には、意味不明のものや、よく考えると恐ろしいものも多い。
なお、その歌う速度から、童謡とは別種と考えられている(童謡は比較的高速。これに対し童歌はこどもが遊びつつ歌うので低速)。
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[編集] 日本に伝わる童歌
分類すると、絵描き歌、数え歌、遊びの歌などに分けられる。
[編集] 絵描き歌
- たこにゅうどう
- さかな
- コックさん
[編集] 数え歌
[編集] 遊び歌
[編集] 2人組で遊ぶ手遊び歌
特に2人組で行う手遊び歌では、代表的な始め方として「せっせっせーのよいよいよい」のフレーズが挙げられる。このフレーズでは、まず自分の右手と相手の左手、自分の左手と相手の右手をつなぐ。そして「せっせっせー」で縦に3度振った後、つないだまま両手を交差させるようにし、「よいよいよい」で再度3度縦に振って手を離す。
- お寺の和尚さん
- 「お寺の和尚さんがカボチャの種を蒔きました」…と続くジャンケンの歌。
- おちゃらかほい
- 「おちゃらかおちゃらかおちゃらかほい」でじゃんけんをし、以下「おちゃらか勝ったよ(負けたよ・あいこで)おちゃらかほい」で延々とじゃんけんを続ける歌。
- 茶摘み
- アルプス一万尺(いちまんじゃく)
[編集] 集団で遊ぶ遊び歌
- かごめかごめ
- 中央に座った鬼が、自分の真後ろが誰かを当てるときの遊び歌。
- はないちもんめ
- 「勝って嬉しいはないちもんめ」から続く歌。
- 通りゃんせ
- 二人で手をつなぎアーチを作り、歌が続いている間に残りの子がその下を通り抜け、歌が終わった時にアーチの下にいた子を捕まえる遊び歌。
- ずいずいずっころばし
- いろはに金平糖
- 「いろはに金平糖」、「金平糖は甘い」、「甘いは砂糖」…と続く歌。
- 一かけ二かけ
- 西郷隆盛が登場する、わらべ歌では新しめの歌。手合わせ、お手玉などで歌われる。
- 今年の牡丹:今年の牡丹は良い牡丹と輪になった子供達が歌う。その時鬼は、輪の外にいる。歌が終了すると鬼が輪になった子供達の所にやってきて「輪に入れて」と頼む。
- せんべいやけた
- 「せんべい、せんべい、やけた。焼けたせんべいひっくり返せ」と歌いながら手の表と裏をつかって遊ぶ歌。
- あぶくたった
- 「あぶくたった にえたった にえたか どうだか 食べてみよう むしゃ むしゃ むしゃ まだ にえない」と歌って鬼ごっこになる。